There Is No Spoon

        対訳 奇跡のコース      奇跡のコース( 奇跡講座  A Course in Miracles ACIM )テキスト、ワークブック、マニュアルの和訳(日本語翻訳)

T17-8 平安の条件

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今回は、テキストから、平安の条件という一節をご紹介します。




テキスト第十七章

VIII. The Conditions of Peace
八 平安の条件



1. The holy instant is nothing more than a special case, or an extreme example, of what every situation is meant to be.
 神聖な瞬間は、すべての状況のあるべき姿を示す際立った手本となる特別な実例にすぎません。

 The meaning that the Holy Spirit's purpose has given it is also given to every situation.
 聖霊目的神聖な瞬間に与えた意味は、すべての状況にも与えられています。

 It calls forth just the same suspension of faithlessness, withheld and left unused, that faith might answer to the call of truth.
 神聖な瞬間は、どの状況にも同じように不信の中断を引き起こし、信頼できない気持ちを抑制して機能しないようにして、真理の呼びかけに対して信頼が答えられるようにします。

 The holy instant is the shining example, the clear and unequivocal demonstration of the meaning of every relationship and every situation, seen as a whole.
 神聖な瞬間は、すべての関係、すべての状況の意味を完全なものとして見ることを、明確で曖昧さのない形で実証する輝かしい手本です。

 Faith has accepted every aspect of the situation, and faithlessness has not forced any exclusion on it.
 信頼が状況のどのような側面でもすべて受け入れてしまうので、不信感にはその状況にいかなる例外も設けさせることはできなくなります。

 It is a situation of perfect peace, simply because you have let it be what it is.
 信頼によって受け入れられた状況は、完璧に平安な状態です。その理由は単にあなたが神聖な瞬間をあるがままにさせておいたからです。

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2. This simple courtesy is all the Holy Spirit asks of you.
 聖霊があなたに求めるのは、このような単純な礼節だけです。

 Let truth be what it is.
 真理をあるがままにさせてください。

 Do not intrude upon it, do not attack it, do not interrupt its coming.
 真理に何かを無理に押しつけたり、真理を攻撃したり、真理の到来を邪魔したりしてはなりません。

 Let it encompass every situation and bring you peace.
 真理があらゆる状況を包み込むに任せて、あなたの心に平安をもたらしてもらいなさい。

 Not even faith is asked of you, for truth asks nothing.
 あなたには信頼することすら求められてはいません。なぜなら、真理は何も要求しないからです。

 Let it enter, and it will call forth and secure for you the faith you need for peace.
 真理に入ってもらいなさい。そうすば、真理は、あなたが平安を得るために必要な信頼をあなたのために呼び起こして確保してくれるでしょう。

 But rise you not against it, for against your opposition it cannot come.
 ただし、真理に抵抗しないようにしてください。なぜなら、真理はあなたの抵抗に逆らってまでやってくることができないからです。




3. Would you not want to make a holy instant of every situation?
 あなたは、すべての状況を神聖な瞬間にしたいとは思わないでしょうか。

 For such is the gift of faith, freely given wherever faithlessness is laid aside, unused.
 というのは、それこそが信頼することによって得られる贈り物であり、それは信頼できない気持ちを手放して使わずにいるところであれば、どこであろうとも存分に与えてもらえるものだからです。

 And then the power of the Holy Spirit's purpose is free to use instead.
 そうすれば、不信の代わりに、聖霊目的の持つ力が自由に使えるようになります。

 This power instantly transforms all situations into one sure and continuous means for establishing his purpose, and demonstrating its reality.
 この力はたちどころに、すべての状況を、聖霊目的を確立し聖霊目的の実在性を実証するためのひとつの確実で継続的な手段へと変容させます。

 What has been demonstrated has called for faith, and has been given it.
 実証されたことが信頼を呼び起こし、信頼が与えられたのです。

 Now it becomes a fact, from which faith can no longer be withheld.
 真理は今や事実となり、もはやその事実を信頼しないではいられません。

 The strain of refusing faith to truth is enormous, and far greater than you realize.
 真理を信頼せずに拒絶する心が抱える重圧は非常に大きなものであり、あなたが気づくよりもはるかに重大なものです。

 But to answer truth with faith entails no strain at all.
 これに対して、信頼をもって真理に答えることには何の重圧も伴いません。


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4. To you who have acknowledged the Call of your Redeemer, the strain of not responding to his call seems to be greater than before.
 自らの大いなる救い主の呼び声を認めたあなたにとっては、救い主の大いなる呼びかけに答えずにいることによる重圧が以前にも増して大きくなったように思えるはずです。

 This is not so.
 しかし、これは本当のことではありません。

 Before, the strain was there, but you attributed it to something else, believing that the "something else" produced it.
 以前からこの重圧は存在していたのです。しかし、あなたは「何か別のもの」がその重圧を生み出しているのだと信じ込んで、重圧をその「何か別のもの」のせいにしていたのです。

 This was never true.
 もっとも、「何か別のもの」が原因で重圧が生み出されていたことなど一度もなかったのです。

 For what the "something else" produced was sorrow and depression, sickness and pain, darkness and dim imaginings of terror, cold fantasies of fear and fiery dreams of hell.
 なぜなら、「何か別のもの」が生み出したのは、悲しみや憂鬱、病いや苦しみ、闇や薄暗い恐怖のイメージ、恐ろしく冷酷な空想や地獄の業火の夢の数々だったからです。

 And it was nothing but the intolerable strain of refusing to give faith to truth, and see its evident reality.
 そして、それは、真理を信頼して真理の明白な実在性を見ることを拒絶することから生じる耐えがたい重圧でしかなかったのです。




5. Such was the crucifixion of the Son of God.
 神の子の磔刑とは、このようなものだったのです。

 His faithlessness did this to him.
 神の子の信頼の欠如が、神の子を磔刑にしたのです。

 Think carefully before you let yourself use faithlessness against him.
 あなたが自分で不信を神の子に対して用いようとする前に、慎重に考えてみてください。

 For he is risen, and you have accepted the Cause of his awakening as yours.
 というのは、神の子はよみがえったのであり、神の子の目覚めの大いなる原因を、あなたは自分のものとして受け入れたからです。

 You have assumed your part in his redemption, and you are now fully responsible to him.
 神の子の救済において自分の果たすべき役割をあなたは引き受けたのです。だから、あなたは今や神の子に対して完全に責任を負っています。

 Fail him not now, for it has been given you to realize what your lack of faith in him must mean to you.
 今になって彼を見放さないでください。なぜなら、神の子に対するあなたの信頼の欠如が自分にとってどんな意味を持つのか理解する責任があなたには課されているからです。

 His salvation is your only purpose.
 神の子の救いこそが、あなたの唯一の目的です。

 See only this in every situation, and it will be a means for bringing only this.
 あらゆる状況の中に、ただこの神の子の救済だけを見てください。そうすれば、すべての状況が、神の子の救済だけをもたらすための手段となるでしょう。


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6. When you accepted truth as the goal for your relationship, you became a giver of peace as surely as your Father gave peace to you.
 あなたが自らの関係の目標として真理だけを受け入れたとき、あなたの大いなる父があなたに平安を授けてくれたのと同じくらい確実に、あなたも平安の与え手となったのです。

 For the goal of peace cannot be accepted apart from its conditions, and you had faith in it for no one accepts what he does not believe is real.
 その理由はこうです。すなわち、平安の条件である信頼と切り離して平安という目標が受け入れられることはありえません。そして、誰も自分が本当だと信じてもいないものを受け入ることはありません。そうだとすれば、あなたは平安という目標を信頼したはずなのです。

 Your purpose has not changed, and will not change, for you accepted what can never change.
 あなたの目的は変わっていないし、これからも変わることはありません。なぜなら、あなたは決して変化しえないものを受け入れたからです。

 And nothing that it needs to be forever changeless can you now withhold from it.
 そして、目的が永遠に不変であるために必要なものを、今になってあなたが目的に与えずにおくことはできません。

 Your release is certain.
 あなたが解放されることは確実です。

 Give as you have received.
 あなたが受け取ったように与えなさい。

 And demonstrate that you have risen far beyond any situation that could hold you back, and keep you separate from him whose call you answered.
 そして、あなたがその呼びかけに答えた聖霊からあなたを引き戻したり、引き離したりしておけるような、いかなる状況をもはるか超越する高みにまであなたが昇ったことを実証するのです。



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