There Is No Spoon

        対訳 奇跡のコース      奇跡のコース( 奇跡講座  A Course in Miracles ACIM )テキスト、ワークブック、マニュアルの和訳(日本語翻訳)

T17-7 信頼への呼びかけ

0   0

今回はテキスト第十七章から「信頼への呼びかけ」という一節をご紹介します。




テキスト第十七章

VII. The Call for Faith
七 信頼への呼びかけ


1. The substitutes for aspects of the situation are the witnesses to your lack of faith.
 状況の諸々の側面を代用で置き換えようとすることは、あなたに信頼が欠けていることの証しです。

 They demonstrate that you did not believe the situation and the problem were in the same place.
 状況のある側面を代用で置き換えることは、状況と問題が同じところにあったのに、あなたがそれを信じなかったということを実証します。

 The problem was the lack of faith, and it is this you demonstrate when you remove it from its source and place it elsewhere.
 問題信頼の欠如にあったのです。あなたがその問題をその源から別のところに移して置くとき、あなたは自分の信頼が欠如していることを実証しています。

 As a result, you do not see the problem.
 結果として、あなたは問題を見ないことになります。

 Had you not lacked faith that it could be solved, the problem would be gone.
 もしあなたにその問題解決できると信じることができていたなら、問題はなくなっていたことでしょう。

 And the situation would have been meaningful to you, because the interference in the way of understanding would have been removed.
 そして、その状況はあなたにとって意味のあるものになっていたはずです。なぜなら、あなたの理解を妨げていたものが取り除かれていたはずだからです。

 To remove the problem elsewhere is to keep it, for you remove yourself from it and make it unsolvable.
 問題を別の場所に移すことは、問題を温存することになります。というのは、あなたは自分自身を問題から引き離して、その問題を解決不能なものにしてしまうからです。


名称未設定

2. There is no problem in any situation that faith will not solve.
 いかなる状況にあっても、信頼することによって解決できない問題などひとつもありません。

 There is no shift in any aspect of the problem but will make solution impossible.
 問題のいかなる側面であれ、それを別の場所に移すことは単に解決を不可能にするだけです。

 For if you shift part of the problem elsewhere the meaning of the problem must be lost, and the solution to the problem is inherent in its meaning.
 なぜなら、問題の解決策は問題の意味に本来的に備わっているのに、もしあなたが問題の一部を別の場所に移してしまうと、問題の意味は必ず失われてしまうことになるからです。

 Is it not possible that all your problems have been solved, but you have removed yourself from the solution?
 あなたの問題はすでにすべて解決されてしまっているにもかかわらず、あなたがその解決した状態から自分自身を引き離してしまっている可能性はないでしょうか。

 Yet faith must be where something has been done.
 それでも、信頼というものは、何かがすでに成し遂げられている場所にあるに違いないのです。




3. A situation is a relationship, being the joining of thoughts.
 状況とは、様々な思考が結びついたものであるので、人と人との関係性のことです。

 If problems are perceived, it is because the thoughts are judged to be in conflict.
 もし問題が知覚されるなら、それはそれらの思考同士が相容れないものだと価値判断されているからです。

 But if the goal is truth, this is impossible.
 しかし、もし真理が目標であるなら、思考が矛盾して問題が知覚されることは不可能となります。

 Some idea of bodies must have entered, for minds cannot attack.
 葛藤が生じるのは、身体についての何らかの思考が入り込んだからに違いありません。なぜなら、心は攻撃できないからです。

 The thought of bodies is the sign of faithlessness, for bodies cannot solve anything.
 身体に関する思考は、信頼の欠如を示す印です。というのも、身体には何ごとも解決することができないからです。

 It is their intrusion on the relationship, an error in your thoughts about the situation, which then becomes the justification for your lack of faith.
 関係に押し入ってくる身体に関する思考が、状況についてのあなたの思考の誤りとなり、これが続いてあなたの信頼の欠如を正当化することになります。

 You will make this error, but be not at all concerned with that.
 あなたはこの誤りを犯してしまうでしょうが、そのことについては心配する必要はまったくありません。

 The error does not matter.
 誤りなど問題ではないのです。

 Faithlessness brought to faith will never interfere with truth.
 不信が信頼にもたらされたとしても、不信が真理を損なうことは絶対にできません。

 But faithlessness used against truth will always destroy faith.
 しかし、不信が真理を否認するために利用されると、必ず信頼を破壊することになってしまいます。

 If you lack faith, ask that it be restored where it was lost, and seek not to have it made up to you elsewhere, as if you had been unjustly deprived of it.
 もしあなたに信頼が欠けているのなら、信頼を失ったところで信頼が回復されるように求めなさい。そして、あたかも自分が不当にも信頼を奪い取られでもしたかのように、信頼を失った場所以外の場所で信頼を埋め合わせようとしてはなりません。

名称未設定


4. Only what you have not given can be lacking in any situation.
 いかなる状況であれ、ただあなたが与えずにおいたものだけが欠乏することが可能となります。

 But remember this; the goal of holiness was set for your relationship, and not by you.
 しかし、次のことを覚えておきなさい。すなわち、神聖さという目標は、あなたの関係のために定められたものではあっても、あなたによって定められたものではないということです。

 You did not set it because holiness cannot be seen except through faith, and your relationship was not holy because your faith in your brother was so limited and little.
 あなたが神聖さを目標に定めたのではありません。なぜなら、神聖さは信頼を通してしか見ることができないからです。あなたの兄弟に対する信頼は実に限られた小さなものでしかなかったせいで、あなたの関わる関係は神聖なものではなかったのです。

 Your faith must grow to meet the goal that has been set.
 すでに定められた目標を達成するためには、あなたの信頼を深める必要があります。

 The goal's reality will call this forth, for you will see that peace and faith will not come separately.
 その目標が真実であることが、この信頼を呼び起こしてくれるようになります。というのも、あなたには平安と信頼は別々に生じるものではないとわかってくるからです。

 What situation can you be in without faith, and remain faithful to your brother?
 あなたが信頼することなしに兄弟に対して忠実でいられるどんな状況がありうるでしょうか。




5. Every situation in which you find yourself is but a means to meet the purpose set for your relationship.
 あなたが直面する状況は、いかなる事態であれことごとく、あなたの関係のために定められた目的を達成するための手段にほかなりません。

 See it as something else and you are faithless.
 状況のことを関係の目標を達成するための手段以外の何か別のものであると見るなら、あなたは信頼していないのです。

 Use not your faithlessness.
 自分の不信を利用してはなりません。

 Let it enter and look upon it calmly, but do not use it.
 自分の不信を意識に上らせて、落ち着いてそれをよく見てください。ただし、不信を使おうとしてはなりません。

 Faithlessness is the servant of illusion, and wholly faithful to its master.
 不信は幻想の下僕であり、その主人に対しては完全に忠実です。

 Use it, and it will carry you straight to illusions.
 不信を利用するなら、それは直ちにあなたを幻想の下へと連行してしまうことでしょう。

 Be tempted not by what it offers you.
 不信があなたに差し出すものに誘惑されてはなりません。

 It interferes, not with the goal, but with the value of the goal to you.
 不信が差し出すものは、目標それ自体を妨害することはありませんが、あなたにとってその目標が持つ価値を正しく評価することを妨害してしまいます。

 Accept not the illusion of peace it offers, but look upon its offering and recognize it is illusion.
 不信が差し出す平安の幻想を受け入れてはなりません。そうではなく、不信が差し出しているものをよく見て、それが幻想だということに気づいてください。


名称未設定

6. The goal of illusion is as closely tied to faithlessness as faith to truth.
 信頼が真理と密接に結びついているように、幻想の目標は不信と密接に結びついています。

 If you lack faith in anyone to fulfill, and perfectly, his part in any situation dedicated in advance to truth, your dedication is divided.
 もしあなたが、真理へと向かうために捧げられたどんな状況においても、その中で誰もが自らの役割を果たし、それも完璧に果たすということを信頼できないとすれば、あなたの真理に捧げる献身は分裂してしまっているのです。

 And so you have been faithless to your brother, and used your faithlessness against him.
 だから、あなたはこれまで兄弟にとって不誠実であったし、兄弟を害するために自分の不信を用いてきたのです。

 No relationship is holy unless its holiness goes with it everywhere.
 どこに行こうとも神聖さが伴うのでないかぎり、それは神聖な関係とはいえません。

 As holiness and faith go hand in hand, so must its faith go everywhere with it.
 神聖さと信頼はつねに相伴うものなので、神聖さがあるところならどこにでも、神聖さへの信頼もあるに違いありません。

 The goal's reality will call forth and accomplish every miracle needed for its fulfillment.
 目標が本当のものであることが、その目標の成就のために必要な一つひとつの奇跡を呼び起こして、奇跡を成し遂げます。

 Nothing too small or too enormous, too weak or too compelling, but will be gently turned to its use and purpose.
 何ものも、小さすぎも大きすぎもせず、弱すぎも強すぎもせず、ただ穏やかに奇跡の役目と奇跡の目的に役立てられるようになります。

 The universe will serve it gladly, as it serves the universe.
 奇跡宇宙に奉仕するように、宇宙は喜んで奇跡を支援するでしょう。

 But do not interfere.
 ただし、その邪魔をしてはなりません。




7. The power set in you in whom the Holy Spirit's goal has been established is so far beyond your little conception of the infinite that you have no idea how great the strength that goes with you.
 聖霊の目標がすでに確立されているあなたの中に備わる力は、無限についてあなたが思いつく卑小な概念をはるかに越えたものなので、あなたには、自分が伴って行く強さがどれほど偉大なものであるか、皆目見当がつきません。

 And you can use this in perfect safety.
 しかも、あなたはこの力を完璧に安全に使うことができるのです。

 Yet for all its might, so great it reaches past the stars and to the universe that lies beyond them, your little faithlessness can make it useless, if you would use the faithlessness instead.
 しかし、その力が、その強さのゆえに、数々の星を通り越して、その彼方に広がる宇宙にまで届くほど偉大なものだとしても、もしあなたがその力の代わりに不信を使おうとするなら、あなたのわずかな不信によって、その力は使い物にならなくなってしまいかねません。


名称未設定

8. Yet think on this, and learn the cause of faithlessness:
 しかし、次のことを考えて、どうして信頼できないのかその原因を学んでください。

 You think you hold against your brother what he has done to you.
 あなたは、兄弟があなたにしたことについて自分は兄弟を非難しているのだと思っています。

 But what you really blame him for is what you did to him.
 しかし、あなたは実のところ、自分がその兄弟に対してしたことについて、彼の責任だとして非難しているのです。

 It is not his past but yours you hold against him.
 あなたは、彼の過去ではなくて、自分の過去を持ち出して彼を非難しているのです。

 And you lack faith in him because of what you were.
 つまり、あなたが彼を信頼できないのは、過去にあなたが何であったかということのせいなのです。

 Yet you are as innocent of what you were as he is.
 しかし、あなたは、兄弟がそうであるのと同じように過去にあなたが何であったかということから免れていて潔白なのです。

 What never was is causeless, and is not there to interfere with truth.
 一度も実在しなかったことには原因はないので、それが真理を妨げるものとして存在することもありません。

 There is no cause for faithlessness, but there is Cause for faith.
 不信には原因はありません。しかし、信頼には大いなる原因があります。

 That Cause has entered any situation that shares Its purpose.
 真理の目的を分かち合う状況であれば、いかなる状況の中にも、その大いなる原因を見出せます。

 The light of truth shines from the center of the situation, and touches everyone to whom the situation's purpose calls.
 真理の光は、その状況の中心から輝きを放ち、その状況の目的が呼びかけるすべての者たちに届きます。

 It calls to everyone.
 真理の光はすべての者たちに呼びかけます。

 There is no situation that does not involve your whole relationship, in every aspect and complete in every part.
 あなたの関係性全体を包含しないような状況などありません。状況は、あらゆる面において、また、それぞれの部分において完全に、あなたの関係を包含するのです。

 You can leave nothing of yourself outside it and keep the situation holy.
 あなたは自分自身に属することをあなたの関係性全体の外に残しておきながら、その状況を神聖に保つことなどできません。

 For it shares the purpose of your whole relationship, and derives its meaning from it.
 なぜなら、その状況はあなたの関係性全体の目的を共有しているので、あなたの関係性全体の目的からその状況の意味が引き出されることになるからです。




9. Enter each situation with the faith you give your brother, or you are faithless to your own relationship.
 自分の兄弟に信頼を捧げながら一つひとつの状況に臨んでください。さもないと、あなたは自分自身が関わる関係を信頼できなくなってしまいます。

 Your faith will call the others to share your purpose, as the same purpose called forth the faith in you.
 あなたの目的があなたの信頼を呼び起こしたように、あなたの信頼は、この同じあなたの目的を共有するようにと、他の者に呼びかけるようになります。

 And you will see the means you once employed to lead you to illusions transformed to means for truth.
 そうして、あなたがかつて自らを幻想に導くために用いた手段が、今度は真理へと導くための手段へと変容する様をあなたは目の当たりにすることになります。

 When the Holy Spirit changed the purpose of your relationship by exchanging yours for his, the goal he placed there was extended to every situation in which you enter, or will ever enter.
 聖霊があなたの目的を聖霊の目的と交換することによって、あなたの関係性の目的を変えたとき、聖霊があなたの関係に掲げた目標は、あなたが今臨む状況、そして、これから関与することになる状況の一つひとつにまで拡張されたのです。

 And every situation was thus made free of the past, which would have made it purposeless.
 かくして、あらゆる状況は、それらの状況を目的の無いものにしてしまっていたかもしれない過去から解放されたのです。


名称未設定

10. You call for faith because of him who walks with you in every situation.
 いかなる状況にあっても、あなたと共に歩んでくれる聖霊ゆえに、あなたは信頼を呼び求めることになります。

 You are no longer wholly insane, nor no longer alone.
 あなたはもはや完全に狂気に陥っているわけではないし、もはやひとりきりでもありません。

 For loneliness in God must be a dream.
 というのは、神の中にありながら孤独であることなど夢であるに違いないからです。

 You whose relationship shares the Holy Spirit's goal are set apart from loneliness because the truth has come.
 聖霊の目標を共有する関係にあるあなたは、孤独とは無縁です。なぜなら、もう真理が訪れているからです。

 Its call for faith is strong.
 信頼を求める真理の呼びかけは強力なものです。

 Use not your faithlessness against it, for it calls you to salvation and to peace.
 真理からの呼びかけに対して不信を用いてはなりません。というのは、真理はあなたを救済と平安へと呼んでいるのですから。


名称未設定

いつも読んでいただき、ありがとうございます!

にほんブログ村 哲学・思想ブログ ACIMへ
ポチリよろしく!


ポチッとお願いします!

2air_rankクリックお願いします

関連記事

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://thereisnospoon.jp/tb.php/740-c7533cf6
該当の記事は見つかりませんでした。