W2 Intro ワークブック・パート2 序論


人間はその文明の歴史が始まって以来ずっと、生きている間に宇宙と一体になる感情を自分の中に呼び起こそうとしてきた。精神修養を行う流派は、結局のところ、同じ目的を追求していることになる。それは、悟りを開くこと、言い換えると、この世界との一体性を感じ、エネルギーの海に溶け込み、それと同時に、個人としての本質を失わないということだ。
悟りの境地に達した解脱者は、いったい何を得ているのだろう。彼らは、宇宙の海の全エネルギーを受け取り、そのすべてを自分の意のままにできる。彼らは、自分と無限性との間に根本的な違いを認めない。思考エネルギーは海のエネルギーと共鳴し合う。つまり、解脱者の意図は、世界をコントロールする強力で説明のつかない力ーー外的意図と等しくなっているのだ。



Vadim Zeland
ヴァジム・ゼランド(「リアリティ・トランサーフィン2 魂の快・不快の選択」175ページ)

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さあ、長かった復習期間が終わり、今日から通常のレッスンに戻ります。

これから私たちが取り組むのは、ワークブックのパート2です!






これからはパート1とは異なる局面に入ります。

これからも、これまでと同じように毎日ひとつの中心となるテーマを用いて、安息の時間をとって、または、必要に応じて自分の心を宥めるために、その考えを用いはします。

しかし、言葉は指針として用いられるだけで、真理を直接体験することがこれからのレッスンの内容となります。

これまでも実はそうだったのですが、レッスンの文章は、この体験を呼び起こすきっかけとなる呼び水としての位置付けとなることが明確になります。

パート1では、私たちの心を束縛していたエゴ・身体の支配を緩めることに主眼が置かれてきました。

パート2では、エゴ・身体の支配から本来の神の支配に自らを明け渡し、体験を神に委ねることを日々実感してゆくことになります。


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Workbook Part II- Introduction
ワークブック・パート2 序論



1. Words will mean little now.
 これから先、言葉はほとんど意味を持たなくなります。

 We use them but as guides on which we do not now depend.
 私たちは単に指針として言葉を用いるだけで、私たちはもう言葉には頼りません。

 For now we seek direct experience of truth alone.
 というのも、いまや私たちが求めるのは、真理を直接体験することだけだからです。

 The lessons that remain are merely introductions to the times in which we leave the world of pain, and go to enter peace.
 これからの残りのレッスンは、単に私たちが苦痛の世界を去り、平安の中へと進み入る時間への導入部分でしかありません。

 Now we begin to reach the goal this course has set, and find the end toward which our practicing was always geared.
 これから私たちは、このコースが定めた目標に到達しはじめ、これまで私たちの実習がつねにそれに向けて照準を合わせていた目的を見出すことになります。



2. Now we attempt to let the exercise be merely a beginning.
 これから私たちは、練習を単に端緒としてのみ捉えるようにします。

 For we wait in quiet expectation for our God and Father.
 というのも、私たちは、自らの父なる神が訪れるのを静かに予期しながら待つからです。

 He has promised He will take the final step Himself.
 神は、自ら最後の一歩を踏み出すことを約束してくれています。

 And we are sure His promises are kept.
 だから、私たちは、神の約束が果たされることを確信します。

 We have come far along the road, and now we wait for Him.
 私たちは、この道に沿って遠くまでやってきました。そして今、私たちは神を待っています。

 We will continue spending time with Him each morning and at night, as long as makes us happy.
 私たちは毎日、朝と晩、自分が幸せになるのに必要なだけ時間をかけて、神とともに時間を過ごし続けるようにします。

 We will not consider time a matter of duration now.
 しかし、私たちはもう、どれくらい長く時間をかけるかは気にしないことにします。

 We use as much as we will need for the result that we desire.
 私たちは、自分が望む結果を得るのに必要なだけ時間を用います。

 Nor will we forget our hourly remembrance in between, calling to God when we have need of Him as we are tempted to forget our goal.
 また、私たちは、自分の目標を忘れそうになって神を必要とするときには、神に呼びかけながら、1時間ごとに神を思い出すのを忘れないようにします。



3. We will continue with a central thought for all the days to come, and we will use that thought to introduce our times of rest, and calm our minds at need.
 私たちは、これからも毎日ひとつの中核的な考えを用いることを継続し、その考えを私たちが休息の時間に入る際や、必要に応じて自分の心を宥めるために用います。

 Yet we will not content ourselves with simple practicing in the remaining holy instants which conclude the year that we have given God.
 しかし、私たちが神に捧げた一年を締めくくるこれから続く聖なる瞬間において、私たちは、ただ単に実習するだけでは満足しません。

 We say some simple words of welcome, and expect our Father to reveal Himself, as He has promised.
 私たちは、いくつかの簡単な歓迎の言葉を述べて、私たちの大いなる父が約束どおり自らを啓示してくれるのを待ちます。

 We have called on Him, and He has promised that His Son will not remain unanswered when he calls His Name.
 私たちは父なる神に呼びかけました。そして、父なる神は、わが子が神の名を呼びながら答えられないままになることはないと約束してくれています。



4. Now do we come to Him with but His Word upon our minds and hearts, and wait for Him to take the step to us that He has told us, through His Voice, He would not fail to take when we invited Him.
 今、私たちは、神の大いなる言葉だけを自分の心と胸に抱き、神の下を訪れます。そして、神が私たちに向けて歩みを踏み出してくれるのを待ちます。その歩みは、私たちが神を招くとき、間違いなく神が踏み出してくれると神がその大いなる声を通して私たちに語ってくれた一歩です。

 He has not left His Son in all his madness, nor betrayed his trust in Him.
 神は、わが子がどんな狂気に陥ろうとも、彼の許を去ったことはないし、自らを信頼するわが子を裏切ったこともありません。

 Has not His faithfulness earned Him the invitation that He seeks to make us happy?
 神がわが子にこれほど誠実でいてくれることは、神に私たちを幸せにすることを試みてもらうために神を招待するに値しないでしょうか。

 We will offer it, and it will be accepted.
 私たちは神を招待するつもりです。そうすれば、その招待は受け入れられるでしょう。

 So our times with Him will now be spent.
 このようにして、私たちはこれから神とともに時間を過ごします。

 We say the words of invitation that His Voice suggests, and then we wait for Him to come to us.
 私たちは、神の大いなる声が示唆してくれる招待の言葉を述べます。それから、私たちは、神が私たちの許を訪れてくれるのを待ちます。



5. Now is the time of prophecy fulfilled.
 今こそ、預言が成就される時です。

 Now are all ancient promises upheld and fully kept.
 今こそ、すべての古来の約束が守られ、完全に果たされます。

 No step remains for time to separate from its accomplishment.
 その約束の成就から逸れてしまう歩みを踏み出している時間は一切残っていません。

 For now we cannot fail.
 というのも、もう私たちに失敗はありえないからです。

 Sit silently and wait upon your Father.
 黙坐して、あなたの大いなる父を待ちなさい。

 He has willed to come to you when you have recognized it is your will He do so.
 神が意図したのは、神があなたの許に訪れることが自らの意図だとあなたが気づいたときにあなたの許に訪れることです。

 And you could have never come this far unless you saw, however dimly, that it is your will.
 ぼんやりとではあっても、神が自分の許にやってきてくれることこそが自分の意図だとあなたにわかっていなかったなら、あなたは決して、ここまで来ることができなかったはずです。



6. I am so close to you we cannot fail.
 私がこれほどあなたの近くにいるのですから、私たちが失敗するはずがありません。


Father, we give these holy times to You, in gratitude to Him Who taught us how to leave the world of sorrow in exchange for its replacement, given us by You.
父よ、どうやって悲しみの世界をあとにして、あなたが私たちに授けてくれた世界と交換すればよいか私たちに教えてくれる聖霊に感謝しながら、私たちはこれらの聖なる時をあなたに捧げます。

We look not backward now.
私たちはもう、後ろを振り返りません。

We look ahead, and fix our eyes upon the journey's end.
私たちは、前を見て、旅路の終わりを見据えます。

Accept these little gifts of thanks from us, as through Christ's vision we behold a world beyond the one we made, and take that world to be the full replacement of our own.
これらの私たちからのささやかな感謝の贈り物を受け取ってください。キリストのヴィジョンを通して、私たちは自分の作り出した世界の向こう側にあるもうひとつの世界を見つめ、そして、その世界を自分の世界と完全に置き換わるものとして選び取ります。



7. And now we wait in silence, unafraid and certain of Your coming.
 そして、今、私たちは恐れることなく、あなたの到来を確信して、静寂の中で待ちます。

 We have sought to find our way by following the Guide You sent to us.
 あなたが私たちに遣わしてくれた大いなるガイドに従って、私たちは自らの道を探求してきました。

 We did not know the way, but You did not forget us.
 私たちはその道を知りませんでしたが、あなたは私たちのことを忘れてはいませんでした。

 And we know that You will not forget us now.
 だからもう、私たちは、あなたが私たちを忘れることはないとわかっています。

 We ask but that Your ancient promises be kept which are Your Will to keep.
 私たちは、あなたがそれを守ることを意図しているあなたの太古からの約束が果たされることだけを求めます。

 We will with You in asking this.
 これを求めるに際して、私たちはあなたとともに意図します。

 The Father and the Son, Whose holy Will created all that is, can fail in nothing.
 聖なる意志によって存在するものすべてを創造した父と子には、何事であれ失敗などありえません。

 In this certainty, we undertake these last few steps to You, and rest in confidence upon Your Love, which will not fail the Son who calls to You.
 このことを確信しているので、私たちは、あなたの下へのこれからのわずかな数歩を踏み出し、あなたに呼びかける子の期待を裏切ることのないあなたの大いなる愛を確信して頼ることにします。



8. And so we start upon the final part of this one holy year, which we have spent together in the search for truth and God, Who is its one Creator.
 こうして、私たちは、この神聖な一年の最終局面に取りかかります。私たちはこの一年を、真理と真理の唯一の創造主である神の探求に捧げて一緒に過ごしてきました。

 We have found the way He chose for us, and made the choice to follow it as He would have us go.
 私たちは、神が私たちのために選んでくれたその道を見つけ、そして、神が私たちを進ませようと意図してくれる通りに、その道を辿ることを選びました。

 His Hand has held us up.
 神の大いなる手が、私たちを支えてくれてきました。

 His Thoughts have lit the darkness of our minds.
 神の大いなる思いが、私たちの心の闇を照らしてくれました。

 His Love has called to us unceasingly since time began.
 神の大いなる愛は、時が始まって以来、絶えることなく私たちに呼びかけてくれてきたのです。



9. We had a wish that God would fail to have the Son whom He created for Himself.
 私たちは、神が自身のために創造した子を神が失うようにと願ってきました。

 We wanted God to change Himself, and be what we would make of Him.
 私たちは、神に神自身を変化させて、私たちの思い通りに神を変えてしまうことを望みました。

 And we believed that our insane desires were the truth.
 そして、私たちは、自分の狂気の願望が本当のことになったと信じたのです。

 Now we are glad that this is all undone, and we no longer think illusions true.
 今、私たちは、こうしたことがすべて取り消されることを喜び、私たちはもうこれ以上、幻想を真実だと思うことはありません。

 The memory of God is shimmering across the wide horizons of our minds.
 神の記憶が煌きながら、私たちの心の広大な範囲に広がってゆきます。

 A moment more, and it will rise again.
 もう一瞬で、神の記憶がよみがえります。

 A moment more, and we who are God's Sons are safely home, where He would have us be.
 もう一瞬で、神の子供たちである私たちは、神が私たちをいさせようとしてくれるわが家に無事に帰ります。



10. Now is the need for practice almost done.
 もはや実習の必要はほとんどありません。

 For in this final section, we will come to understand that we need only call to God, and all temptations disappear.
 というのも、この最後の局面では、自分はただ神に呼びかける必要があるだけで、神に呼びかけさえすれば、あらゆる誘惑が消え去ることを私たちは理解するようになるからです。

 Instead of words, we need but feel His Love.
 言葉の代わりに、私たちはただ神の大いなる愛を感じるだけでよいのです。

 Instead of prayers, we need but call His Name.
 祈りの代わりに、私たちはただ神の大いなる名を呼ぶだけでよいのです。

 Instead of judging, we need but be still and let all things be healed.
 価値判断をする代わりに、私たちはただじっと心を静めて、あらゆる物事が癒されるに任せるだけでよいのです。

 We will accept the way God's plan will end, as we received the way it started.
 私たちは、神の計画が始まるのを受け入れたように、神の計画が終わるのを受け入れます。

 Now it is complete.
 今こそ、神の計画が完了します。

 This year has brought us to eternity.
 この一年が私たちを永遠の下へと運んでくれたのです。



11. One further use for words we still retain.
 しかし、私たちはなお、もうひとつだけ言葉の使いみちを残しておくことにします。

 From time to time, instructions on a theme of special relevance will intersperse our daily lessons and the periods of wordless, deep experience which should come afterwards.
 折に触れて、毎日のレッスンとそのあとに訪れる言葉にならない深い体験の時間の合間に、それらのレッスンに特に関連するテーマについての解説が差し挟まれます。

 These Special Thoughts should be reviewed each day, each one of them to be continued till the next is given you.
 その次のテーマについての解説がなされるまでの間、毎日、これらの特別解説を読んで復習するようにしてください。

 They should be slowly read and thought about a little while, preceding one of the holy and blessed instants in the day.
 これらの特別解説は、その日の神聖で恵み深い瞬間を始める前に、ゆっくりと読んで、しばらくの間、考えてみるようにするとよいでしょう。

 We give the first of these instructions now.
 この特別解説の第一番目を、これからはじめます。


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それでは、ブリトニーさんのレッスンです。






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