There Is No Spoon

        対訳 奇跡のコース      奇跡のコース( 奇跡講座  A Course in Miracles ACIM )テキスト、ワークブック、マニュアルの和訳(日本語翻訳)

T31-8 終着

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レッスン110で、次のように、テキストからの引用がなされていました。






「For your five minute practice periods, begin with this quotation from the text:
5分間の実習時間を、テキストからの次の引用で始めてください。


“I am as God created me. His Son can suffer nothing. And I am His Son.”
「私は神に創造されたままの私だ。神の子は苦しむことなどできない。そして、私こそが神の子なのだ」


Then, with this statement firmly in your mind, try to discover in your mind this Self Who is the holy Son of God Himself.
それから、この宣言を固く自分の心に抱き、あなたの心の中に、聖なる神の子そのものであるこの大いなる自己を見つけることを試みてください。」

この引用は、テキスト第三十一章の八の5.からの引用です。

この節は、テキストのいちばん最後の節です。

テキストをちゃんと通して読みたいという方は、読むのは控えていただいたほうがよいかもしれません。




テキスト第三十一章 


VIII. Choose Once Again
八 もう一度選ぶ



1. Temptation has one lesson it would teach, in all its forms, wherever it occurs.
 どこで起ころうとも、いかなる形の誘惑も、ただひとつのことを教え込もうとします。

 It would persuade the holy Son of God he is a body, born in what must die, unable to escape its frailty, and bound by what it orders him to feel.
 すなわち、誘惑は、神聖な神の子に対して、彼が身体であり、死ぬように運命づけられたものの中に産まれ、身体の脆弱さから脱出することはできず、何を感じるかは身体が彼に命ずることによって縛られているのだと説得しようとします。

 It sets the limits on what he can do; its power is the only strength he has; his grasp cannot exceed its tiny reach.
 身体は、神の子にできることに限界を定め、身体の力だけが神の子の持つ唯一の強さであるとして、身体に到達できる狭い範囲でしか、神の子に物事が把握できないようにます。

 Would you be this, if Christ appeared to you in all His glory, asking you but this:
 もし栄に満ち溢れるキリストがあなたに姿を現わして、あなたに次のことを求めているだけだとしても、あなたはこんな身体でありたいというのでしょうか。


"Choose once again if you would take your place among the saviours of the world, or would remain in hell, and hold your brothers there."
「あなたは、この世界の救い主のひとりとしての自らの持ち場に就こうとするのか、それとも地獄に留まって、あなたの兄弟たちもそこに引き留めておきたいのか、もう一度選びなさい。」


 For He has come, and He is asking this.
 というのも、キリストはすでに来臨し、現にこのように尋ねているからです。




2. How do you make the choice?
 あなたはどのようにしてこの選択をしたらいいのでしょうか。

 How easily is this explained!
 それは本当に簡単に説明できることです。

 You always choose between your weakness and the strength of Christ in you.
 あなたはいつでも、あなたの弱さとあなたの中のキリストの強さのどちらかを選んでいます。

 And what you choose is what you think is real.
 そして、あなたが選択するのは、自分が本物だと思っているほうです。

 Simply by never using weakness to direct your actions, you have given it no power.
 単純に、あなたが自分の行動を方向づける際に、決して弱さを用いないようにさえすれば、あなたは弱さに何の力も与えたことにはなりません。

 And the light of Christ in you is given charge of everything you do.
 そうすれば、あなたの内なるキリストに、あなたのすることのすべての責任が託されることになります。

 For you have brought your weakness unto Him, and He has given you His strength instead.
 というのも、あなたが自分の弱さをキリストに手渡したので、その代わりにキリストがあなたに自らの強さを与えてくれたからです。

名称未設定


3. Trials are but lessons that you failed to learn presented once again, so where you made a faulty choice before you now can make a better one, and thus escape all pain that what you chose before has brought to you.
 様々な試練は、あなたが習得し損ったレッスンが再び提示されているものにほかなりません。だから、前のときは間違った選択をしてしまったとしても、あなたは、今回は正しい選択をすることがができます。そして、そうすることによって、あなたは自分の以前の選択によってもたらされた、すべての苦しみから逃れられるのです。

 In every difficulty, all distress, and each perplexity Christ calls to you and gently says, "My brother, choose again."
 いかなる困難に直面していようと、どれほど悲嘆に暮れていようと、どれほど混乱していようと、そのたびに、キリストはあなたに呼びかけ、優しく、「私の弟よ、もう一度、選び直しなさい」と言ってくれているのです。

 He would not leave one source of pain unhealed, nor any image left to veil the truth.
 キリストは苦痛の源をただのひとつとして癒されないままにはしておきません。また、キリストは、真理を覆い隠しているどんな形象もそのまま放っておくことはありません。

 He would not leave you comfortless, alone in dreams of hell, but would release your mind from everything that hides His face from you.
 キリストは、あなたを地獄の夢の中にひとりきりで、何の慰みもないままに放っておくことはありません。それどころか、キリストは、キリストの顔をあなたから隠しているすべてのものから、あなたの心を解放してくれます。

 His Holiness is yours because He is the only power that is real in you.
 キリストこそあなたの中に本当にあるただひとつの力なので、キリストの神聖さはあなたのものです。

 His strength is yours because He is the Self that God created as His only Son.
 キリストこそ神がそのひとり子として創造した大いなる自己なので、キリストの強さはあなたのものです。




4. The images you make cannot prevail against what God Himself would have you be.
 あなたが作り出す肖像には、神自らがあなたをこうあらせようとする姿を打ち負かすことはできません。

 Be never fearful of temptation, then, but see it as it is; another chance to choose again, and let Christ's strength prevail in every circumstance and every place you raised an image of yourself before.
 ゆえに、決して誘惑を恐れずに、それをありのままに見てください。すなわち、あなたが以前に自分自身の肖像を掲げたありとあらゆる状況や場所においてキリストの力強さが勝利を収めて行き渡っていくためにもう一度選び直す新たな機会として見るがよいでしょう。

 For what appears to hide the face of Christ is powerless before His majesty, and disappears before His holy sight.
 というのは、キリストの顔を隠しているように見えるものは、そのキリストの威厳を前にしては無力であり、キリストの神聖な一瞥を前にしては影も形もなく消え去ってしまうからです。

 The saviors of the world, who see like Him, are merely those who choose His strength instead of their own weakness, seen apart from Him.
 この世界の救い主たちとは、キリストと同じように見ようとする者、すなわち、単にキリストから離れて見るという自分たちの弱さの代わりに、キリストの力強さを選ぶ者たちのことにほかなりません。

 They will redeem the world, for they are joined in all the power of the Will of God.
 彼らはこの世界を救済するでしょう。というのは、彼らは、神の大いなる意志の持てるすべての力においてひとつになっているからです。

 And what they will is only what He wills.
 そして、彼らが意図することは、神が意図することだけです。

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5. Learn, then, the happy habit of response to all temptation to perceive yourself as weak and miserable with these words:
 それゆえ、自分自身を弱くて惨めなものだと知覚させようとするような誘惑には、そのすべてに明るい気持ちで次の言葉で応答する習慣を身につけてください。


"I am as God created me.
私は神が創造してくれたままの存在だ。

His Son can suffer nothing.
神の子には何も苦しむことなどできない。

And I am His Son."
そして、私こそがその神の子なのだ。」


 Thus is Christ's strength invited to prevail, replacing all your weakness with the strength that comes from God and that can never fail.
 こうして、キリストの強さが広く行き渡るようにと招かれ、あなたの弱さはすべて、神から来る絶対に失敗する心配などない力強さへと置き換わることになります。

 And thus are miracles as natural as fear and agony appeared to be before the choice for holiness was made.
 そうなれば、神聖なるものが選択されるまでは、恐れたり悶え苦しんだりすることが当然のように思えていたのと同じように、今度は奇跡が当たり前のことになります。

 For in that choice are false distinctions gone, illusory alternatives laid by, and nothing left to interfere with truth.
 というのも、その選択の中で、間違った区別はなくなるし、幻想の選択肢は手放され、真理を妨げるものが何もなくなるからです。




6. You are as God created you, and so is every living thing you look upon, regardless of the images you see.
 あなたは神に創造されたままのあなたです。そして、あなたがそこにどのような姿を見ていようとも、あなたの目にする命あるすべてのものも神に創造されたままです。

 What you behold as sickness and as pain, as weakness and as suffering and loss, is but temptation to perceive yourself defenseless and in hell.
 あなたが病気や苦痛、あるいは弱点、苦しみや損失として見ていることは、ただあなた自身を無防備な状態で地獄にいる存在だと知覚させようとする誘惑でしかありません。

 Yield not to this, and you will see all pain, in every form, wherever it occurs, but disappear as mists before the sun.
 こんな誘惑に屈しないでください。そうすれば、あなたにも、どんな形で、どこで起ころうとも、ただ太陽の前の霧のように、あらゆる苦痛が消えていくのがわかるでしょう。

 A miracle has come to heal God's Son, and close the door upon his dreams of weakness, opening the way to his salvation and release.
 神の子を癒すために奇跡が訪れ、彼の弱さの夢に扉を閉めて、彼の救済と解放への道を開いたのです。

 Choose once again what you would have him be, remembering that every choice you make establishes your own identity as you will see it and believe it is.
 自分が神の子にどのような存在であってほしいと思うのか、もう一度、選び直してください。ただし、あなたがする選択の一つひとつが、あなたが自分自身のことを何者とみなして信じることになるかを確立するということを覚えておいてください。

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7. Deny me not the little gift I ask, when in exchange I lay before your feet the peace of God, and power to bring this peace to everyone who wanders in the world uncertain, lonely, and in constant fear.
 私の求めるささやかな贈り物を私に捧げるのを拒まないでください。そうすれば、それと交換に、私はあなたの足許に神の平安とこの平安をみんなにもたらすための力を置きましょう。あなたはこの力によって、自信なく、ひとり寂しく、絶え間ない恐怖に怯えながらこの世界をさまよっている者たち全員に、神の平安をもたらすのです。

 For it is given you to join with him, and through the Christ in you unveil his eyes, and let him look upon the Christ in him. 
 というのは、あなたが彼とひとつになり、あなたの内なるキリストを通して、彼の目を覆っているものを取り除き、彼自身の内なるキリストを見つめられるようになるために、その力があなたに授けられているからです。




8. My brothers in salvation, do not fail to hear my voice and listen to my words.
 救いの中にいる私の兄弟よ、私の声を聞き逃すことなく、私の言葉に耳を澄ませてください。

 I ask for nothing but your own release.
 私が求めているのは、あなた自身の解放だけです。

 There is no place for hell within a world whose loveliness can yet be so intense and so inclusive it is but a step from there to Heaven.
 凛々たる美しさですべてを包み込み、天国から一歩しか離れていない世界には、地獄が入り込む余地などありません。

 To your tired eyes I bring a vision of a different world, so new and clean and fresh you will forget the pain and sorrow that you saw before.
 あなたの疲れた目には、私が違った世界ヴィジョンをもたらしてあげます。その世界はあまりに初々しく清潔で新鮮な世界なので、あなたは以前に見ていた苦悩や悲嘆など忘れてしまうでしょう。

 Yet this a vision is which you must share with everyone you see, for otherwise you will behold it not.
 しかし、このヴィジョンは、あなたが出会うすべての人たちと分かち合わなければならないものです。というのは、そうしないと、あなたにはそのヴィジョンが見えないからです。

 To give this gift is how to make it yours.
 このヴィジョンを贈り物として与えることこそ、そのヴィジョンを自分のものにするための方法なのです。

 And God ordained, in loving kindness, that it be for you.
 そして、神は愛に満ちた優しさで、その贈り物があなたのものになるようにと予め定めてくれているのです。


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9. Let us be glad that we can walk the world, and find so many chances to perceive another situation where God's gift can once again be recognized as ours!
 この世界を歩みながら、神の贈り物を自分たちのものとして再び認めることができる別の状況を知覚する機会を私たちがこんなにも多く見出すことができることを喜びましょう。

 And thus will all the vestiges of hell, the secret sins and hidden hates be gone.
 そうすれば、地獄の残痕であるとか、秘密にしている罪の数々、そして、胸に秘めた憎しみなど、全部消え去ってしまいます。

 And all the loveliness which they concealed appear like lawns of Heaven to our sight, to lift us high above the thorny roads we traveled on before the Christ appeared.
 そして、それらが隠していた美しさのすべてが、私たちの目の前に、まるで天国の芝生のように姿を現し、キリストが現われるまで私たちが旅してきた荊の道から、私たちを上から見下ろせる高みにまで抱き上げてくれます。

 Hear me, my brothers, hear and join with me.
 私の兄弟よ、私の言葉に耳を傾け、よく聞いて私とひとつに結ばれなさい。

 God has ordained I cannot call in vain, and in His certainty I rest content.
 神は私の呼びかけが無駄にならないように定めているし、そして、神の確信に私は満足しています。

 For you will hear, and you will choose again.
 というのも、あなたが私の声を聞いて、もう一度選び直してくれることは確実だからです。

 And in this choice is everyone made free.
 そして、あなたのこの選択が、みんなを解放することになるのです。




10. I thank You, Father, for these holy ones who are my brothers as they are Your Sons.
 大いなる父よ、あなたの子であるとともに私の兄弟でもあるこの聖なる者たちのために、私はあなたに感謝を捧げます。

 My faith in them is Yours.
 私の彼らへ信頼は、あなたのものです。

 I am as sure that they will come to me as You are sure of what they are, and will forever be.
 あなたがこの者たちの本来の姿とそれが永遠にそうであり続けることについて確信しているように、私もこの兄弟たちが私のところに来てくれると確信しています。

 They will accept the gift I offer them, because You gave it me on their behalf.
 彼らはきっと、私が差し延べる贈り物を受け取ってくれるでしょう。なぜなら、彼らのためにあなたはそれを私に授けてくれたからです。

 And as I would but do Your holy Will, so will they choose.
 そして、私はただあなたの聖なる意志を行なうので、この者たちもそうすることを選択するでしょう。

 And I give thanks for them.
 ですから、兄弟たちに代わって私が感謝を捧げます。

 Salvation's song will echo through the world with every choice they make.
 兄弟たちがその選択をするたびに、救いの歌が世界中に響き渡ります。

 For we are one in purpose, and the end of hell is near.
 というのは、私たちは目的をひとつにしており、地獄の終わりが近づいているからです。


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11. In joyous welcome is my hand outstretched to every brother who would join with me in reaching past temptation, and who looks with fixed determination toward the light that shines beyond in perfect constancy.
 誘惑を乗り越えて辿り着いて私とひとつになろうと、固い決意の下、完璧な不変性の中で輝き続けるに眼差しを向ける一人ひとりの兄弟に私は手を差し延べて喜んで迎え入れます。

 Give me my own, for they belong to You.
 私に属する者を与えてください。その者たちはあなたに属するからです。

 And can You fail in what is but Your Will?
 それに、あなたが自らの意志でしかないことにおいて失敗するようなことがありうるでしょうか。

 I give You thanks for what my brothers are.
 私の兄弟たちの本来の姿についてあなたに感謝を捧げます。

 And as each one elects to join with me, the song of thanks from earth to Heaven grows from tiny scattered threads of melody to one inclusive chorus from a world redeemed from hell, and giving thanks to You.
 ひとり、そしてまたひとりと、私とひとつに結ばれることを選んでくれるにつれて、地上から天国へと届く感謝の歌は、最初はところどころかすかにしか聞こえなかったメロディーは次第に大きくなって、やがて地獄から救済された世界から、あなたに感謝を捧げるひとつの大きな合唱となっていくことでしょう。





12. And now we say "Amen."
 そして今こそ、私たちは「アーメン」と唱えます。

 For Christ has come to dwell in the abode You set for Him before time was, in calm eternity.
 それは、時が始まる以前から、穏やかな永遠の中にあなたが彼のために備えておいてくれた住み処に住まうためにキリストがやってきたからです。

 The journey closes, ending at the place where it began.
 旅路は大詰めを迎え、それが始まったところで終わります。

 No trace of it remains.
 旅の痕跡はまったく残りません。

 Not one illusion is accorded faith, and not one spot of darkness still remains to hide the face of Christ from anyone.
 幻想はただのひとつとして信頼されることはなく、誰かからキリストの顔を隠すような一点の闇も残ってはいません。

 Thy Will is done, complete and perfectly, and all creation recognizes You, and knows You as the only Source it has.
 神の大いなる意志は完結し、完璧に成し遂げられました。そして、創造物すべてがあなたを認識し、あなたこそが自分たちすべての唯一の大いなる源なのだと知ります。

 Clear in Your likeness does the light shine forth from everything that lives and moves in You.
 あなたの中に生きて活動するありとあらゆるものから、あなたと同じものであることが明らかなが輝き出しています。

 For we have reached where all of us are one, and we are home, where You would have us be.
 というのも、私たちは私たちみんながひとつであるところに到達したからです。私たちは、とうとうあなたが私たちにいてほしいと願ってくれたわが家へと辿り着いたのです。


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