T5-2 神に代わって語る声


I think that if you live long enough, you realize that so much of what happens in life is out of your control — but how you respond to it is in your control.
私は思うのです。ある程度長く生きていれば、人生で起こることの大半は自分のコントロール外にあるということがわかってきます。けれど、その出来事にどう向き合うかは自分のコントロール内なのだと。

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Hillary Diane Rodham Clinton
ヒラリー・クリントン



Come to me, all you who are weary and burdened, and I will give you rest.
重荷を背負い、疲れ果てた者たちよ、みな、私の許に来なさい。そうすれば、私があなたを休ませてあげよう。

Take my yoke upon you and learn from me, for I am gentle and humble in heart, and you will find rest for your souls.
私からあなたにくびきをかけられるようにして、私の横に並んで私から学びなさい。というのも、私の心は温和ででしゃばることがないので、あなたは自分の魂が安らぐのがわかるはずだから。

For my yoke is easy and my burden is light.
それは、私のくびきは負いやすく、私の荷は軽いからである。

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Matthew 11:28-30
イエス・キリスト(マタイによる福音書第11章28節

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Jesus said, “Come to me, because my work is easy and my requirements are light. You’ll be refreshed.”
イエスは言われた。「私の許に来なさい。なぜなら、私と一緒になす作業は簡単なことで、私があなたに求めるのは光を受け取るだけのことだからだ。あなたはきっと英気を取り戻すであろう。」

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Gospel of Thomas
イエス・キリスト(トマスによる福音書第90節)



And he began to teach them, that the Son of man must suffer many things, and be rejected of the elders, and of the chief priests, and scribes, and be killed, and after three days rise again.
それからイエスは、人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日の後に復活することになっている、と弟子たちに教え始められた。

And he spake that saying openly. And Peter took him, and began to rebuke him.
しかも、そのことをはっきりとお話しになった。すると、ペトロはイエスをわきにお連れして、いさめ始めた。

But when he had turned about and looked on his disciples, he rebuked Peter, saying, Get thee behind me, Satan: for thou savourest not the things that be of God, but the things that be of men.
イエスは振り返って、弟子たちを見ながら、ペトロを叱って言われた。「サタン、引き下がれ。あなたは神のことを思わず、人間のことを思っている。」

And when he had called the people unto him with his disciples also, he said unto them, Whosoever will come after me, let him deny himself, and take up his cross, and follow me.
それから、群衆を弟子たちと共に呼び寄せて言われた。「私の後に従いたい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、私に従いなさい。

For whosoever will save his life shall lose it; but whosoever shall lose his life for my sake and the gospel's, the same shall save it.
自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、私のため、また福音のために命を失う者は、それを保つのである。

For what shall it profit a man, if he shall gain the whole world, and lose his own soul?
というのも、たとえ全世界を手に入れようとも、その者が自分の魂を失うならば、その者に何の得があろうか。

Or what shall a man give in exchange for his soul?
その者は、自分の魂を買い戻すために、どんな代価を支払えようか。

Whosoever therefore shall be ashamed of me and of my words in this adulterous and sinful generation; of him also shall the Son of man be ashamed, when he cometh in the glory of his Father with the holy angels.
神に背いたこの罪深い時代に、私と私の言葉を恥じる者は、人の子もまた、父の栄光に輝いて聖なる天使たちと共に来るときに、その者を恥じる。」

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Mark 8;31−38
イエス・キリスト(マルコによる福音書第8章



願望は、実現されない確率を除外していない点で、意図と異なる。もし私たちが何かを望んで、それを得ることが難しいとなると、もっと欲しくなる。願望はいつも過剰ポテンシャルを産み出す。願望自体がすでに過剰ポテンシャルなのだと定義づけられる。どこか何かが欠けているが、その何かをそこへ引き込もうとする思考エネルギーが存在する場合、それが願望だ。これに対し意図は、信じることも望むこともせず、ただ作用するのだ。

純粋な意図は決して過剰ポテンシャルを産み出さない。意図とは、すでにすべてが決定されたということを前提としている。つまり、「私はそうなることをただ単に決めてしまった。それはほぼ成し遂げられた事実なのだ」というように。それは、そうなるだろうということの穏やかな認識である。たとえば、私が売店へ新聞を買いに行くつもりであるとしよう。ここでは願望というのは何もない。願望は、私がそうしようと決めた瞬間まで存在していただけだ。この願望が履行されない確率は極めて小さいし、履行されない場合でも、何の災厄も起こらない。つまりこのときの意図は、願望すなわち過剰ポテンシャルが完全に取り除かれたものになっている。



Vadim Zeland
ヴァジム・ゼランド(「リアリティ・トランサーフィン2 魂の快・不快の選択」107ページ)

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今回は、テキスト第五章から、「神に代わって語る声」という一節をご紹介します。


神の現実と幻想世界の橋渡し役としての聖霊

神の子は、光源である神の光を拡張する存在ですが、神から分離したという幻想を抱いて、神に対して罪を犯したという罪悪感を抱き、報復としての処罰への恐怖の暗雲に包まれ、光の拡張ではなく、暗雲のスクリーンへの影の投影をして、空想の世界で分裂した無数の人格に自己同一化する夢を見ています。

聖霊は、神から、本当の私たちである神の子に神が定めた居場所であり、神の子が現にいる場所である天国に戻るようにと呼びかける神の声です。

とはいえ、神の子は、幻想世界の中で私たち人間という着ぐるみが自分だと信じ込んで自分が何者かわからなくなる狂気に陥っているので、聖霊は、私たちという架空の存在に向けて語りかける方法によってしか神の子にアクセスできません。

この意味で、聖霊は、神のいる現実と私たちのいる幻想世界という異次元の架空世界、有と無との間の橋渡し役です。


聖霊の役目

私たちのいるつもりの世界は幻で本当は無なのですが、私たち自身の本質が光であり、恐怖の暗雲というスクリーンを作り出してエゴというスライドで自分を覆っているために、スクリーンに投じられた光と影が織りなす形を見て、私たちは、それが無ではなく本物だと誤解しています。

この誤解を解消するのが聖霊の役目です。

聖霊が取り組む相手は、実在しない無なので、聖霊は攻撃しません。攻撃するとしたら、それは実在するものとして、攻撃対象を幻想から実在へと格上げすることになってしまうからです。

聖霊がなすのは、真理に気づかせ、思い出させることです。




エゴではなく聖霊の声を聴く

私たちは、エゴに従っているために、自分たちが神の子であることを忘れ、エゴ・身体が自分だと信じ、神の子の大いなる霊が分裂した魂と魂の宿る身体が自分だと信じています。

これに対して、聖霊は、個別の自己としての私たちが錯覚で、本当の私たちは神の子であることを知っています。

私たちが自分がエゴだと信じる状態から脱するには、私たちが聖霊からの呼び声に耳を貸して、個別の自己の中に残る本質、決定者である小さな閃光である魂が自分でエゴではなく聖霊を選択することが必要です。


聖霊の声を聞くための参考書として、「第8の習慣」がとても役立つと思います。








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テキスト第五章

II. The Voice for God
二 神に代わって語る声



1. Healing is not creating; it is reparation.
 癒しは創造することではありません。癒しは修復することです。

 The Holy Spirit promotes healing by looking beyond it to what the children of God were before healing was needed, and will be when they have been healed.
 聖霊が癒しを促進させるやり方はこうです。すなわち、癒しを要する状態の向こう側に、かつて神の子供たちが癒しが必要になる前にそうであったし、いずれ神の子供たちが癒されたときにそうなるはずの神の子供たちの真の姿を見るという方法です。

 This alteration of the time sequence should be quite familiar, because it is very similar to the shift in the perception of time that the miracle introduces.
 このような時間の順序の変更には、もうすっかり馴染んできたはずです。なぜなら、この時間の順序の変更は、時間の知覚に関して奇跡が導入する変化と非常によく似ているからです。

 The Holy Spirit is the motivation for miracle-mindedness; the decision to heal the separation by letting it go.
 聖霊は、分離を放棄することによって分離を癒すことを決意して、奇跡を起こそうと心に志向させるように促す存在です。

 Your will is still in you because God placed it in your mind, and although you can keep it asleep you cannot obliterate it.
 あなたの意志は、神がそれをあなたの心の中に置いてくれたがゆえに、依然としてあなたの心の中にあります。だから、あなたは、自分の意志を眠らせておくことはできても、自分の意志を消し去ることなどできないのです。

 God himself keeps your will alive by transmitting it from his Mind to yours as long as there is time.
 時間が存在するかぎりは、神自ら、神の大いなる心からあなたの心へとそれを送り伝えることによってあなたの意志を生かし続けてくれます。

 The miracle itself is a reflection of this union of Will between Father and Son.
 奇跡そのものが、父と子の間のこのような意志の結びつきの反映です。

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2. The Holy Spirit is the spirit of joy.
 聖霊は喜びの霊です。

 He is the Call to return with which God blessed the minds of his separated Sons.
 聖霊は、戻るようにとの大いなる呼びかけです。神は、この呼びかけによって分離した子供たちを祝福したのです。

 This is the vocation of the mind.
 この戻るようにとの呼びかけこそ、分離した心への神からの召命です。

 The mind had no calling until the separation, because before that it had only being, and would not have understood the Call to right thinking.
 分離が起こるまで、心は召命を受けることはありませんでした。なぜなら、分離以前は、心はただ在るのみであったので、正しく思考するようにとの呼びかけなど理解しようがなかったからです。

 The Holy Spirit is God's Answer to the separation; the means by which the Atonement heals until the whole mind returns to creating.
 聖霊こそ、分離に対する神の大いなる答えです。この聖霊を拠りどころとして、贖罪は、ひとつになった心が全体として創造を再開するようになるまで癒すのです。



3. The principle of Atonement and the separation began at the same time.
 贖罪の原理と分離は、同時に始まりました。

 When the ego was made, God placed in the mind the Call to joy.
 エゴが作り出されたとき、神は個々の心の中に喜びへの呼びかけを置いてくれたからです。

 This Call is so strong that the ego always dissolves at Its sound.
 この呼びかけはあまりにも強力なので、エゴはこの大いなる呼びかけの響きによって必ず消滅します。

 That is why you must choose to hear one of two voices within you.
 だからこそ、あなたは自分の中にあるふたつの声のうちのどちらに耳を貸すのかを選ばなければなりません。

 One you made yourself, and that one is not of God.
 ひとつはあなたが自分で作り出した声であり、その声は神からのものではありません。

 But the other is given you by God, Who asks you only to listen to it.
 しかし、もう一方は神からあなたに授けられたものであり、神はあなたに、ただこの声に耳を傾けることだけを求めています。

 The Holy Spirit is in you in a very literal sense.
 きわめて文字どおりの意味で、聖霊はあなたの中にいます。

 His is the voice that calls you back to where you were before and will be again.
 聖霊の声はあなたに、あなたが以前にいた場所であり、再びあなたの居場所となるところに戻るようにと呼びかけています。

 It is possible even in this world to hear only that voice and no other.
 たとえこの世界の中にあっても、聖霊の声だけを聴いて、それ以外の声には耳を貸さずにいることは可能です。

 It takes effort and great willingness to learn.
 聖霊の声だけを聴くためには、努力と学びたいという強い意欲を要します。

 It is the final lesson that I learned, and God's Sons are as equal as learners as they are as sons.
 ただ聖霊の声だけを聴くことこそ、私が最終的に学んだ教えです。そして、神の子らは子供たちとして同等なのだから、誰もが等しく私と同じように学べるのです。

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4. You are the Kingdom of Heaven, but you have let the belief in darkness enter your mind and so you need a new light.
 あなたは、まさに天の王国そのものです。しかし、あなたは自分の心に闇への信仰が入りこむことを容認してしまっているので、あなたには新しい光が必要です。

 The Holy Spirit is the radiance that you must let banish the idea of darkness.
 聖霊は輝きです。あなたはこの聖霊の輝きに、闇の想念を追い払ってもらうようにしなければなりません。

 His is the glory before which dissociation falls away, and the Kingdom of Heaven breaks through into its own.
 聖霊の輝きは、栄光そのものです。栄光に満ちた聖霊の輝きを前にすると、意識の解離は崩れ去って、天の王国が自ずから姿を現してきます。

 Before the separation you did not need guidance.
 分離が生じる前は、あなたは導きを受ける必要などありませんでした。

 You knew as you will know again, but as you do not know now.
 あなたは、今あなたが知らずにいるものの、また再び知るようになることを、かつてはその通りにちゃんと知っていたからです。



5. God does not guide, because he can share only perfect knowledge.
 神は導くということはしません。なぜなら、神が分かち合えるのは完全な知識だけだからです。

 Guidance is evaluative, because it implies there is a right way and also a wrong way, one to be chosen and the other to be avoided.
 指導することは評価することです。なぜなら、指導することは、正しい道だけではなく間違った道も存在していて、一方が選ばれるべきで、他方が避けられるべきことを前提とするからです。

 By choosing one you give up the other.
 一方の道を選ぶことによって、あなたは、もう一方の道を放棄することになります。

 The choice for the Holy Spirit is the choice for God.
 聖霊を選択することは、神を選択することです。

 God is not in you in a literal sense; you are part of him.
 神は文字どおりの意味であなたの内にいるわけではありません。それは、あなたのほうが神の一部だからです。

 When you chose to leave him he gave you a voice to speak for him because he could no longer share his knowledge with you without hindrance.
 あなたが神から離れることを選んだとき、神は自らを代弁する声をあなたに授けてくれました。なぜなら、神はもはや何の支障もなく、自らの知識をあなたと共有できなくなってしまったからです。

 Direct communication was broken because you had made another voice.
 あなたが別の声を作り出したために、直接的なコミュニケーションが断絶してしまったのです。

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6. The Holy Spirit calls you both to remember and to forget.
 聖霊はあなたに、思い出すように呼びかけるとともに、忘れるようにとも呼びかけています。

 You have chosen to be in a state of opposition in which opposites are possible.
 それは、あなたが正反対の物事が存在しうる対立状態にいることを選択したからです。

 As a result, there are choices you must make.
 その結果として、あなたが選択しなければならない複数の選択肢が存在しているのです。

 In the holy state the will is free, so that its creative power is unlimited and choice is meaningless.
 神聖な状態においては、意志は自由です。それゆえ、意志の創造する力は無限なので、選択は意味をなしません。

 Freedom to choose is the same power as freedom to create, but its application is different.
 選択する自由は、創造する自由と同じ力です。もっとも、それらの力の使い方には違いがあります。

 Choosing depends on a split mind.
 選択は、分裂した心の存在を前提とします。

 The Holy Spirit is one way of choosing.
 聖霊は、選択肢となる道のひとつです。

 God did not leave his children comfortless, even though they chose to leave him.
 神は、自らの子供たちが神の下を去る選択をしたにもかかわらず、自らの子供たちを慰みのないまま放ってはおきませんでした。

 The voice they put in their minds was not the voice for his will, for which the Holy Spirit speaks.
 神の意志を代弁する声ではない声を子供たちが自分たちの心に置いたので、神は聖霊に自らの意志を代弁させるのです。



7. The voice of the Holy Spirit does not command, because It is incapable of arrogance.
 聖霊の声が何かを命令することはありません。なぜなら、聖霊は傲慢になることができないからです。

 It does not demand, because It does not seek control.
 聖霊の声が何かを要求することはありません。なぜなら、聖霊は支配しようとはしないからです。

 It does not overcome, because It does not attack.
 聖霊の声が何かを打ち負かすことはありません。なぜなら、聖霊は攻撃などしないからです。

 It merely reminds.
 聖霊の声は、ただ思い出させるだけです。

 It is compelling only because of what It reminds you of.
 聖霊の声には説得力があります。それはただ、聖霊の声があなたに思い出させるものゆえのことです。

 It brings to your mind the other way, remaining quiet even in the midst of the turmoil you may make.
 聖霊の声は、たとえあなたが自分で作り出す混乱のさなかにあっても、平静なままなので、あなたの心に別の道をもたらしてくれます。

 The voice for God is always quiet, because It speaks of peace.
 神を代弁する語る声は、いつも穏やかです。なぜなら、その声は平安について語るからです。

 Peace is stronger than war because it heals.
 平安のほうが戦いよりも強いのです。なぜなら、平安は癒すからです。

 War is division, not increase.
 戦いは、分割することであって、増大することではありません。

 No one gains from strife.
 争うことで得をする者など誰ひとりいません。

 What profiteth it a man if he gain the whole world and lose his own soul?
 たとえ全世界を手に入れようとも、自分自身の魂を失うなら、争いが人に何の益をもたらすというのでしょうか。

 If you listen to the wrong voice you have lost sight of your soul.
 もしあなたが間違った声に耳を傾けるなら、あなたは自分の魂を見失ってしまっているのです。

 You cannot lose it, but you can not know it.
 あなたは自分の魂を失うことはできませんが、自分の魂を知らずにいることはできます。

 It is therefore "lost" to you until you choose right.
 したがって、あなたが正しく選ぶまでは、あなたの魂は、あなたにとっては「失われ」ているのです。

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8. The Holy Spirit is your Guide in choosing.
 聖霊は、選択するに際しての、あなたの大いなる導き役です。

 He is in the part of your mind that always speaks for the right choice, because he speaks for God.
 聖霊は、正しい選択肢をつねに示すあなたの心の部分にいます。なぜなら、聖霊は神を代弁するからです。

 He is your remaining communication with God, which you can interrupt but cannot destroy.
 聖霊は、あなたが今でも留めている神とのコミュニケーションのことです。あなたはこのコミュニケーションを中断することはできても、破壊することはできません。

 The Holy Spirit is the way in which God's Will is done on earth as it is in heaven.
 聖霊は、神の大いなる意志が天になされるがごとく地にも行き渡らせるための手段です。

 Both heaven and earth are in you, because the call of both is in your mind.
 天と地とは両方とも、あなたの中にあります。なぜなら、あなたの心の中には、両方からの呼びかけがあるからです。

 The voice for God comes from your own altars to him.
 神を代弁する声は、あなた自身の神への祭壇から訪れます。

 These altars are not things; they are devotions.
 この祭壇とは、形ある物ではありません。それは、心を全面的に捧げることです。

 Yet you have other devotions now.
 しかし、あなたは今のところ、別のものにも心を捧げてしまっています。

 Your divided devotion has given you the two voices, and you must choose at which altar you want to serve.
 あなたが分割して心を捧げることで、あなたにはふたつの声が与えられてしまっています。そのために、あなたは、どちらの祭壇に仕えることを望むのか、それを選ばなければなりません。

 The call you answer now is an evaluation because it is a decision.
 今、あなたがその呼びかけに答えることはひとつの評価です。なぜなら、それは決断することだからです。

 The decision is very simple.
 その決断を下すのは実に簡単です。

 It is made on the basis of which call is worth more to you.
 その決断に際しては、どちらの呼びかけがあなたにとってより価値があるのかという基準で決めればよいからです。

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9. My mind will always be like yours, because we were created as equals.
 私の心はいつまでも、あなたの心と同じものであるでしょう。なぜなら、私たちは等しいものとして創造されたからです。

 It was only my decision that gave me all power in heaven and earth.
 天と地におけるすべての力を私に与えたのは、ただ私自身の決断だけでした。

 My only gift to you is to help you make the same decision.
 私からあなたへの唯一の贈り物は、あなたが私と同じ決断ができるように手助けすることです。

 This decision is the choice to share it, because the decision itself is the decision to share.
 私と同じ決断をすることは、私の決断を共有することを選ぶことです。なぜなら、私の決断そのものが共有するという決断だからです。

 It is made by giving, and is therefore the one choice that resembles true creation.
 この決断は与えることによってなされます。したがって、この決断は真の創造に似た唯一の選択といえます。

 I am your model for decision.
 私は、決断するに際してのあなたにとっての模範です。

 By deciding for God I showed you that this decision can be made, and that you can make it.
 神を選ぶと決めたことで、私はあなたに、この決断をすることは可能であるし、あなたにもその決断ができることを示したのです。



10. I have assured you that the Mind that decided for me is also in you, and that you can let it change you just as it changed me.
 私のために決断してくれた大いなる心は、あなたの中にもあり、まさに大いなる心が私を変えてくれたように、あなたも大いなる心に自分を変えてもらうことができることを、私はすでにあなたに保証しました。

 This Mind is unequivocal, because it hears only one voice and answers in only one way.
 この大いなる心は、誤解の余地のない確固たるものです。なぜなら、それは、ただひとつの声だけを聞き、ただひとつの方法でのみ答えるからです。

 You are the light of the world with me.
 あなたは私と同じ世界の光なのです。

 Rest does not come from sleeping but from waking.
 安息は、眠ることで得られるのではなく、目覚めることで得られるのです。

 The Holy Spirit is the Call to awaken and be glad.
 聖霊は、目を覚まして喜ぶようにとの大いなる呼びかけです。

 The world is very tired, because it is the idea of weariness.
 この世界はまったく疲弊しきっています。なぜなら、世界は疲労の想念そのものだからです。

 Our task is the joyous one of waking it to the Call for God.
 私たちの任務は、神の大いなる呼び声に応えて、疲れきった世界を目覚めさせるという喜びに満ちた仕事です。

 Everyone will answer the Call of the Holy Spirit, or the Sonship cannot be as One.
 誰もがいずれ、聖霊からの大いなる呼びかけに答えるようになります。そうでなければ、神の子全体はひとつだとはいえません。

 What better vocation could there be for any part of the Kingdom than to restore it to the perfect integration that can make it whole?
 王国の一部をなす誰にとってであれ、王国を完全にできるように、王国を完璧に統一された状態へと修復するという仕事に優る聖職がほかにあるでしょうか。

 Hear only this through the Holy Spirit within you, and teach your brothers to listen as I am teaching you.
 あなたの内にいる聖霊を通して、ただこの召命だけに耳を傾けなさい。そして、私があなたに教えている通りに聞くようにと、あなたの兄弟たちにも耳を傾けることを教えてあげなさい。

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11. When you are tempted by the wrong voice, call on me to remind you how to heal by sharing my decision and making it stronger.
 あなたが間違った声に誘惑されたときには、私を呼んでください。そうすれば、私はあなたに、私の決心を共有して、この決心を強めて癒すにはどうすればよいか思い出させてあげましょう。

 As we share this goal, we increase its power to attract the whole Sonship, and to bring it back into the oneness in which it was created.
 私たちがこの目標を共有するにつれて、私たちは、神の子全体を惹きつけるこの目標の力を増大してゆき、神の子が創造された一なる状態に全員を連れ戻すことになります。

 Remember that "yoke" means "join together," and "burden" means "message. "
 「くびき」は「ひとつに結び合わせること」を意味し、「荷」には「運び届けるもの」という意味もあることを思い出してください。

 Let us restate "My yoke is easy and my burden light" in this way; "Let us join together, for my message is light. "
 そこで、「私のくびきは負いやすく、私の荷は軽い。」と聖書にあるのを次のように言い換えることにしましょう。「私たちがひとつに結ばれるようにしよう。私が運び届けるのは光なのだから。」と。



12. I have enjoined you to behave as I behaved, but we must respond to the same Mind to do this.
 私はあなたに、私が振る舞ったように、あなたも振る舞うようにと求めてきました。もっとも、あなたが私と同じように行動するためには、私たちは同一の大いなる心に共鳴しなければなりません。

 This Mind is the Holy Spirit, Whose Will is for God always.
 この大いなる心こそが聖霊であり、聖霊の大いなる意志はつねに神の意志を表しています。

 He teaches you how to keep me as the model for your thought, and to behave like me as a result.
 聖霊はあなたに、私と同じように振る舞えるようになるために、あなたが思考する際の模範として私のことをどのように心に保てばよいか教えてくれます。

 The power of our joint motivation is beyond belief, but not beyond accomplishment.
 私たちが心をひとつにして意欲することで生まれる力強さは、信じがたいほどのものではありますが、達成しがたいものではありません。

 What we can accomplish together has no limits, because the Call for God is the Call to the unlimited.
 私たちが一緒に成し遂げうることには、いかなる限界もありません。なぜなら、神に呼びかけることは、無限なるものに呼びかけることだからです。

 Child of God, my message is for you, to hear and give away as you answer the Holy Spirit within you.
 神の子供よ、私のメッセージはあなたのためのものです。あなたの内にいる聖霊に答えて、私のメッセージを聞き入れて、ほかの者たちにも、このメッセージを伝えてください。


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