There Is No Spoon

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T26-4 天国の門

今回は、テキストから、「の去った場所」という一節をご紹介します。




テキスト第二十六章 

IV. Where Sin Has Left 
四 の去った場所



1. Forgiveness is this world's equivalent of Heaven's justice.
 赦しは、この世界において天国正義に対応するものです。

 It translates the world of sin into a simple world, where justice can be reflected from beyond the gate behind which total lack of limits lies.
 赦しは、世界を純粋な世界へと変容させます。その純粋な世界には、背後にまったく何の制限もないの向こう側から正義が反映することができます。

 Nothing in boundless love could need forgiveness.
 限りない愛の中にあるものは何ひとつとして、赦しを必要とすることなどできません。

 And what is charity within the world gives way to simple justice past the gate that opens into Heaven.
 そして、この世界では慈悲と見なされることは、天国へと開いているを通り過ぎると、純然たる正義に取って代わられます。

 No one forgives unless he has believed in sin, and still believes that he has much to be forgiven.
 自らを信じてきて、いまだに自分には赦してもらわなければならないことがたくさんあると信じているのでなければ、誰も赦すことはありません。

 Forgiveness thus becomes the means by which he learns he has done nothing to forgive.
 したがって、赦しは、自分が何ひとつ赦しを必要とするようなことはしていないと学ぶための手段になります。

 Forgiveness always rests upon the one who offers it, until he sees himself as needing it no more.
 赦しはいつも、赦しを捧げようとする人に依拠しているのであり、彼が、もはや自分には赦しは必要ないと理解するようになるまで続くだけです。

 And thus is he returned to his real function of creating, which his forgiveness offers him again.
 こうして、彼は、彼の赦しが再び彼に差し延べてくれる創造という自らの真の役割を取り戻します。

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2. Forgiveness turns the world of sin into a world of glory, wonderful to see.
 赦しは世界を、見るからに素晴らしい栄光の世界へと一変させます。

 Each flower shines in light, and every bird sings of the joy of Heaven.
 花々はみな光の中に輝き、鳥という鳥はみな天国の喜びをさえずります。

 There is no sadness and there is no parting here, for everything is totally forgiven.
 ここには悲しみはないし、別れもありません。というのも、すべてのものが全面的に赦されているからです。

 And what has been forgiven must join, for nothing stands between to keep them separate and apart.
 そして、赦された者は、必ずひとつに結びつきます。なぜなら、別々に離しておこうと邪魔するものが何もないからです。

 The sinless must perceive that they are one, for nothing stands between to push the other off.
 のない者は、自分たちはひとつだと知覚するに違いありません。というのは、両者の間に立って、相手を突き離そうとするものなど何もないからです。

 And in the space that sin left vacant do they join as one, in gladness recognizing what is part of them has not been kept apart and separate.
 そして、が去って空いた場所で、彼らは自分の大切な部分が別々にされたり、切り離されたりしていなかったことを認識して、喜びの中でひとつに結ばれます。





3. The holy place on which you stand is but the space that sin has left.
 あなたの立っている聖なる場所は、ただ罪が去った空間でしかありません。

 And here you see the face of Christ, arising in its place.
 そして、この聖地で、あなたには罪の代わりにキリストの顔が浮上してくるのを目にします。

 Who could behold the face of Christ and not recall His Father as He really is?
 そのキリストの顔を見つめながら、キリストの大いなる父を本当にありのままに思い出すことのできない者がいるでしょうか。

 Who could fear love, and stand upon the ground where sin has left a place for Heaven's altar to rise and tower far above the world, and reach beyond the universe to touch the Heart of all creation?
 いったい誰が、天国の祭壇がこの世界を遠く超えて聳え立ち、宇宙を越えてすべての創造物の中心に達するように、罪が天国にその場所を譲った大地の上に立ちながら、愛のことを恐れることができるでしょうか。

 What is Heaven but a song of gratitude and love and praise by everything created to the Source of its creation?
 天国とは、すべての創造物が、その創造の源に捧げる感謝と愛と賛美の歌にほかなりません。

 The holiest of altars is set where once sin was believed to be.
 かつて罪があると信じられていた場所に、最も神聖な祭壇が設けられます。

 And here does every light of Heaven come, to be rekindled and increased in joy.
 そして、ここには天国の光が再び燃え立ち、喜びの中で増していくようにと、ことごとく集まってくることでしょう。

 For here is what was lost restored to them, and all their radiance made whole again.
 なぜなら、天国の光が失っていたものがここで回復され、すべての天国の光の輝きが再び完全にされたからです。


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4. Forgiveness brings no little miracles to lay before the gate of Heaven.
 赦しが天国のの前に供えるために持ってくるのは、取るに足らない奇跡などではありません。

 Here the Son of God Himself comes to receive each gift that brings him nearer to his home.
 この天国のには、神の子自身が、彼をよりいっそうわが家に近づけてくれる一つひとつの贈り物を受け取るためにやってきます。

 Not one is lost, and none is cherished more than any other.
 どの贈り物もひとつとして失われることはないし、ひとつの贈り物だけが他のものよりも大切にされることもありません。

 Each reminds him of his Father's Love as surely as the rest.
 一つひとつの贈り物が残りの贈り物と同じように、神の子に父の大いなる愛を思い出させます。

 And each one teaches him that what he feared he loves the most.
 そして、一つひとつの贈り物が、彼の恐れているものこそが彼の最も愛するものなのだと教えてくれます。

 What but a miracle could change his mind, so that he understands that love cannot be feared?
 奇跡以外の何が、愛が恐ろしいものであるはずがないと神の子が理解できるように、彼の心を変えることができるでしょうか。

 What other miracle is there but this?
 愛が恐ろしいものでありえないと神の子の心を変えること以外に、どんな奇跡があるというのでしょうか。

 And what else need there be to make the space between you disappear?
 それに、あなたたちの間の空間を無くすために、ほかに何が必要でしょうか。





5. Where sin once was perceived will rise a world that will become an altar to the truth, and you will join the lights of Heaven there, and sing their song of gratitude and praise.
 かつて罪が知覚されていた場所に、真理への祭壇となる世界が生まれます。そこであなたは天国の光に加わり、その感謝と賛美の歌を歌うのです。

 And as they come to you to be complete, so will you go with them.
 天国の光たちが完全になるためにあなたのところへ来るので、あなたもそれらの光と一緒に行くことになります。

 For no one hears the song of Heaven and remains without a voice that adds its power to the song, and makes it sweeter still.
 というのは、誰もが天国の歌声を耳にすれば、自分も歌い出さずにはいられないので、その歌はより迫力を増し、よりいっそう甘美なものになるからです。

 And each one joins the singing at the altar that was raised within the tiny spot that sin proclaimed to be its own.
 こうして一人ひとりが、罪が自分のものだと宣言していた小さな場所に建てられた祭壇で、その歌声に加わっていきます。

 And what was tiny then has soared into a magnitude of song in which the universe has joined with but a single voice.
 そして、初めは小さなものだった歌声は次第に大きくなってゆき、宇宙が加わってひとつの声となった壮大な歌声となります。



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6. This tiny spot of sin that stands between you and your brother still is holding back the happy opening of Heaven's gate.
 あなたと兄弟の間にあるこの小さな罪の汚点が、依然として天国のが喜ばしく開かれるのを引き留めています。

 How little is the hindrance that withholds the wealth of Heaven from you.
 天国の富があなたに与えられるのを邪魔立てしているのは、なんと取るに足らないものなのでしょう。

 And how great will be the joy in Heaven when you join the mighty chorus to the Love of God!
 それに比べて、あなたが神の愛を讃える力強い合唱に加わったときの天国の歓喜はどれほど大きなものになるでしょうか。

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