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T28-6 秘密の誓約




今回はテキストから「秘密の誓約」という一節をご紹介します。



テキスト第二十八章

VI. The Secret Vows
六 秘密の誓約



1. Who punishes the body is insane.
 身体しようとする者は正気とはいえません。

 For here the little gap is seen, and yet it is not here.
 というのは、ここにわずかな隙間があるように見えてはいても、ここに隔たりなど存在していないからです。

 It has not judged itself, nor made itself to be what it is not.
 身体は、自らを裁いたことはないし、身体そのものを本来の姿でないものにしてもいません。

 It does not seek to make of pain a joy and look for lasting pleasure in the dust.
 身体は、苦痛を喜びにしようとしたり、塵の中に永続する満足を探し求めたりはしません。

 It does not tell you what its purpose is and cannot understand what it is for.
 身体は、身体の目的が何なのかあなたに教えてはくれないし、身体が何のためにあるのか理解することもできません。

 It does not victimize, because it has no will, no preferences and no doubts.
 身体が何かを犠牲にすることもありません。なぜなら、身体はそれ自体の意志を持たないし、何の好みもなければ何の疑問も持つことはないからです。

 It does not wonder what it is.
 身体が自らの本質は何なのだろうかと不思議に思ったりすることはありません。

 And so it has no need to be competitive.
 したがって、身体には競い合う必要などありません。

 It can be victimized, but cannot feel itself as victim.
 身体が犠牲にされることはありえますが、身体には自分が犠牲になったと感じることはできません。

 It accepts no role, but does what it is told, without attack.
 身体は何の役割も受け入れはしません。ただ命じられたことを、攻撃することなく行なうだけです。


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2. It is indeed a senseless point of view to hold responsible for sight a thing that cannot see, and blame it for the sounds you do not like, although it cannot hear.
 見ることができないものに見えることの責任を取らせようとしたり、あなたの気に入らない音について聞くことができないもののせいにして非難したりするというのは、実に愚かなものの見方です。

 It suffers not the punishment you give because it has no feeling.
 身体は何の感情も持たないので、身体があなたの与えるによって苦しめられることはありません。

 It behaves in ways you want, but never makes the choice.
 身体はあなたの望みどおりに振舞いはしますが、決して自ら選択することはありません。

 It is not born and does not die.
 身体は生まれることはなく、死ぬこともありません。

 It can but follow aimlessly the path on which it has been set.
 身体は、自分が置かれた道に従って、目標もなく辿ることができるだけです。

 And if that path is changed, it walks as easily another way.
 そして、もしその道が変えられたら、それまでと同じくらい簡単に身体は別の道を歩んでいきます。

 It takes no sides and judges not the road it travels.
 身体は自らの旅する道について、どれかに肩入れしたり、価値判断することもしません。

 It perceives no gap, because it does not hate.
 身体は憎むことがないので、いかなる隙間も知覚することはありません。

 It can be used for hate, but it cannot be hateful made thereby.
 身体が憎しみのために使われることはありえます。しかし、憎しみのために用いることによって、身体を憎悪に満ちたものにすることはできません。




3. The thing you hate and fear and loathe and want, the body does not know.
 あなたが憎み、恐れ、嫌悪し、欲するもののことを身体は何も知りません。

 You send it forth to seek for separation and be separate.
 あなたは、分離を求め、分離するために、身体を送り出します。

 And then you hate it, not for what it is, but for the uses you have made of it.
 そうしておいて、あなたは身体を憎みます。それは、身体そのもののゆえではなく、あなたが身体を利用して行うことを理由に憎んでいるのです。

 You shrink from what it sees and what it hears, and hate its frailty and littleness.
 あなたは身体が見たり聞いたりするものから尻込みして、身体の脆弱さや矮小さを憎みます。

 And you despise its acts, but not your own.
 そして、あなたは身体のすることを軽蔑しますが、自分のしていることだとは見ていません。

 It sees and acts for you.
 しかし、身体はあなたに代わって見たり行動したりしているのです。

 It hears your voice.
 身体はあなたの声を聞きます。

 And it is frail and little by your wish.
 そして、身体が脆弱で矮小なのは、あなたがそう願っているからなのです。

 It seems to punish you, and thus deserve your hatred for the limitations that it brings to you.
 身体はあなたをしているように思えるので、身体があなたにもたらす制限のゆえに、あなたが身体に憎しみを抱くのも当然だということになります。

 Yet you have made of it a symbol for the limitations that you want your mind to have and see and keep.
 しかし、自分の心に課して、見させ、保持させたいと欲する制限を身体に象徴させているのはあなた自身なのです。


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4. The body represents the gap between the little bit of mind you call your own and all the rest of what is really yours.
 身体は、あなたが自分のものと呼ぶほんの小さな心の一部と、それ以外の本当はあなたのものである残りのすべての心の部分との間の裂け目を表しています。

 You hate it, yet you think it is your self, and that, without it, would your self be lost.
 あなたは身体を憎んでいるけれど、あなたは身体こそが自分の自己であると思っているので、身体なしでは自分の自己が失われてしまうと思っています。

 This is the secret vow that you have made with every brother who would walk apart.
 ここに、離ればなれのままで歩んでいる兄弟一人ひとりとあなたが交わした秘密の誓いがあります。

 This is the secret oath you take again, whenever you perceive yourself attacked.
 これこそが、自分自身が攻撃されていると知覚するたびに、あなたが再び立てなおす秘密の誓いです。

 No one can suffer if he does not see himself attacked, and losing by attack.
 もし自分自身のことを攻撃されていて、攻撃によって敗北して損失を被る存在だとみなさなかったなら、誰ひとり苦しむ者はいないはずです。

 Unstated and unheard in consciousness is every pledge to sickness.
 自覚して言ったり聞いたりしてはいなくても、攻撃を知覚するたびに病気になると誓約しているのです。

 Yet it is a promise to another to be hurt by him, and to attack him in return.
 しかし、それは他者に対して、彼によって傷つけられ、その仕返しとして彼を攻撃するという約束です。




5. Sickness is anger taken out upon the body, so that it will suffer pain.
 病気は、身体が苦痛を味わうようにと、怒りが身体に向けてぶつけられたものです。

 It is the obvious effect of what was made in secret, in agreement with another's secret wish to be apart from you, as you would be apart from him.
 これは、あなたが他者から離れていたいと願うように、誰かがあなたから離れていたいという願いを胸に秘めていて、その密かな願望同士が秘密裡に合意を交わしたことの明らかな結果です。

 Unless you both agree that is your wish, it can have no effects.
 互いに分離することを自分たちの願望とすることにあなたたち二人がともに同意しないかぎり、そんな願望には何の結果も生み出せないはずです。

 Whoever says, "There is no gap between my mind and yours" has kept God's promise, not his tiny oath to be forever faithful unto death.
 誰であれ、「私の心とあなたの心の間には少しも隔たりはない」と言う人は、永遠に死に忠実でいようという自らのちっぽけな誓いではなくて、神との約束を守ったのです。

 And by his healing is his brother healed.
 そして、彼が癒されることによって、その兄弟も癒されるのです。

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6. Let this be your agreement with each one; that you be one with him and not apart.
 次のことをあなたの兄弟一人ひとりとの合意としてほしいのです。それは、あなたはその兄弟とひとつなのであって分離してなどいないということです。

 And he will keep the promise that you make with him, because it is the one that he has made to God, as God has made to him.
 そうすれば、その兄弟はあなたと交わすその約束を守ってくれるでしょう。それは、彼が神と約束したことであるし、神が彼と約束したことでもあるからです。

 God keeps His promises; His Son keeps his.
 神は自らの約束を守り、子も自らの約束を守ります。

 In his creation did his Father say, "You are beloved of Me and I of you forever.Be you perfect as Myself, for you can never be apart from Me."
 子を創造するに際して、大いなる父は次のように言いました。「私はあなたを永遠に愛するし、私も永遠にあなたに愛されている。私自身と同じく完全でありなさい。あなたは決して私から離れることはできないのだから。」と。

 His Son remembers not that he replied "I will," though in that promise he was born.
 そう約束して生まれてきたというのに、子は神の言葉に対して、「私はそうします。」と答えたことを覚えていません。

 Yet God reminds him of it every time he does not share a promise to be sick, but lets his mind be healed and unified.
 しかし、子が病気になるという約束を分かち合うことなく、自らの心を癒してもらってひとつに結ばれようにするたびに、神はそのことを思い出させてくれます。

 His secret vows are powerless before the Will of God, Whose promises he shares.
 子の秘密の誓いなど、子が約束を分かち合っている神の大いなる意志の前にあっては無力です。

 And what he substitutes is not his will, who has made promise of himself to God.
 そして、自ら神に対して約束をした子にとって、秘密の誓いを神との約束に置き換えることがその意思であるはずがありません。

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