There Is No Spoon

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レッスン182「私は、一瞬じっと静まり、そして、家に帰る。」

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レッスン182です。

今日のテーマは、「私は、一瞬じっと静まり、そして、家に帰る。」です。





Lesson 182


I will be still an instant and go home.
私は、一瞬じっと静まり、そして、家に帰る。




1. This world you seem to live in is not home to you.
 あなたが暮らしているように見えるこの世界は、あなたにとってわが家ではありません。

 And somewhere in your mind you know that this is true.
 そして、自分の心のどこかで、あなたはこれが真実であるとわかっています。

 A memory of home keeps haunting you, as if there were a place that called you to return, although you do not recognize the voice, nor what it is the voice reminds you of.
 まるであなたに帰ってくるようにと呼びかける場所が存在するかのように故郷の記憶があなたにつきまといます。けれども、あなたはその声に気づかず、その声が自分に何を思い出さるのかわかりません。

 Yet still you feel an alien here, from somewhere all unknown.
 それでもなお、あなたは自分がこの世界ではまったく知らないどこかからやってきた異邦人であるように感じます。

 Nothing so definite that you could say with certainty you are an exile here.
 あなたが確信を持って、自分がこの世界では流浪の身であると言える明確な根拠は何もありはしません。

 Just a persistent feeling, sometimes not more than a tiny throb, at other times hardly remembered, actively dismissed, but surely to return to mind again.
 単なる絶え間なく続く感覚であり、ときには、ささやかな心の疼きでしかなかったり、別の時にはほとんど思い出せないほどであったり、積極的に無視されたりするものですが、それでも、再び確実に心に舞い戻ってくる感覚です。




2. No one but knows whereof we speak.
 私たちの語る場所がどこなのか誰もが知っています。

 Yet some try to put by their suffering in games they play to occupy their time, and keep their sadness from them.
 しかし、ある者たちは、自分の時間を潰す遊びにのめり込むことで苦悩を逃れて、不幸を自分から遠ざけたままにしようとします。

 Others will deny that they are sad, and do not recognize their tears at all.
 他の者たちは、自分たちが不幸だということを否認して、自分が流している涙にまったく気がつかずにいます。

 Still others will maintain that what we speak of is illusion, not to be considered more than but a dream.
 さらに、他の者たちは、私たちの語るようなことは幻想であり、単なる夢物語以上のものとしてまじめに受け取ってはならないと主張したりします。

 Yet who, in simple honesty, without defensiveness and self-deception, would deny he understands the words we speak?
 しかし、純粋な率直さの中で、防衛も自己欺瞞も持たずにいる者であれば、私たちの語る言葉が理解できないとして否認する者など誰もいないのではないでしょうか。





3. We speak today for everyone who walks this world, for he is not at home.
 私たちは、今日、この世界を歩むすべての者たちのために語ります。というのも、誰もが自分の故郷を離れているからです。

 He goes uncertainly about in endless search, seeking in darkness what he cannot find; not recognizing what it is he seeks.
 その人は、当ても無いまま果てしない探索に乗り出し、自分には見つけることのできないものを闇の中で探し、自分が何を探し求めているのかすらわかっていません。

 A thousand homes he makes, yet none contents his restless mind.
 彼は、無数の家を建てますが、それでも、彼の休まることの無い心を満足させるものはひとつもありません。

 He does not understand he builds in vain.
 彼は、自分が無駄に家を建てていることが理解できません。

 The home he seeks can not be made by him.
 彼の探し求める家は、彼に作ることができないものです。

 There is no substitute for Heaven.
 天国に取って代わるものなど何ひとつありません。

 All he ever made was hell.
 彼がこれまで作り出してきたものはすべて、地獄だったのです。




4. Perhaps you think it is your childhood home that you would find again.
 もしかしたら、あなたは、自分が再び見つけたいのは、自分の子供のころの家だと思っているかもしれません。

 The childhood of your body, and its place of shelter, are a memory now so distorted that you merely hold a picture of a past that never happened.
 あなたの子供時代の身体とその身体を保護をしてくれた場所の記憶は、今や、あまりにも歪曲されてしまって、あなたが思い浮かべるのは、一度も起こったことのない過去の光景でしかありません。

 Yet there is a Child in you Who seeks His Father's house, and knows that He is alien here.
 しかし、自分の父なる神の家を探し、自分がこの世界では異邦人であると知っている神の子が、あなたの中にはいるのです。

 This childhood is eternal, with an innocence that will endure forever.
 この神の子の子供時代は、永遠に持ちこたえる無垢さを備えた永遠なるものです。

 Where this Child shall go is holy ground.
 この神の子が進んで行く場所は、聖なる地です。

 It is His Holiness that lights up Heaven, and that brings to earth the pure reflection of the light above, wherein are earth and Heaven joined as one.
 神の子の神聖さが天国を照らし出し、地上に天国の清らかさの反映をもたらし、その中で、天と地がひとつのものとして結びつきます。





5. It is this Child in you your Father knows as His Own Son.
 あなたの父が自分自身の子であると知っているのは、あなたの中にいるこの子供のことなのです。

 It is this Child Who knows His Father.
 自らの大いなる父のことを知っているのは、この子供なのです。

 He desires to go home so deeply, so unceasingly, His voice cries unto you to let Him rest a while.
 この子は、本当に深く、絶え間なく、わが家に帰ることを切望しており、彼の声はあなたにしばらく休ませてほしいと訴えかけています。

 He does not ask for more than just a few instants of respite; just an interval in which He can return to breathe again the holy air that fills His Father's house.
 彼は、ほんのわずかな瞬間の小休止を求めているだけです。それは、自分の父の家を満たしている神聖な空気を再び吸うために彼がわが家に帰ることができる時間だけです。

 You are His home as well.
 あなたも同じように、神の子の家なのです。

 He will return.
 神の子は帰ってくることでしょう。

 But give Him just a little time to be Himself, within the peace that is His home, resting in silence and in peace and love.
 しかし、神の子には、彼の家である平安の中で、静寂と平安の中に安息しながら、自分自身であることができるように、しばらくの時間をあげてください。





6. This Child needs your protection.
 この子供は、あなたの保護を必要としています。

 He is far from home.
 彼は、自分の家から遠く離れているのです。

 He is so little that He seems so easily shut out, His tiny voice so readily obscured, His call for help almost unheard amid the grating sounds and harsh and rasping noises of the world.
 彼は、あまりに小さいので、実に簡単に締め出されてしまい、彼のか細い声は即座にかき消されてしまい、彼の助けを求める呼び声は、この世界の耳障りな物音や荒々しくきしるような騒音の中ではほとんど聞こえません。

 Yet does He know that in you still abides His sure protection.
 しかし、神の子は確かに、あなたの中では依然として自らが確実に保護されることになると知っています。

 You will fail Him not.
 あなたが神の子の期待を裏切るようなことはありません。

 He will go home, and you along with Him.
 神の子はわが家に帰り、あなたも彼と一緒に帰郷することになります。




7. This Child is your defenselessness; your strength.
 この子供はあなたの無防備さ、つまり、あなたの強さです。

 He trusts in you.
 神の子は、あなたのことを信じています。

 He came because He knew you would not fail.
 彼は、あなたが裏切ることなどないと知っていたからこそ、やってきたのです。

 He whispers of His home unceasingly to you.
 彼は、絶えることなくあなたに自分の故郷について囁きます。

 For He would bring you back with Him, that He Himself might stay, and not return again where He does not belong, and where He lives an outcast in a world of alien thoughts.
 というのも、彼は、自分が属しておらず、相容れない思いでできた世界の中に放り出されて暮らす場所に二度と戻ることなく、彼自身が留まることのできる場所へと、自分と一緒にあなたを連れて帰ろうとしているからです。

 His patience has no limits.
 彼の忍耐には、限界などありません。

 He will wait until you hear His gentle Voice within you, calling you to let Him go in peace, along with you, to where He is at home and you with Him.
 彼は、自分があなたと共にくつろぐことのできる場所へとあなたと共に平安のうちに行かせてほしいとあなたに呼びかけながら、あなたが彼の呼びかける優しい声を自分の内に聞いてくれるまで待ちつづけています。




8. When you are still an instant, when the world recedes from you, when valueless ideas cease to have value in your restless mind, then will you hear His Voice.
 あなたが一瞬の間、静まり、この世界があなたから遠ざかり、あなたの休まることのない心の中で無価値な想念が価値を持たなくなるとき、あなたは神の子の声を聞くことになるでしょう。

 So poignantly He calls to you that you will not resist Him longer.
 あまりに痛切に彼が呼びかけるので、あなたは彼にそれ以上抵抗しようとはしないでしょう。

 In that instant He will take you to His home, and you will stay with Him in perfect stillness, silent and at peace, beyond all words, untouched by fear and doubt, sublimely certain that you are at home.
 その瞬間、神の子は、あなたを彼の家に連れて行きます。あなたは彼と共に、あらゆる言葉を越えた恐れや疑いとは無縁の自分がわが家にいるという荘厳なる確信に基づく完璧な静寂と沈黙と平安の中に留まるでしょう。




9. Rest with Him frequently today.
 今日は、神の子と一緒に何度でも安らいでください。

 For He was willing to become a little Child that you might learn of Him how strong is he who comes without defenses, offering only love's messages to those who think he is their enemy.
 というのも、神の子は、防衛することなく、神の子のことを自分の敵だと思い込んでいる者たちにただのメッセージだけを届けるためにやってきた彼がいかに強いかを、あなたが自分から学んでくれるように、自分が小さな子供になることを望んでいたからです。



 He holds the might of Heaven in His hand and calls them friend, and gives His strength to them, that they may see He would be Friend to them.
 神の子は、天国の力強さを手にして、自分のことを敵と呼ぶ者たちのことを友と呼び、そして、彼らが神の子のことを自分にとっての友であるとわかってくれるようにと自分の力を彼らに与えます。

 He asks that they protect Him, for His home is far away, and He will not return to it alone.
 神の子は、自分を敵と呼ぶ者たちに自分のことを守ってほしいと頼みます。というのも、彼の故郷は遠く離れており、彼は自分ひとりではそこに帰ることができないからです。




10. Christ is reborn as but a little Child each time a wanderer would leave his home.
 わが家を去ってさまよう者がひとり現れるたびに、キリストはただの幼子として生まれ変わります。

 For he must learn that what he would protect is but this Child, Who comes defenseless and Who is protected by defenselessness.
 というのも、その放浪者は、自分が守らなければならないのは、無防備でやってきて、無防備でいることによって守られているこの子供だけだと学ばなければならないからです。

 Go home with Him from time to time today.
 今日は、折に触れて、その子供と一緒に家に帰ってください。

 You are as much an alien here as He.
 その子がそうであるのと同じように、あなたはこの世界ではまったくの異邦人なのです。



11. Take time today to lay aside your shield which profits nothing, and lay down the spear and sword you raised against an enemy without existence.
 今日は、何の役にも立たないあなたの盾を手放して、あなたが存在しない敵に向けて振り上げていた槍や剣を下ろす時間をとってください。

 Christ has called you friend and brother.
 キリストは、あなたのことを友であり兄弟と呼んでいます。

 He has even come to ask your help in letting Him go home today, completed and completely.
 キリストは、今日、自分を完全にして完全に家に帰してくれるようにとあなたの助けを求めにやってきてすらいるのです。

 He has come as does a little child, who must beseech his father for protection and for love.
 キリストは、保護とを受けるために自らの父を捜し求めなければならない幼子としてやってきました。

 He rules the universe, and yet He asks unceasingly that you return with Him, and take illusions as your gods no more.
 キリストは宇宙を支配していますが、それでも、あなたに自分と一緒に帰り、幻想を自分の神々とするのはもうやめるようにと彼は絶え間なく頼んでいるのです。




12. You have not lost your innocence.
 あなたは、自らの潔白さを失ってなどいません。

 It is for this you yearn.
 あなたが熱望しているのは、この自らの潔白さです。

 This is your heart's desire.
 自らの潔白さは、あなたの心からの願いです。

 This is the voice you hear, and this the call which cannot be denied.
 自らの潔白さが、あなたが聞いている声であり、この呼びかけは、否定することのできないものです。

 The holy Child remains with you.
 その聖なる子はずっとあなたと共にいます。

 His home is yours.
 彼の家はあなたの家です。

 Today He gives you His defenselessness, and you accept it in exchange for all the toys of battle you have made.
 今日、神の子は、あなたに自分の無防備さを与え、そして、あなたは自分の作り出した戦いのおもちゃのすべてと引き換えに無防備さを受け入れます。

 And now the way is open, and the journey has an end in sight at last.
 そうすれば、今こそ道は開かれ、そして、ようやく旅路の終着点が視界に入ってきます。

 Be still an instant and go home with Him, and be at peace a while.
 一瞬の間じっと静まり、神の子と一緒にわが家に帰り、しばらくの間、平安でありなさい。


それでは、ブリトニーさんのレッスンです。



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