There Is No Spoon

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T28-7 安全の方舟



今回は、テキスト第二十八章から「安全方舟」という一節をご紹介します。



テキスト 第二十八章 

VII. The Ark of Safety 
七 安全方舟



1. God asks for nothing, and His Son, like Him, need ask for nothing.
 神は何も求めてはいません。そして、神と同じように、神の子も何も求める必要はありません。

 For there is no lack in him.
 というのも、神の子には何の欠乏もないからです。

 An empty space, a little gap would be a lack.
 空っぽの空間やわずかな隙間は、欠乏ということになります。

 And it is only there that he could want for something he has not.
 そして、この欠乏という隙間においてのみ、神の子は自分の持っていない何かを欲することができます。

 A space where God is not, a gap between the Father and the Son is not the Will of Either, Who have promised to be One.
 神が存在しない空間や、父と子との間に隙間があることは、ひとつになると約束している父と子の両者の意志であるはずがありません。

 God's promise is a promise to Himself, and there is no one who could be untrue to what He wills as part of what He is.
 神の約束は神自身に対する約束です。そして、神の実在の一部でありながら、神の意図することに忠実にならずにいられる者など誰ひとりいません。

 The promise that there is no gap between Himself and what He is cannot be false.
 神自身と神の実在との間には隙間はないという約束が偽りであるはずがありません。

 What will can come between what must be One, and in Whose Wholeness there can be no gap?
 ひとつであるに違いないものと、隙間などありえない完全な状態にある存在との間に、いかなる意志が入りこむことができるというのでしょうか。

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2. The beautiful relationship you have with all your brothers is a part of you because it is a part of God Himself.
 あなたが持っている自らの兄弟たち全員との素晴らしい関係性は、神自身の一部なので、あなたの一部でもあります。

 Are you not sick, if you deny yourself your wholeness and your health, the Source of help, the Call to healing and the Call to heal?
 もしあなたが、自分が完全であることや健やかであることを自分自身に拒絶しようとしたり、助けの源や、癒されることへの呼びかけや癒すようにとの呼びかけを拒絶するなら、あなたは病んでいるというべきではないでしょうか。

 Your savior waits for healing, and the world waits with him.
 あなたの救い主は癒しを待っているし、この世界も彼と一緒に待っています。

 Nor are you apart from it.
 あなたもまた、この癒しと無関係なわけではありません。

 For healing will be one or not at all, its oneness being where the healing is.
 というのは、癒しのあるところに癒しの一体性があるので、癒しはひとつのものとして生じるか、まったく生じないかそのどちらかだからです。

 What could correct for separation but its opposite?
 分離の対極である一体性以外の何が分離を修正できるというのでしょうか。

 There is no middle ground in any aspect of salvation.
 救いのいかなる側面にも、中庸などありえません。

 You accept it wholly or accept it not.
 あなたは救いを完全に受け入れるか、それとも受け入れないか、二つに一つです。

 What is unseparated must be joined.
 分離されていないものは、ひとつに結びついているに違いありません。

 And what is joined cannot be separate.
 そして、ひとつに結びついているものが分離しているはずがないのです。





3. Either there is a gap between you and your brother, or you are as one.
 あなたと兄弟の間には、隙間があるか、それとも、あなたたちはひとつになっているか、そのどちらかです。

 There is no in between, no other choice, and no allegiance to be split between the two.
 その中間はないし、ほかの選択肢もないし、両方に忠誠心を分配することもできません。

 A split allegiance is but faithlessness to both, and merely sets you spinning round, to grasp uncertainly at any straw that seems to hold some promise of relief.
 分割した忠誠心など、ただ両方に対して不誠実になることでしかありません。分割した忠誠心は、単にあなたをきりきり舞いさせ、気休めになる見込みがありそうに思えるものなら何にでも、藁にもすがる思いでしがみつかせるだけです。

 Yet who can build his home upon a straw, and count on it as shelter from the wind?
 しかし、いったい誰が藁の上に自分の家を建てて、風から身を守ってくれる避難所として頼りにできるでしょうか。

 The body can be made a home like this, because it lacks foundation in the truth.
 身体はこんな家にしかなりえません。なぜなら、身体には真実の土台が欠けているからです。

 And yet, because it does, it can be seen as not your home, but merely as an aid to help you reach the home where God abides.
 とはいえ、土台がないからこそ、身体はあなたの住み処ではなく、単にあなたが神のいるわが家に辿り着くのを助ける道具にすぎないと見ることができるのです。


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4. With this as purpose is the body healed.
 身体の目的を神に到達するまでの助けにすぎないと位置づけるなら、身体は癒されます。

 It is not used to witness to the dream of separation and disease.
 そうなれば、身体は、分離病気の夢を証明するために利用されることはなくなります。

 Nor is it idly blamed for what it did not do.
 また、身体は、自らがしてもいないことについて、いたずらに咎め立てされることもなくなります。

 It serves to help the healing of God's Son, and for this purpose it cannot be sick.
 身体は神の子が癒されるのを助るために役に立ち、この癒しという目的のゆえに、身体は病気になることができなくなります。

 It will not join a purpose not your own, and you have chosen that it not be sick.
 身体は、あなた自身の目的ではない目的を抱くことはなくなるし、あなたはすでに身体が病気にならないことを選択しています。

 All miracles are based upon this choice, and given you the instant it is made.
 すべての奇跡は、この身体が病気になりえないという選択に基づいています。そして、この選択がなされた瞬間にすべての奇跡があなたに与えられます。

 No forms of sickness are immune, because the choice cannot be made in terms of form.
 いかなる形の病気もこの選択の影響を免れません。なぜなら、形に表れている観点からこの選択をすることはできないからです。

 The choice of sickness seems to be of form, yet it is one, as is its opposite.
 病気の選択はある形をとるように見えはします。しかし、病気の反対の選択がひとつであるのと同様に病気の選択はひとつです。

 And you are sick or well, accordingly.
 したがって、その選択に応じて、あなたが病気になるか健康でいるかが決まります。





5. But never you alone.
 しかし、決してあなたは自分ひとりだけで病気になったり健康になったりするわけではありません。

 This world is but the dream that you can be alone, and think without affecting those apart from you.
 この世界は、あなたがひとりきりでいることができ、自分から離れている人たちに何の影響も及ぼすことなく考えることができるという夢でしかありません。

 To be alone must mean you are apart, and if you are, you cannot but be sick.
 孤立することは、あなたたちがばらばらに離れているという意味に違いないし、もしあなたたちが分離しているなら、あなたたちは病気になるほかありません。

 This seems to prove that you must be apart.
 このことは、あなたたちが分離していることの証明になるように思えます。

 Yet all it means is that you tried to keep a promise to be true to faithlessness.
 しかし、このことが意味するのは次のことだけです。それは、あなたは、何も信頼しないことに忠誠を尽くすという約束を守ろうとしたということです。

 Yet faithlessness is sickness.
 しかし、信頼する心を持たないことは病気になることです。

 It is like the house set upon straw.
 それは藁の上に建てられた家のようなものです。

 It seems to be quite solid and substantial in itself.
 家はとてもしっかりしていて、それ自体は頑丈そうに見えます。

 Yet its stability cannot be judged apart from its foundation.
 しかし、土台から切り離してその家の安定性を判断することはできません。

 If it rests on straw, there is no need to bar the door and lock the windows and make fast the bolts.
 もしその家が藁の上に建っているとしたら、扉に閂をしたり窓の鍵をかけたり、しっかり差し錠を締めても意味がありません。

 The wind will topple it, and rain will come and carry it into oblivion.
 そんな家は、強風によってぐらついて倒されてしまうし、雨が降ればどこかわからないところまで押し流されてしまうでしょう。

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6. What is the sense in seeking to be safe in what was made for danger and for fear?
 危険や恐怖を招くように作られたものの中で安全を求めることに何の意味があるでしょう。

 Why burden it with further locks and chains and heavy anchors, when its weakness lies, not in itself, but in the frailty of the little gap of nothingness whereon it stands?
 その家の弱点は家それ自体にではなくて、その家が建っている土台である無でできたわずかな隙間の脆弱さにあるというのに、どうしてそんな家にさらに鍵をかけたり、鎖でつないだり、重い固定具をつけて荷を負わせようとするのでしょう。

 What can be safe that rests upon a shadow?
 影を基盤にしながら安全でいられるものがあるでしょうか。

 Would you build your home upon what will collapse beneath a feather's weight?
 あなたは自分の家を、一枚の羽根の重さにも耐えきれずに壊れてしまうようなものの上に建てようとなどするでしょうか。





7. Your home is built upon your brother's health, upon his happiness, his sinlessness, and everything his Father promised him.
 あなたの家は、あなたの兄弟の健康と幸福、彼の罪の無さ、そして、父が彼に約束したすべてのものの上に建っています。

 No secret promise you have made instead has shaken the Foundation of his home.
 あなたが神に代わって秘密のうちに交わした約束は、どれひとつとして、あなたの兄弟の家の大いなる土台を揺るがせてはいません。

 The winds will blow upon it and the rain will beat against it, but with no effect.
 風が吹きつけようが、雨が打ちつけようが、あなたの兄弟の家にはまったく何の影響もありません。

 The world will wash away and yet this house will stand forever, for its strength lies not within itself alone.
 たとえこの世界が洗い流されてしまったとしても、この建物だけは永遠に存続します。というのは、その建物の強さは建物それ自体だけにあるわけではないからです。

 It is an ark of safety, resting on God's promise that His Son is safe forever in Himself.
 その家は安全方舟であり、神の子は神自身の中にあって永遠に安全であるという、神の約束に基づいているのです。

 What gap can interpose itself between the safety of this shelter and its Source?
 この避難所の安全さとその安全の大いなる源である神との間に、いったいどんな隙間が割りこんで邪魔立てできるというのでしょうか。

 From here the body can be seen as what it is, and neither less nor more in worth than the extent to which it can be used to liberate God's Son unto his home.
 この方舟からなら、身体をありのままに見ることができます。身体の価値は、神の子を彼の家へと解放するために用いることができる点に見出せるだけであり、それ以上でも、それ以下でもありません。

 And with this holy purpose is it made a home of holiness a little while, because it shares your Father's Will with you.
 そして、この聖なる目的によって、身体はしばらくの間、神聖なる存在の宿る家となります。なぜなら、身体は父の大いなる意志をあなたと共有することになるからです。


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