There Is No Spoon

        対訳 奇跡のコース      奇跡のコース( 奇跡講座  A Course in Miracles ACIM )テキスト、ワークブック、マニュアルの和訳(日本語翻訳)

T29-4 夢での役割

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今回はテキスト第二十九章から「での役割」という一節をご紹介します。




短い一節ですが、悲しみのを幸せなに変える秘訣が示されていますので、じっくり読んでみてください。



テキスト第二十九章

IV. Dream Roles
四 での役割


1. Do you believe that truth can be but some illusions?
 真理がある種の幻想でしかないということがありうると、あなたは信じているのでしょうか。

 They are dreams because they are not true.
 幻想は真理でないからこそ、幻想なのです。

 Their equal lack of truth becomes the basis for the miracle, which means that you have understood that dreams are dreams; and that escape depends, not on the dream, but only on awaking.
 どのような幻想にも等しく真理が欠如していることが奇跡の基盤です。このことは、でしかなく、そのからの脱出は、そのにかかっているのではなく、ただ目覚めることにのみかかっているとあなたが理解したことを意味します。

 Could it be some dreams are kept, and others wakened from?
 いくつかの夢は取っておいて、他の夢からは目覚めるということができるでしょうか。

 The choice is not between which dreams to keep, but only if you want to live in dreams or to awaken from them.
 選択は、どの夢を維持しておくかではなくて、ただ単に、あなたが夢の中に生きることを望むのか、それとも一切の夢から目覚めることを望むのか、その両者の間にしかありません。

 Thus it is the miracle does not select some dreams to leave untouched by its beneficence.
 したがって、奇跡は、いくつかの夢だけを選び出して、それらには奇跡の恩恵を与えずにおくということはしません。

 You cannot dream some dreams and wake from some, for you are either sleeping or awake.
 あなたはある夢を見つづけながら、別の夢からは目を覚ますということはできません。というのも、あなたは眠ったままか目覚めているか、そのどちらかだからです。

 And dreaming goes with only one of these.
 そして、夢を見ることは、このうちの眠りにだけに属することです。




2. The dreams you think you like would hold you back as much as those in which the fear is seen.
 あなたが自分では好きだと思っている夢でさえ、恐怖を経験する夢と同じくらい強くあなたを引き止めようとします。

 For every dream is but a dream of fear, no matter what the form it seems to take.
 というのは、たとえ夢がどんな形をとるように見えようとも、夢はどれも恐怖の夢でしかないからです。

 The fear is seen within, without, or both.
 恐怖は内面にも外部にも、または内と外の両方に見えることもあります。

 Or it can be disguised in pleasant form.
 あるいは、恐怖は、快適な形を装っていることもありえます。

 But never is it absent from the dream, for fear is the material of dreams, from which they all are made.
 しかし、恐れが夢からなくなっていることは絶対にありません。それは、恐れこそが夢を構成する素材であり、この恐怖という素材を元にしてすべての夢が形作られるからです。

 Their form can change, but they cannot be made of something else.
 夢の形が変わることはありえますが、恐れ以外のものから夢が作り出されることはありえません。

 The miracle were treacherous indeed if it allowed you still to be afraid because you did not recognize the fear.
 あなたが恐れに気づかなかったという理由で、もし奇跡が依然としてあなたを恐れたままにしておくとすれば、奇跡はまったくあてにならないものだということになってしまいます。

 You would not then be willing to awake, for which the miracle prepares the way.
 そうなると、たとえ奇跡があなたの目覚めのための道を準備したとしても、あなたは進んで目を覚ます気にはならないでしょう。

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3. In simplest form, it can be said attack is a response to function unfulfilled as you perceive the function.
 最も簡単な形で言うなら、攻撃は、あなたがその役割はこうだと知覚している通りにその役割が果されていないことに対する反応として生じます。

 It can be in you or someone else, but where it is perceived it will be there it is attacked.
 その役割はあなたの役割であることも誰かほかの人の役割であることもありえますが、その役割が知覚されるところで、その役割は攻撃されることになります。

 Depression or assault must be the theme of every dream, for they are made of fear.
 どんな夢であれ、あらゆるの夢の基盤となるテーマは、憂鬱な思いか、激しく非難したい思いかのどちらかです。というのも、それらの思いは恐れからできているからです。

 The thin disguise of pleasure and of joy in which they may be wrapped but slightly veils the heavy lump of fear that is their core.
 それらの思いは、快楽や喜びの薄っぺらな化けの皮で包まれているかもしれませんが、そんな薄皮は、それら思いの核心にある重苦しい恐れの塊をかすかに覆い隠しているだけです。

 And it is this the miracle perceives, and not the wrappings in which it is bound.
 そして、奇跡が知覚するのはその核心であって、それを包んでいる外の薄皮ではないのです。




4. When you are angry, is it not because someone has failed to fill the function you allotted him?
 あなたが怒るとき、それは誰かがあなたがその人に割り当てた役割を果し損ねたせいではないでしょうか。

 And does not this become the "reason" your attack is justified?
 そして、誰かがあなたの与えたその役割を果たし損ねたことが、あなたの攻撃が正当化される「理由」になっているのではないでしょうか。

 The dreams you think you like are those in which the functions you have given have been filled; the needs which you ascribe to you are met.
 あなたが好きだと思う夢は、あなたの与えた役割が果されている夢であって、あなたが自分に必要なものだとした物事が満たされている夢です。

 It does not matter if they be fulfilled or merely wanted.
 あなたが夢に与えた自分の必要を満たすという役割が果たされたのか、単に望んだだけなのかは問題ではありません。

 It is the idea that they exist from which the fears arise.
 問題なのは、あなたが夢に与えた役割、自分に必要性が存在するという観念そのものであって、その観念から恐れが生じてくるのです。

 Dreams are not wanted more or less.
 夢というものは、より多くまたはより少なく望むというものではありません。

 They are desired or not.
 夢は、望まれるか望まれないか、そのどちらかです。

 And each one represents some function that you have assigned; some goal which an event, or body, or a thing should represent, and should achieve for you.
 そして、一つひとつの夢は、あなたが割り当てた何かしらの役割を表しています。それは、ある出来事や身体やある物によって表されるべきで、あなたのために達成されるべき何かしらの目標です。

 If it succeeds you think you like the dream.
 もしその目標の達成が成功すれば、あなたは自分はその夢が好きだと思います。

 If it should fail you think the dream is sad.
 もし失敗に終われば、悲しい夢だと思います。

 But whether it succeeds or fails is not its core, but just the flimsy covering.
 しかし、それが成功しようが失敗に終わろうが、そんなことは夢の核心ではありません。それは、単なる薄弱な覆いにすぎないのです。


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5. How happy would your dreams become if you were not the one who gave the "proper" role to every figure which the dream contains.
 夢の中に出て来る一人ひとりの登場人物に「ふさわしい」役割を与えたのがあなたではなかったとすれば、あなたの夢はどんなに幸せな夢になっていたことでしょう。

 No one can fail but your idea of him, and there is no betrayal but of this.
 その登場人物が誰であれ、その人に対するあなたの観念しか、あなたを失望させることはできません。そして、裏切られるものがあるとすれば、登場人物に対するあなたの観念しかありえません。

 The core of dreams the Holy Spirit gives is never one of fear.
 聖霊が与える夢の核心は、決して恐怖によるものではありません。

 The coverings may not appear to change, but what they mean has changed because they cover something else.
 外側を覆うものは変わらないように見えるかもしれません。しかし、それまでとは異なる別のものを覆っているので、その覆いが意味するものも変わっています。

 Perceptions are determined by their purpose, in that they seem to be what they are for.
 知覚する目的が何かによって、何を知覚するかが決まります。だから、知覚はその目的とするものの通りに見えるということです。

 A shadow figure who attacks becomes a brother giving you a chance to help, if this becomes the function of the dream.
 もし夢の役目があなたに自分が兄弟の助けとなるための機会を与えることになるなら、攻撃をしかけてくる影のような夢の登場人物も、あなたに助けとなる機会を与えてくれる兄弟となります。

 And dreams of sadness thus are turned to joy.
 このようにして、悲しみの夢は喜びの夢へと変わるのです。




6. What is your brother for?
 あなたの兄弟は何のために存在するのでしょうか。

 You do not know, because your function is obscure to you.
 あなたには自分の兄弟が何のために存在しているのかわかっていません。なぜなら、あなたには自分自身の役割がはっきりわかっていないせいです。

 Do not ascribe a role to him that you imagine would bring happiness to you.
 あなたが自分に幸せを運んできてくれるはずだと思い描く役割を、兄弟に押しつけてはなりません。

 And do not try to hurt him when he fails to take the part that you assigned to him, in what you dream your life was meant to be.
 また、あなたが自分の人生はこうあるべきだと思い描く夢の中で、あなたが兄弟に割り当てた役目を彼がちゃんと果たし損ねたからといって、彼を傷つけようとしてはなりません。

 He asks for help in every dream he has, and you have help to give him if you see the function of the dream as He perceives its function, Who can utilize all dreams as means to serve the function given Him.
 兄弟は彼が見るどんな夢の中でも助けを求めています。そして、もしあなたが夢の役割を、聖霊が知覚するように見さえすれば、あなたは兄弟に助けを差し延べることができます。聖霊は、自らに授けられた役割を果たすのに役立つ手段としてどんな夢でも利用できるのです。

 Because He loves the dreamer, not the dream, each dream becomes an offering of love.
 聖霊は、夢自体ではなく、それを夢見ている者のことを愛しています。だから、一つひとつの夢は、愛という捧げものとなるのです。

 For at its center is His Love for you, which lights whatever form it takes with love.
 というのは、夢の中心には聖霊のあなたへの大いなる愛があり、夢がどんな形をとろうとも、それを愛で照らしてくれるからです。

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