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There Is No Spoon

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レッスン129「この世界を越えた向こう側に、私の望む世界がある」


レッスン129です。

今日のテーマは、「この世界を越えた向こう側に、私の望む世界がある」です。




今日のテーマは、昨日の「私の見るこの世界には、私の望むものは何もない」の続きです。

コースの主張や表現としての文章は受け取りようによっては、コースは宇宙の消滅を目論んでいて、天国に対する地獄であるこの世界を消去することを目指していると解釈することができます。

解釈できるというよりも、実際、コースが目指すのはまさにその通り幻想世界の消滅であるのは紛れもない事実です。

けれど、分離幻想を抱くことによって生まれた幻想世界やエゴ・身体という幻の消滅を目指しはしても、それらの幻想が実在することを真に受けて、それらを攻撃して破壊して滅亡させようとするスタンスはコースの取るところではありません。

攻撃して滅亡させなくてもそもそも一度も実在したことがないわけなので、攻撃して消滅させようとするスタンス自体が仮想敵に実在性を付与する利敵行為(敵は実在しないので自滅行為というべきでしょうか)として幻想を存続させる支援をすることにしかなりません。

コースは、エゴの見ている幻想世界を目にしなくなることは確かに目指してはいても、それは世界を破壊したり消滅させたりすることによってではなく、見る者が変わることによって、つまり、幻想世界の架空のキャラクターに自己同一化している神の子が本当の自分を取り戻すことによって、自分だと思っていた人間も、そして、その人間がいる地球や宇宙といった幻想の世界がその背後に控えている真の世界へと変容し移行することを目指しています。真の世界から先の天国へは神に任せており、コースの守備範囲ではありません。


このように、世界の消滅といっても、世界と敵対することではなく、むしろ世界を愛することで、世界の偽りの姿を消し去るということが目指すところとなります。

この点で、キリストが行くなら地獄も天国になるし、たとえ天国でも不平不満でいっぱいの餓鬼が住むならそこは地獄に様変わりするという観点はつねに忘れずにいる必要があります。

世界や他者は私たちに幸せを運ぶ役割を担っているのではなく、私たちが助けとなるチャンスを運んでくれるという捉え方です。

このように、私たちには地獄に見えていても、その同じ地獄をキリストが見れば、そこは天国に様変わりするはずであり、そうだとすれば、今目の前に見えている醜い世界が消滅して美しい世界が天下ってくるというようなドラスティックな転換を期待することは、かえって世界への嫌悪感を募らせるばかりで害があると言えるでしょう。


ですので、昨日の「私の見るこの世界には、私の望むものは何もない」でとどまるのではなく、今日の「この世界を越えた向こう側に、私の望む世界がある」でさらなる一歩を踏み出すことには大きな意義があります。




Lesson 129


Beyond this world there is a world I want.
この世界を越えた向こう側に、私の望む世界がある。





1. This is the thought that follows from the one we practiced yesterday.
 これは、昨日私たちが実践した考えに続く考えです。

 You cannot stop with the idea the world is worthless, for unless you see that there is something else to hope for, you will only be depressed.
 あなたは、この世界には価値がないと考えるだけで立ち止まるわけにはいきません。というのも、あなたがそれ以外に何か希望を持てるのだとわからないかぎり、あなたはただ単に落胆することにしかならないからです。

 Our emphasis is not on giving up the world, but on exchanging it for what is far more satisfying, filled with joy, and capable of offering you peace.
 私たちが重視すべきなのは、この世界を断念することではなく、この世界を今よりずっと満足のいく、あなたに平安を差し延べてくれる喜びに満ちた世界と交換することです。

 Think you this world can offer that to you?
 この世界にそのような平安を差し延べることができるとあなたは思うのでしょうか。



2. It might be worth a little time to think once more about the value of this world.
 少しの時間を割いて、もう一度この世界の価値について考えてみるのは有意義でしょう。

 Perhaps you will concede there is no loss in letting go all thought of value here.
 そうすれば、たぶんあなたも、この世界に価値を置く思いをすべて去らせたとしても、何も失うことにはならないことを認めてくれるはずです。

 The world you see is merciless indeed, unstable, cruel, unconcerned with you, quick to avenge and pitiless with hate.
 あなたの見ているこの世界は実に無慈悲で、気まぐれで、冷酷で、あなたのことなど歯牙にもかけずに、すぐに復讐し、憎しみに満ちていて容赦することがありません。

 It gives but to rescind, and takes away all things that you have cherished for a while.
 この世界は、ただ取りあげるためにだけ与え、そして、あなたがしばらくの間大切にしてきたものをすべて奪い去ってしまいます。

 No lasting love is found, for none is here.
 この世界では永続する愛は見つかりません。というのも、この世界には永続する愛は何も存在しないからです。

 This is the world of time, where all things end.
 この世界は時間の世界であり、そこでは、すべてのものに終わりがあります。



3. Is it a loss to find a world instead where losing is impossible; where love endures forever, hate cannot exist and vengeance has no meaning?
 こんな世界の代わりに、何も失うことが不可能で、愛が永遠に続き、憎しみが存在できず、復讐が何の意味も持たない世界を見出すことは、はたして損失でしょうか。

 Is it loss to find all things you really want, and know they have no ending and they will remain exactly as you want them throughout time?
 あなたが真に望むものすべてを見出し、それらに終わりがなく、あらゆる時間を通じて、あなたの望む通りにあり続けると知ることが損失でしょうか。

 Yet even they will be exchanged at last for what we cannot speak of, for you go from there to where words fail entirely, into a silence where the language is unspoken and yet surely understood.
 しかし、あなたが真に望むそれらのものですら、最終的には、私たちには語ることのできないものと交換されることになります。というのも、そこから先、あなたは完全に言葉が役に立たず、言葉で語られることはないけれど確実に理解できる静寂へと進むことになるからです。



4. Communication, unambiguous and plain as day, remains unlimited for all eternity.
 日ののように明快で曖昧さのないコミュニケーションは、永遠に無限に存続します。

 And God Himself speaks to His Son, as His Son speaks to Him.
 そして、神自身がわが子に語りかけ、同じように、神の子は父なる神に語ります。

 Their language has no words, for what They say cannot be symbolized.
 神と神の子がコミュニケーションに用いる伝達手段は言葉を介するものではありません。というのも、神と神の子が伝え合うことを象徴化することなどできないからです。

 Their knowledge is direct and wholly shared and wholly one.
 神と神の子の知識は、直接伝わって完全に分かち合われるので、完全にひとつのものです。

 How far away from this are you who stay bound to this world.
 この世界に縛り付けられたままでいるあなたは、この状態からどれほどかけ離れてしまっていることでしょうか。

 And yet how near are you, when you exchange it for the world you want.
 それでも、あなたがこの世界を自分の望む世界と交換するとき、あなたはどれほどこの状態の近くにいることでしょうか。



5. Now is the last step certain; now you stand an instant's space away from timelessness.
 いまや、最後の一歩が踏み出されるのは間違いありません。今、あなたは時間のない状態から一瞬の間しか離れていないところに立っているからです。

 Here can you but look forward, never back to see again the world you do not want.
 ここでは、あなたは前を見ることしかできず、自分の望まない世界を再び見るために戻ることは決してできません。

 Here is the world that comes to take its place, as you unbind your mind from little things the world sets forth to keep you prisoner.
 あなたが、この世界があなたを囚われの身に保とうとして差し出すつまらない物事から自分の心を解き放つにつれて、この世界に置き換わる新たな世界がここに姿を現します。

 Value them not, and they will disappear.
 この世界が差し出すつまらないものに価値を置かないでください。そうすれば、それらは消え去るでしょう。

 Esteem them, and they will seem real to you.
 それらを尊重するなら、それらはあなたにとって本物に見えてくるでしょう。



6. Such is the choice.
 選択するのはこんなものなのです。

 What loss can be for you in choosing not to value nothingness?
 無に価値を置かないと選ぶことで、あなたに何の損があるというのでしょうか。

 This world holds nothing that you really want, but what you choose instead you want indeed!
 この世界には、あなたが真に望むものは何もありません。しかし、あなたがこの世界の代わりに選ぶ世界はあなたが真に望むものです。

 Let it be given you today.
 今日こそ、その新しい世界を自分に与えてもらってください。

 It waits but for your choosing it, to take the place of all the things you seek but do not want.
 その新たな世界は、あなたが追い求めはしても実は望んでいないすべての物事に置き換わるために、ただあなたがそれを選んでくれることだけを待っています。



7. Practice your willingness to make this change ten minutes in the morning and at night, and once more in between.
 朝と夜、そして昼間にもう1回のそれぞれ10分間ずつ、あなたが快くこの変化を起こす意欲を持てるよう実践してください。

 Begin with this:
 実習は、次のように始めてください。


Beyond this world there is a world I want.
この世界を越えた向こう側に、私の望む世界がある。

I choose to see that world instead of this, for here is nothing that I really want.
私は、この世界の代わりにその世界を見ることを選ぶ。というのも、この世界には私の真に望むものは何もないからだ。


 Then close your eyes upon the world you see, and in the silent darkness watch the lights that are not of this world light one by one, until where one begins another ends loses all meaning as they blend in one.
 それから、あなたに見えている世界に自分の目を閉ざしてください。そして、静かなの中で、この世界のものではないがひとつまたひとつと輝きはじめ、一つひとつのが融合して、どこがひとつのの始まりで、どこが別のの終わりなのかということがまったく意味をなさなくなるまでまで、それを見守ってください。



8. Today the lights of Heaven bend to you, to shine upon your eyelids as you rest beyond the world of darkness.
 今日、あなたがの世界を越えた向こう側に安らぐにつれて、あなたに天国が注がれて、あなたのまぶたの上に輝きます。

 Here is light your eyes can not behold.
 ここに、あなたの目では見ることのできない光があります。

 And yet your mind can see it plainly, and can understand.
 それでいながら、あなたの心にはこの光がはっきりと見えるし、理解することもできます。

 A day of grace is given you today, and we give thanks.
 神の恵みの1日が今日あなたに授けられ、私たちは感謝を捧げます。

 This day we realize that what you feared to lose was only loss.
 今日、私たちは、あなたが失うことを恐れていたものは、損失だけだったのだと悟ります。



9. Now do we understand there is no loss.
 もう私たちには、損失など存在しないということが理解できます。

 For we have seen its opposite at last, and we are grateful that the choice is made.
 というのも、私たちは、とうとう損失とは正反対のものを見て、それを選ぶ決断がなされたこと喜んでいるからです。

 Remember your decision hourly, and take a moment to confirm your choice by laying by whatever thoughts you have, and dwelling briefly only upon this:
 1時間ごとに、自分の決断を思い出して、自分の選択を確実なものにするためにしばらく時間をとって、自分の抱くどのような思いも脇に置いて、手短かに次のことだけを考えてください。


The world I see holds nothing that I want.
私の見るこの世界には、私の望むものは何もない。

Beyond this world there is a world I want.
この世界を越えた向こう側に、私の望む世界がある。


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それでは、ブリトニーさんのレッスンです。




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