There Is No Spoon

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レッスン15「私が思うことは、私の作り出したイメージだ」

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レッスン15です。

今日のテーマは「私の思考は、私の作り出したイメージだ」です。





“My thoughts”「私の思考」、「私の思い」というと、何か記憶を想起して思い浮かべたり、思いを巡らすことのように、頭の中だけで自己完結する思考のように読めますが、このレッスンでいう「思考」はどちらかというと、心の表象作用、すなわち、外にある対象物を五官で感知して、その像を心のスクリーン上に映し出す作用をイメージしてもらうとよいです。

というのも、このレッスンでは、肉眼で「見る」作用というものが、そこに本当はありもしない幻想が存在することを心に錯覚させる作用であって、本当の正しい知覚としての「見る」作用である「ヴィジョン」の代用として、ヴィジョンに取って代わってしまっているのだということを説明するレッスンだからです。

実習でも、「This ______ is an image that I have made.
この(   )は、私の作り出した想像だ。」というふうに具体的な対象物が自分の作り出した想像だというあてはめをすることになっています。

常識では、知覚というものは、外部の客観世界に存在する対象物の持つ周波数を五官の作用によって感知するものだとして考えられています。


視覚であれば、対象物の持つ光のエネルギーが網膜に届いて刺激を与え網膜像を結び、それがに伝達されて、意識がイメージを持つということです。

これに対して、このレッスンでは、肉眼で見ることは、実在しないイメージを作り出して心に錯覚を起こさせることだと言います。

イメージとしては、オンライン・ゲームゲームセンターの複数参加のレーシングゲームを思い浮かべていただくとよいですが、確固としたゲーム世界がどこかに実在しているわけではなく、プレイヤーの見ているパソコンのモニターやゲーム機のスクリーンに映し出された映像が、みんなで体験している共通の世界(レーシング・ゲームならサーキット)が存在するように錯覚させているだけだというのと似ています。

では、レッスンに入りましょう。





Workbook Lesson 15

My thoughts are images that I have made.
私の思考は、私の作り出したイメージだ。






My thoughts are images that I have made.
私の思考は、私の作り出したイメージだ。


1. It is because the thoughts you think you think appear as images that you do not recognize them as nothing.
 あなたが自分で思考していると思っているその思いがイメージとして現れるせいで、あなたには、自分の心に思い浮かべるものが無であることがわかりません。

 You think you think them, and so you think you see them.
 あなたは自分がそれらのことを思考していると思っているので、あなたは自分が思考したものを見ていると思っています。

 This is how your "seeing" was made.
 これが、いかにしてあなたの「見ること」が作り出されたのかについての説明です。

 This is the function you have given your body's eyes.
 これこそ、あなたが自分の肉体の目に与えた役割です。

 It is not seeing.
 肉眼機能は、見ることではありません。

 It is image making.
 肉眼機能は、イメージを作り出すことなのです。

 It takes the place of seeing, replacing vision with illusions.
 肉眼機能は、ヴィジョンの代わりに幻想の錯覚で置き換えて、見るという役割を奪っているのです。




2. This introductory idea to the process of image making that you call seeing will not have much meaning for you.
 あなたが見ることと呼ぶイメージを作り出すプロセスに対して導入することになるこの考え方は、あなたにとって大して意味を持たないように思えるでしょう。

 You will begin to understand it when you have seen little edges of light around the same familiar objects which you see now.
 あなたは、自分が今見ている慣れ親しんだ同じ対象物の周囲に小さな光の縁が見えてきたときになってはじめて、このことを理解しはじめるでしょう。

 That is the beginning of real vision.
 それこそ、本当のヴィジョンの始まりです。

 You can be certain that real vision will come quickly when this has occurred.
 このことが起こったとき、真のヴィジョンがすぐさまやってくるだろうとあなたは確信できます。




3. As we go along, you may have many "light episodes."
 私たちが歩みを進めるにつれて、あなたは多くの「光が差しこむ体験」をするようになるかもしれません。

 They may take many different forms, some of them quite unexpected.
 それらの体験は、多くの違った形をとるかもしれないし、そのうちのいくつかは、まったく予期もせず体験するかもしれません。

 Do not be afraid of them.
 でも、それらの体験を恐れることはありません。

 They are signs that you are opening your eyes at last.
 それらの体験は、あなたがようやく自分の目を開きはじめている印です。

 They will not persist, because they merely symbolize true perception, and they are not related to knowledge.
 それらの体験はいつまでも続くわけではありません。なぜなら、それらの体験は、単に、正しい知覚を象徴しているだけであって、知識とは関連するものではないからです。

 These exercises will not reveal knowledge to you.
 これらの練習は、知識をあなたに明らかにするものではありません。

 But they will prepare the way to it.
 しかし、これらの練習は、知識に至る道を整えてくれるでしょう。




4. In practicing the idea for today, repeat it first to yourself, and then apply it to whatever you see around you, using its name and letting your eyes rest on it as you say:
 今日の考えを実践する際には、まず自分に繰り返し今日の考えを言い聞かせてください。それから、あなたが自分の周りに目にするものであれば何にでもあなたの目をそれに止めて、その物の名前を使って次のように言いながら今日の考えを適用してください。


This ______ is an image that I have made.
この(   )は、私の作り出したイメージだ。

That ______ is an image that I have made.
あの(   )は、私の作り出したイメージだ。


 It is not necessary to include a large number of specific subjects for the application of today's idea.
 今日の考えを適用するために、必ずしもたくさんの数の具体的な対象を含める必要はありません。

 It is necessary, however, to continue to look at each subject while you repeat the idea to yourself.
 しかしながら、あなたが考えを自分に繰り返し言い聞かせる間、一つひとつの対象をじっと見つめ続けることは必要です。

 The idea should be repeated quite slowly each time.
 一つひとつの対象に考えを適用するつど、努めてゆっくりと今日の考えを繰り返すようにしてください。




5. Although you will obviously not be able to apply the idea to very many things during the minute or so of practice that is recommended, try to make the selection as random as possible.
 推奨される1分程度の実習時間では、考えをあまり多くのものに適用できないのは明らかですが、対象物の選択はできうるかぎり手当たり次第にするようにしてください。

 Less than a minute will do for the practice periods, if you begin to feel uneasy.
 もしあなたが不快に感じはじめるなら、実習時間は1分よりも短い時間でもかまいません。

 Do not have more than three application periods for today's idea unless you feel completely comfortable with it, and do not exceed four.
 今日の考えを適用することを完全に快適に感じるのでないかぎり、今日の考えを適用する回数は3回以上にはしないようにしてください。快適に感じる場合でも、4回は超えないようにしてください。

 However, the idea can be applied as needed throughout the day.
 とはいえ、1日を通して、必要に応じて、考え自体を用いることは可能です。



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