There Is No Spoon

        対訳 奇跡のコース      奇跡のコース( 奇跡講座  A Course in Miracles ACIM )テキスト、ワークブック、マニュアルの和訳(日本語翻訳)

M20 平安をどのように見出し、そして、保つことができるのか

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今回は、教師のためのマニュアルから、「神の平安」についてです。

① どうやって、神の平安を認識できるのか
② そして、平安をどのように見つけるのか
③ 見出した平安をどのようにして保つのか




平安の認識は、それまでのどんな体験とも違う、過去を連想させることのない新たな体験であり、永遠の静寂が過去に置き換わって存在することを認識することだといいます。

平安の見つけ方は、どんな怒りも正当化されることがないと理解し、平安の必要条件である赦しによって、争いというものが幻であることに気づくことだということです。

③ 平安の保ち方は、再び怒りが湧いてきそうなときに、永遠の静寂にあったとき自分がどんなに幸せだったか思い出し、自分が自分を防衛しようとして、一度は地に置いたはずの剣を再び手にしていることに気づいて、しばらく立ち止まり、と生命のどちらを選びたいのか考えてみて、剣を投げ捨てるという方法です。

Section 20
What Is the Peace of God?
第20節
神の平安とは何か



1. It has been said that there is a kind of peace that is not of this world.
 この世のものではないような種類の平安があると言われてきました。

 How is it recognized?
 どのようにすれば、そんな平安を認識できるのでしょうか。

 How is it found?
 どうやってその平安を見つけることができるのでしょうか。

 And being found, how can it be retained?
 そして、見つけることができたとして、その平安をどうやって保つことができるのでしょうか。

 Let us consider each of these questions separately, for each reflects a different step along the way.
 私たちでこのような質問の一つひとつについて、個別によく考えてみましょう。というのも、これらの質問の一つひとつは、道を歩むに際しての異なる段階を反映するものだからです。




2. First, how can the peace of God be recognized?
 最初に、どうやって神の平安を認識できるのでしょうか。

 God's peace is recognized at first by just one thing; in every way it is totally unlike all previous experiences.
 神の平安は、まず、たったひとつのことによって気づくことができます。それは、神の平安は、それまでのどのような体験とも、いかようにもまったく似ているところがないということです。

 It calls to mind nothing that went before.
 神の平安は、以前に過ぎ去ったどんなことをも心に呼び起こすことがありません。

 It brings with it no past associations.
 神の平安は、一切、過去を連想させるものを一緒に伴ってくることがありません。

 It is a new thing entirely.
 神の平安は、完全に新たなものなのです。

 There is a contrast, yes, between this thing and all the past.
 たしかに、この新たなものとすべての過去の物事との間には相違があります。

 But strangely, it is not a contrast of true differences.
 しかし、奇妙なことに、その違いは本当に何かが違っているという相違であるわけではありません。

 The past just slips away, and in its place is everlasting quiet.
 過去は、ただすっと滑るように消え去り、そして、過去のあった場所には、永遠の静寂があります。

 Only that.
 ただそれだけです。

 The contrast first perceived has merely gone.
 最初に感知された相違は、単に消え去っただけです。

 Quiet has reached to cover everything.
 静寂が広がって、あらゆるものを包みこんでいます。




3. How is this quiet found?
 どうやって、この静寂を見出すことができるでしょうか。

 No one can fail to find it who but seeks out its conditions.
 この静寂の条件を探し出そうとだけするならば、誰でも必ずこの静寂を見つけることができるはずです。

 God's peace can never come where anger is, for anger must deny that peace exists.
 神の平安は、怒りのあるところへは決してやってくることができません。なぜなら、怒りは必ず平安の存在を否定してしまうからです。

 Who sees anger as justified in any way or any circumstance proclaims that peace is meaningless, and must believe that it cannot exist.
 方法や状況次第で怒りが正当化されることがあると見る者は、平安は無意味であると宣言しているのであって、平安は存在しえないと信じているに違いありません。

 In this condition, peace cannot be found.
 このような心境では、平安を見出すことはできません。

 Therefore, forgiveness is the necessary condition for finding the peace of God.
 それゆえ、赦しこそが、神の平安を見出すための必要条件となります。

 More than this, given forgiveness there < must > be peace.
 それどころか、赦しがなされさえすれば、そこには「必ず」平安があるはずです。

 For what except attack will lead to war?
 というのも、戦いを導くのは攻撃以外の何ものでもないからです。

 And what but peace is opposite to war?
 そして、戦いの対極にあるものとして、平安のほかに何があるでしょうか。

 Here the initial contrast stands out clear and apparent.
 ここにこそ、最初の相違がはっきりと明白に際立っています。

 Yet when peace is found, the war is meaningless.
 しかし、平安が見出されたら、戦いは無意味なものになります。

 And it is conflict now that is perceived as nonexistent and unreal.
 そして、戦いは、今や存在しない架空の対立であるとして知覚されることになります。






4. How is the peace of God retained, once it is found?
 いったん神の平安を見出したとして、どのように神の平安を保てばよいのでしょうか。

 Returning anger, in whatever form, will drop the heavy curtain once again, and the belief that peace cannot exist will certainly return.
 どのような形であれ、再び怒りを抱くなら、それはもう一度、重たいカーテンを下すことになってしまい、そして、平安など存在することはありえないという信念が確実に舞い戻ってきてしまいます。

 War is again accepted as the one reality.
 争いが唯一の現実として、再び受け入れられることになります。

 Now must you once again lay down your sword, although you do not recognize that you have picked it up again.
 今こそ、あなたはもう一度自分の剣を捨て去らなければなりません。けれども、あなたは自分が再び剣を拾い上げていることに自分では気づいていません。

 But you will learn, as you remember even faintly now what happiness was yours without it, that you must have taken it again as your defense.
 しかし、あなたが今、剣を持たずにいたときに自分がどんなに幸せであったか、そのことをたとえかすかにであっても思い出すなら、あなたには、自分が自分を防衛しようとして再び剣を手にした違いないとわかるようになるはずです。

 Stop for a moment now and think of this: Is conflict what you want, or is God's peace the better choice?
 今しばらく立ち止まって、次のことを考えてみてください。すなわち、あなたの望むこととして、葛藤か神の平安のいずれがよりよい選択なのだろうかと。

 Which gives you more?
 どちらがあなたにより多くを与えてくれるでしょうか。

 A tranquil mind is not a little gift.
 平穏な心というのは、粗末な贈り物などではありません。

 Would you not rather live than choose to die?
 あなたはを選ぶよりも、むしろ生きることを選びたくはないでしょうか。




5. Living is joy, but death can only weep.
 生きるということは喜びです。しかし、にできるのは悲しませることだけです。

 You see in death escape from what you made.
 あなたは、によって自分の作り出したものから逃げ出せると思っています。

 But this you do not see; that you made death, and it is but illusion of an end.
 しかし、あなたがわかっていないのは次のことです。それは、あなたがを作り出したのであり、だから、は終わりの錯覚にすぎないということです。

 Death cannot be escape, because it is not life in which the problem lies.
 は逃げ道にはなりえません。なぜなら、問題があるのは生命それ自体なわけではないからです。

 Life has no opposite, for it is God.
 生命に対極はありません。なぜなら、生命とは神のことだからです。

 Life and death seem to be opposites because you have decided death ends life.
 生と死は、対立しているように見えますが、その理由は、死が生命を終わらせるものだとあなたが決めたからです。

 Forgive the world, and you will understand that everything that God created cannot have an end, and nothing He did not create is real.
 世界を赦しなさい。そうすれば、あなたには、神が創造したあらゆるものが終わりを持つことなどできず、そして、神が創造しなかったものは何であれ実在しないことがわかってくることでしょう。

 In this one sentence is our course explained.
 この一文の中に私たちのコースの要点が説明されています。

 In this one sentence is our practicing given its one direction.
 この一文の中に、私たちの実践が向かうべきたったひとつの方向が示されています。

 And in this one sentence is the Holy Spirit's whole curriculum specified exactly as it is.
 そして、この一文の中に、聖霊のカリキュラム全体がありのままに、きっちりと明確に述べられています。




6. What is the peace of God?
 神の平安とは何でしょうか。

 No more than this; the simple understanding that His Will is wholly without opposite.
 それは、神の大いなる意志は完全に対極を持つことがないというシンプルな理解、それ以外の何ものでもありません。

 There is no thought that contradicts His Will, yet can be true.
 神の大いなる意志に相反する思いでありながら、真理であることのできる思いなど何もありません。

 The contrast between His Will and yours but seemed to be reality.
 神の大いなる意志とあなたの意志の間に相違があることが本当であるかのように見えているだけです。

 In truth there was no conflict, for His Will is yours.
 真理の中には、何の葛藤もありませんでした。それは、神の大いなる意志はあなたの意志であるからです。

 Now is the mighty Will of God Himself His gift to you.
 今や、神自身の偉大な意志こそが、神からあなたへの贈り物です。

 He does not seek to keep it for Himself.
 神は、自分だけで自分の意志を独り占めしておこうとはしません。

 Why would you seek to keep your tiny frail imaginings apart from Him?
 それなのに、なぜ、あなたは神から離れて、自分の卑小で脆弱な空想を取っておこうとなどするのでしょうか。

 The Will of God is One and all there is.
 神の大いなる意志は、ただひとつであり、それしかありません。

 This is your heritage.
 神の大いなる意志こそ、あなたが受け継いでいるものです。

 The universe beyond the sun and stars, and all the thoughts of which you can conceive, belong to you.
 太陽や星々の向こうにまで広がる宇宙、そして、あなたの想像することができるすべての思いは、あなたのものなのです。

 God's peace is the condition for His Will.
 神の平安は、神の大いなる意志に至るための条件です。

 Attain His peace, and you remember Him.
 神の平安を達成しなさい。そうすれば、あなたは神を思い出すことでしょう。
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