レッスン136「病気になることは、真理に逆らって防衛しようとすることだ」


All truths are easy to understand once they are discovered; the point is to discover them.
どんな真理もひとたびそれを見つけ出せれば、理解するのは簡単である。問題はそう簡単に真理に気づけないことなのだ。

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Galileo Galilei
ガリレオ・ガリレイ



神との霊交の中で人生が夢であることを会得せよ

神との霊交から得られる聖なる意識の中で生きるようになりなさい。その意識にあるとき、この人生は夢であることがはっきりとわかります。それは、努力しさえすれば決して難しいことではありません。心やからだが健康を失うと、意識をからだから引き離すことが難しくなります。ですから、今健康で丈夫なうちに努力することが賢明です。
物質的欲望は、神を求める気持ちを奪い去ってしまいます。毎日のようにだれかが私の所へ来て、自分にはあれが必要だとか、これが必要だなどと言います。しかし、私にはそれがこっけいに見えます。なぜなら、その人が必要だと思っているものを持っていない人が、ほかに何千人もいるからです。ほとんどの人が必要としていないものを、なぜその人だけが必要なのでしょう? 人間にとってほんとうに必要なものは神だけです。この世のものに必要と言えるものなど何もありません。財産も、音楽も、本も、そのほかのどんな感覚的楽しみも、あなたが執着するに値しないものです。あなたは神の中に永遠の生命をもっているのです。
この真理を自覚しなさい。さもないと、この人生の契約期限が切れて肉体を離れたあとも、あなたはそれらの執着に縛られることになります。反対に、神と一体になれば、もうこの夢の地上世界に強制的に引き戻されることはなくなります。そして、もし望むならば、この地上の兄弟たちの内に宿たもう神に仕えるために、いつでも好きなときに好きな期間、自分の自由意志によってこの地上を訪れることができるようになります。
神の喜びの中で生きる人々は死というものを知りません。この境地に達するには、ただ機械的に祈るだけでは不十分です。「神は自分の祈りを聞いてくださる」という信念をもって、その祈りの中に完全に没頭しなさい。このように愛と熱情のすべてを捧げて神に祈れば、神はいつでもあなたの内に来てくださるでしょう。



Paramahansa Yogananda
パラマハンサ・ヨガナンダ(「人間の永遠の探求」29ページ)







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レッスン136です。


「病気になることは、真理に逆らって防衛しようとすることだ」が今日のレッスンです。


病気は身体にアイデンティティーを抱かせるための有効なツール

レッスンでは、病気は、偶然降りかかる災厄ではなく、自分を身体だと誤信させて自己欺瞞に陥らせるための狂気の仕掛けだということが語られます。

「7. Sickness is a decision.
 病気は決断してなるものです。

 It is not a thing that happens to you, quite unsought, which makes you weak and brings you suffering.
 病気は、あなたがまったく求めもしないのに、偶然あなたに降りかかってきて、あなたを弱めてあなたに苦悩をもたらすものではありません。

 It is a choice you make, a plan you lay, when for an instant truth arises in your own deluded mind, and all your world appears to totter and prepare to fall.
 病気は、幻想に惑わされたあなたの心に真理が姿を現して、あなたの世界のすべてがぐらついて、今にも崩壊しそうに見える一瞬に備えてあなたが立てる計画であり、あなたが下す選択なのです。

 Now are you sick, that truth may go away and threaten your establishments no more.
 もうあなたが病気となったので、真理は去り、あなたの築き上げたものはそれ以上脅かされずに済むというわけです。



8. How do you think that sickness can succeed in shielding you from truth?
 どうしてあなたは、病気には、あなたを真理から遮断することができると考えているのでしょうか。

 Because it proves the body is not separate from you, and so you must be separate from the truth.
 そのわけは、病気は身体があなたから分離していないと証明するので、そうだとすれば、あなたは真理から切り離されているに違いないということになるからです。

 You suffer pain because the body does, and in this pain are you made one with it.
 身体が苦しむので、あなたも苦しみ、この苦痛の中で、あなたは身体と一体になります。

 Thus is your "true" identity preserved, and the strange, haunting thought that you might be something beyond this little pile of dust silenced and stilled.
 こうして、あなたの「本当の」アイデンティティーが保たれます。こうすることで、本当の自分はこのちっぽけな塵の塊など及びもつかない別の存在なのかもしれないという奇妙に心に付きまとう思いは静かに沈黙させられてしまいます。

 For see, this dust can make you suffer, twist your limbs and stop your heart, commanding you to die and cease to be.
 というのも、この塵の塊には、あなたを苦しませ、あなたの手足を捻り、あなたの心臓を止め、あなたに死んで存在しなくなるように命じることができるということがわかるからです。」


一瞬よりも短い時間で、自分が信じたがっている信念=身体が自分だという信念が真理によって脅威にさらされていると評価し、逃げる必要があると判断し、実在のものと判断した真理による脅威を減少させるための防衛策を意識的に講じ、その後、自分でそれを仕組んだことを忘れ去ります。

自分で意識して防衛策を講じたことを忘れることによって、当人にとっては無意識に防衛がなされることになるので、脅威は、自分自身の意図の及ばない外部に存在するように見えることになり、自分自身によって引き起こされた出来事ではなく、自分の心の状態を超えたところで起こっている出来事の結果が自分に対して現実的な影響を及ぼしているかのように思えることになります。


自分が真理から自らを防衛するために病気を選択したと気づくことが必要

病気は、自分が真理からかけ離れており、自分は身体であると証明する有効な防衛手段となります。



その仕組みはこうです。

「8. How do you think that sickness can succeed in shielding you from truth?
 どうしてあなたは、病気には、あなたを真理から守ることに成功できると考えているのでしょうか。

 Because it proves the body is not separate from you, and so you must be separate from the truth.
 そのわけは、病気は身体があなたから分離していないと証明するので、そうだとすれば、あなたは真理から切り離されているに違いないということになるからです。」


このような防衛によって自らを病気にすることは自ら決断することであり、癒しのためには、本当の自分が誰なのか思い出し、病気が真理に逆らって防衛することであり、心には攻撃することができないのだから、病気になることは不可能だと気づくことが必要になります。

「I have forgotten what I really am, for I mistook my body for myself.
私は、自分が本当は誰なのか忘れていた。というのは、私は自分の身体が自分自身だと誤解していたからだ。

Sickness is a defense against the truth.
病気は、真理に逆らって防衛することだ。

But I am not a body.
しかし、私は身体ではない。

And my mind cannot attack.
そして、私の心は攻撃することができない。

So I can not be sick.
だから、私は病気になることはできないのだ。」



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Lesson 136

Sickness is a defense against the truth.
病気になることは、真理に逆らって防衛しようとすることだ。





1. No one can heal unless he understands what purpose sickness seems to serve.
 病気が奉仕するように見えている目的が何なのか理解するまでは、誰も癒すことはできません。

 For then he understands as well its purpose has no meaning.
 というのも、そうしてはじめて、彼は病気の目的には何の意味もないと理解できるからです。

 Being causeless and without a meaningful intent of any kind, it cannot be at all.
 病気には原因がなく、有意義な目的を少しも伴わないので、病気はまったくありえないものです。

 When this is seen, healing is automatic.
 このことがわかったとき、癒しは自動的に起こります。

 It dispels this meaningless illusion by the same approach that carries all of them to truth, and merely leaves them there to disappear.
 すべての幻想を真理の下へともたらし、そこで幻想がただ消え去るに任せるのと同じアプローチの仕方によって、癒しは、この病気という無意味な幻想を消し去ります。



2. Sickness is not an accident.
 病気は、偶然起こる災難ではありません。

 Like all defenses, it is an insane device for self-deception.
 どんな防衛もそうであるように、病気は自分で自分の心を騙すための狂気の仕掛けなのです。

 And like all the rest, its purpose is to hide reality, attack it, change it, render it inept, distort it, twist it, or reduce it to a little pile of unassembled parts.
 ほかのすべての防衛と同じく、病気の目的は、現実を隠蔽し、攻撃し、変化させ、無力化し、歪めて捻じ曲げ、現実をまとまりのない断片の取るに足らない集積へと貶めることです。

 The aim of all defenses is to keep the truth from being whole.
 すべての防衛の目的は、真理が完全にならないように保つことです。

 The parts are seen as if each one were whole within itself.
 それらの断片は、まるでそれぞれがそれ自体で完全であるかのように見えます。



3. Defenses are not unintentional, nor are they made without awareness.
 防衛は、意図せずになされるものではないし、自覚なしになされるものでもありません。

 They are secret, magic wands you wave when truth appears to threaten what you would believe.
 防衛は、真理があなたの信じたいものを脅かすように思えるときに、あなたが揮(ふる)う秘密の魔法の杖です。

 They seem to be unconscious but because of the rapidity with which you choose to use them.
 防衛が無意識になされるように思えるのは、ただ単にあなたがあまりに迅速に防衛を用いる選択を下すためでしかありません。

 In that second, even less, in which the choice is made, you recognize exactly what you would attempt to do, and then proceed to think that it is done.
 その瞬間、それどころか一瞬よりも短い時間のうちに、その選択が下され、あなたは自分がしようとしていることを正確に認識し、それから、すでにそれがなされたものと思考するというプロセスが進行します。



4. Who but yourself evaluates a threat, decides escape is necessary, and sets up a series of defenses to reduce the threat that has been judged as real?
 脅威があると評価して、逃げる必要があると決断し、現実のものと判断した脅威を減少させるための一連の防衛策を講じるのは、あなたのほかに誰もいません。

 All this cannot be done unconsciously.
 このようなことすべてを無意識に行えるはずがありません。

 But afterwards, your plan requires that you must forget you made it, so it seems to be external to your own intent; a happening beyond your state of mind, an outcome with a real effect on you, instead of one effected by yourself.
 しかし、そのあとで、あなたの計画が、あなたは自分でそれを仕組んだことを忘れなければならないと要求します。そうすれば、脅威は、あなた自身の意図の及ばない外部に存在するように見えるようになり、あなた自身によって引き起こされた出来事ではなく、あなたの心境を超えたところで起こっている出来事の結果があなたに対して現実的な影響を及ぼしているかのように思えるようになるからです。



5. It is this quick forgetting of the part you play in making your "reality" that makes defenses seem to be beyond your own control.
 あなたの「現実」を作り出すうえであなたが果たしている役割をこのように速やかに忘却することで、防衛があなた自身のコントロールの及ばないものであるかのように思えるようになります。

 But what you have forgot can be remembered, given willingness to reconsider the decision which is doubly shielded by oblivion.
 しかし、忘却によって二重に保護されたその決断を考え直してみる意欲があれば、あなたが忘れてしまったことを思い出すことができます。

 Your not remembering is but the sign that this decision still remains in force, as far as your desires are concerned.
 あなたが現に覚えていないことは、ただ単に、あなたの願望に関するかぎり、この決断が依然として効力を保っている印でしかありません。

 Mistake not this for fact.
 このことを事実だと誤解しないでください。

 Defenses must make facts unrecognizable.
 防衛は、必ず事実を認識不能なものにしてしまいます。

 They aim at doing this, and it is this they do.
 防衛は、事実に気づかせないようにすることを狙いとしているので、現に防衛によって事実がわからなくなってしまうのです。



6. Every defense takes fragments of the whole, assembles them without regard to all their true relationships, and thus constructs illusions of a whole that is not there.
 すべての防衛は、全体からいくつかの断片を取って、それらの真の相互関係などお構いなしにそれらの断片をよせ集め、そうすることで、そこにありもしない幻の全体像を構築します。

 It is this process that imposes threat, and not whatever outcome may result.
 脅威を感じさせているのは、このプロセスなのであって、いかなる成り行きに帰結しようとも、その結果が脅威であるわけではありません。

 When parts are wrested from the whole and seen as separate and wholes within themselves, they become symbols standing for attack upon the whole; successful in effect, and never to be seen as whole again.
 全体からいくらかの部分がもぎ取られ、ばらばらに分離していて、それ自体で自己完結しているとみなされるとき、それらの断片は、全体に対する攻撃が功を奏したことの象徴となります。その象徴は、実際に効果を発揮して、決して再び全体として見られることはなくなります。

 And yet you have forgotten that they stand but for your own decision of what should be real, to take the place of what is real.
 それでも、あなたが忘れてしまっているのは、断片は単に、現実であるものに置き換えるために、現実であるべきだとあなたが自分で決定したものを表しているだけだということです。



7. Sickness is a decision.
 病気は決断してなるものです。

 It is not a thing that happens to you, quite unsought, which makes you weak and brings you suffering.
 病気は、あなたがまったく求めもしないのに、偶然あなたに降りかかってきて、あなたを弱めてあなたに苦悩をもたらすものではありません。

 It is a choice you make, a plan you lay, when for an instant truth arises in your own deluded mind, and all your world appears to totter and prepare to fall.
 病気は、幻想に惑わされたあなたの心に真理が姿を現して、あなたの世界のすべてがぐらついて、今にも崩壊しそうに見える一瞬に備えてあなたが立てる計画であり、あなたが下す選択なのです。

 Now are you sick, that truth may go away and threaten your establishments no more.
 もうあなたが病気となったので、真理は去り、あなたの築き上げたものはそれ以上脅かされずに済むというわけです。



8. How do you think that sickness can succeed in shielding you from truth?
 どうしてあなたは、病気には、あなたを真理から遮断することができると考えているのでしょうか。

 Because it proves the body is not separate from you, and so you must be separate from the truth.
 そのわけは、病気は身体があなたから分離していないと証明するので、そうだとすれば、あなたは真理から切り離されているに違いないということになるからです。

 You suffer pain because the body does, and in this pain are you made one with it.
 身体が苦しむので、あなたも苦しみ、この苦痛の中で、あなたは身体と一体になります。

 Thus is your "true" identity preserved, and the strange, haunting thought that you might be something beyond this little pile of dust silenced and stilled.
 こうして、あなたの「本当の」アイデンティティーが保たれます。こうすることで、本当の自分はこのちっぽけな塵の塊など及びもつかない別の存在なのかもしれないという奇妙に心に付きまとう思いは静かに沈黙させられてしまいます。

 For see, this dust can make you suffer, twist your limbs and stop your heart, commanding you to die and cease to be.
 というのも、この塵の塊には、あなたを苦しませ、あなたの手足を捻り、あなたの心臓を止め、あなたに死んで存在しなくなるように命じることができるということがわかるからです。



9. Thus is the body stronger than the truth, which asks you live, but cannot overcome your choice to die.
 こうして、身体は真理よりも強力なものとなります。真理はあなたに生きるように求めますが、あなたの死ぬという選択を押しとどめることはできません。

 And so the body is more powerful than everlasting life, Heaven more frail than hell, and God's design for the salvation of His Son opposed by a decision stronger than His Will.
 だから、身体は、永遠に続く生命よりもずっと強力なものであり、天国は地獄よりも脆弱で、神がわが子のために立てた救済計画は、神の大いなる意志よりも強力な決意によって挫かれたことになります。

 His Son is dust, the Father incomplete, and chaos sits in triumph on His throne.
 神の子は塵であって、その父は不完全だということになり、混沌が勝ち誇って神の玉座に就くことになります。



10. Such is your planning for your own defense.
 こんなものが、自分自身を守ろうとしてあなたが立てた計画です。

 And you believe that Heaven quails before such mad attacks as these, with God made blind by your illusions, truth turned into lies, and all the universe made slave to laws which your defenses would impose on it.
 そして、あなたは、天国がこんな狂気の攻撃を前にして怖気づき、神はあなたの目くらましによって盲目となり、真理は偽りへと変わり、そして、あなたの防衛が課す法則に全宇宙が隷属させられたものと信じているのです。

 Yet who believes illusions but the one who made them up?
 しかし、その幻想をでっちあげた当のあなた以外に、いったい誰がそんな幻想を信じるというのでしょうか。

 Who else can see them and react to them as if they were the truth?
 いったいほかの誰が、そんな幻想を見たり、それらの幻想がまるで本物であるかのように反応したりできるでしょうか。



11. God knows not of your plans to change His Will.
 神の大いなる意志を変えようとするあなたの計画のことなど、神は関知しません。

 The universe remains unheeding of the laws by which you thought to govern it.
 宇宙は、あなたがそれを手段に宇宙を支配しようと目論んでいた法則など歯牙にもかけません。

 And Heaven has not bowed to hell, nor life to death.
 それに、天国が地獄に屈したことはないし、生命が死に屈服したこともありません。

 You can but choose to think you die, or suffer sickness or distort the truth in any way.
 あなたにできるのはせいぜい、自分が死ぬとか、病気に苦しむとか、多少なりとも真理を歪曲したと思うことを選択することくらいです。

 What is created is apart from all of this.
 創造されたものは、このようなことのすべてから隔絶しています。

 Defenses are plans to defeat what cannot be attacked.
 防衛は、攻撃されようのないものを打ち負かそうと企てることです。

 What is unalterable cannot change.
 不変なるものは変わることなどできません。

 And what is wholly sinless cannot sin.
 そして、完全に罪なきものが罪を犯すことなどできません。



12. Such is the simple truth.
 そんなことは、単純な真理です。

 It does not make appeal to might nor triumph.
 真理は、力に訴えることはしないし、征服することもありません。

 It does not command obedience, nor seek to prove how pitiful and futile your attempts to plan defenses that would alter it.
 真理は服従を命ずることはないし、真理を変えようとする防衛の計画を立てるあなたの試みがいかに浅ましく無駄なことなのか証明しようともしません。

 Truth merely wants to give you happiness, for such its purpose is.
 真理は単に、あなたに幸福を与えたいと望むだけです。というのも、それが真理の目的だからです。

 Perhaps it sighs a little when you throw away its gifts, and yet it knows, with perfect certainty, that what God wills for you must be received.
 もしかしたら、あなたが真理からの贈り物を投げ捨てるとき、真理は小さなため息をつくかもしれませんが、それでも、真理は、神があなたのために意図するものは必ずあなたに受け取ってもられると完全な確信をもって知っています。



13. It is this fact that demonstrates that time is an illusion.
 この事実そのものが、時間が幻想であることを物語っています。

 For time lets you think what God has given you is not the truth right now, as it must be.
 というのも、神があなたに与えたものは真理であるに違いないのに、まさに今、それが真理ではないと時間はあなたに思わせているわけだからです。

 The Thoughts of God are quite apart from time.
 神の大いなる思いは、時間から完全に隔絶しています。

 For time is but another meaningless defense you made against the truth.
 というのも、時間というのは単に、あなたが真理に逆らって作りあげたもうひとつの無意味な防衛でしかないからです。

 Yet what He wills is here, and you remain as He created you.
 しかし、神が意図することはここにあり、そして、あなたは神に創造されたままのあなたであり続けるのです。



14. Truth has a power far beyond defense, for no illusions can remain where truth has been allowed to enter.
 真理は、防衛が遠く及ばない力を持っています。というのも、真理が入ることを許された場所には、いかなる幻想も留まることはできないからです。

 And it comes to any mind that would lay down its arms, and cease to play with folly.
 そして、武装を解除して、愚かな振る舞いを止めさえすれば、どんな心にも真理は訪れます。

 It is found at any time; today, if you will choose to practice giving welcome to the truth.
 もしあなたが実際に真理を歓迎することを選択するなら、真理はいつでも、それこそ今日にでも見出せるのです。



15. This is our aim today.
 これが私たちの今日の狙いです。

 And we will give a quarter of an hour twice to ask the truth to come to us and set us free.
 そこで、私たちは、2回、15分間をかけて、真理に私たちのところに訪れて、私たちを自由にしてくれるように求めることにします。

 And truth will come, for it has never been apart from us.
 そうすれば、真理は訪れるでしょう。というのも、真理は一度も私たちから離れてはいなかったからです。

 It merely waits for just this invitation which we give today.
 真理は単に、私たちが今日差し出すこの招待を待っているだけです。

 We introduce it with a healing prayer, to help us rise above defensiveness, and let truth be as it has always been:
 私たちは、私たちが防衛を克服して、真理をつねにそうであったままにさせられるように、真理を次のような癒しの祈りで迎え入れます。


Sickness is a defense against the truth.
病気は、真理に対する防衛だ。

I will accept the truth of what I am, and let my mind be wholly healed today.
私は、自分が何者かという真理を受け入れて、今日、自分の心を完全に癒してもらうことにする。



16. Healing will flash across your open mind, as peace and truth arise to take the place of war and vain imaginings.
 癒しがあなたの開かれた心の全体に流れこみ、平安と真理が生じて、争いと空疎な想像に取って代わります。

 There will be no dark corners sickness can conceal, and keep defended from the light of truth.
 病気が覆い隠すことができて、真理の光から防衛され続けることができるような暗い物陰は存在しなくなります。

 There will be no dim figures from your dreams, nor their obscure and meaningless pursuits with double purposes insanely sought, remaining in your mind.
 あなたの夢から仄暗い影のような登場人物たちはいなくなり、彼らが二重の目的を掲げて狂ったように探し求めていた彼らのおぼろげで無意味な探求も、あなたの心に残ってはいません。

 It will be healed of all the sickly wishes that it tried to authorize the body to obey.
 あなたの心は、身体に服従させようと努めてきたすべての病的な願望から癒されるでしょう。



17. Now is the body healed, because the source of sickness has been opened to relief.
 いまや、身体は癒されました。なぜなら、病気の源が白日のもとにさらされて取り除かれたからです。

 And you will recognize you practiced well by this:
 そして、あなたがうまく実習できたかどうかは、次のようにして見定めることができるでしょう。

 The body should not feel at all.
 うまく実習できていれば、身体はまったく何も感じないはずです。

 If you have been successful, there will be no sense of feeling ill or feeling well, of pain or pleasure.
 もしあなたが成功していれば、気分が悪いとか良いという感覚もなければ、苦痛や快楽の感覚も存在しないでしょう。

 No response at all is in the mind to what the body does.
 身体が何をしようとも、心にはまったく何の反応もありません。

 Its usefulness remains and nothing more.
 身体の使いみちは残っていますが、それだけです。



18. Perhaps you do not realize that this removes the limits you had placed upon the body by the purposes you gave to it.
 たぶんあなたにはよくわからないでしょうが、このことが、あなたが身体に与えた目的によって、あなたが身体に押しつけていた制限を取り除くことになります。

 As these are laid aside, the strength the body has will always be enough to serve all truly useful purposes.
 このような制限が取り払われるにつれ、身体の持つ力は、いつでも本当に有益な目的のために十分に奉仕できるようになります。

 The body's health is fully guaranteed, because it is not limited by time, by weather or fatigue, by food and drink, or any laws you made it serve before.
 身体の健康は、完全に保証されます。なぜなら、身体は、時間や天候や疲労や飲食、その他、以前にあなたが身体に従わせていたいかなる法則によっても制限されなくなっているからです。

 You need do nothing now to make it well, for sickness has become impossible.
 もうあなたは身体を健康にするために何もする必要はありません。というのも、病気になることが不可能となったからです。



19. Yet this protection needs to be preserved by careful watching.
 しかし、この保護状態は、注意深く見守ることによって維持する必要があります。

 If you let your mind harbor attack thoughts, yield to judgment or make plans against uncertainties to come, you have again misplaced yourself, and made a bodily identity which will attack the body, for the mind is sick.
 というのは、もしあなたが自分の心が攻撃的な思いを抱いたり、価値判断することに屈したり、不確かな未来に対して計画を立てようとしたりするのを容認してしまうと、心が病んでしまうので、あなたは再び自分自身を不適当な場所に置いて自分を身体と同一視し、身体を攻撃することになってしまうからです。



20. Give instant remedy, should this occur, by not allowing your defensiveness to hurt you longer.
 もしこのようなことが起こったら、自分の防衛があなたをそれ以上傷つけるのを容認しないことによって、すぐさま治療を施してください。

 Do not be confused about what must be healed, but tell yourself:
 何が癒されるべきなのかについて混同することなく、次のように、自分に言い聞かせてください。


I have forgotten what I really am, for I mistook my body for myself.
私は、自分が本当は誰なのか忘れていた。というのは、私は自分の身体が自分自身だと誤解していたからだ。

Sickness is a defense against the truth.
病気は、真理に逆らって防衛することだ。

But I am not a body.
しかし、私は身体ではない。

And my mind cannot attack.
そして、私の心は攻撃することができない。

So I can not be sick.
だから、私は病気になることはできないのだ。


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それでは、ブリトニーさんのレッスンです。







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