There Is No Spoon

        対訳 奇跡のコース      奇跡のコース( 奇跡講座  A Course in Miracles ACIM )テキスト、ワークブック、マニュアルの和訳(日本語翻訳)

T18-8 小さな庭園

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今回はテキスト第十八章から「小さな庭園」という一節をご紹介します。




テキスト第十八章

VIII. The Little Garden
八 小さな庭園






1. It is only the awareness of the body that makes love seem limited.
 身体を意識することだけが、愛が有限のものであるかのように思わせます。

 For the body is a limit on love.
 というのも、身体はまさに愛に制限を課すものだからです。

 The belief in limited love was its origin, and it was made to limit the unlimited.
 愛を制限できると信じることが身体の起源であり、身体は無限なるものを制限するために作り出されたのです。

 Think not that this is merely allegorical, for it was made to limit you.
 このことを、単なるたとえ話だとは考えないでください。というのは、身体はまさにあなたを制限するために作られたものだからです。

 Can you who see yourself within a body know yourself as an idea?
 自分自身が身体の中に居ると思い込んでいるあなたが、自分自身のことを想念だと知ることができるでしょうか。

 Everything you recognize you identify with externals, something outside itself.
 あなたが認識するあらゆるものについて、あなたは、そのもの自体の外側のもの、つまり、外観で見分けています。

 You cannot even think of God without a body, or in some form you think you recognize.
 あなたは神のことですら、身体や自分に見分けがつく何らかの形を抜きにしては想像もできません。




2. The body cannot know.
 身体には、知るということができません。

 And while you limit your awareness to its tiny senses, you will not see the grandeur that surrounds you.
 そして、あなたが自分の意識を身体のごくわずかな感覚に制限している間は、あなたが自分を取り巻いている壮大さに気づくことはないでしょう。

 God cannot come into a body, nor can you join him there.
 神が身体に入り込むことなど不可能です。それに、身体の中であなたが神と一つに結びつくこともできません。

 Limits on love will always seem to shut him out, and keep you apart from him.
 愛を制限しようとすると、つねに神を排除して自分が神から離れたままになるように思えてきます。

 The body is a tiny fence around a little part of a glorious and complete idea.
 身体は、壮麗にして完全なる想念のごく小さな一部分だけを取り囲む小さな柵です。

 It draws a circle, infinitely small, around a very little segment of Heaven, splintered from the whole, proclaiming that within it is your kingdom, where God can enter not.
 それは、天国の全体を断片化したごく小さな区分の周りの限りなく小さな領域を柵で囲んで線引きして、その柵の中には神でも入ることのできない自分の王国が存在すると宣言することです。


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3. Within this kingdom the ego rules, and cruelly.
 この王国内は、エゴが統治します。それは残酷な支配です。

 And to defend this little speck of dust it bids you fight against the universe.
 そして、こんなちっぽけな塵のひとかけらを守るために、エゴは、宇宙を相手に戦うようにと、あなたに命令します。

 This fragment of your mind is such a tiny part of it that, could you but appreciate the whole, you would see instantly that it is like the smallest sunbeam to the sun, or like the faintest ripple on the surface of the ocean.
 このあなたの心の破片は、宇宙の本当に小さな部分なので、ただあなたがその全体の真価を認めることさえできれば、その断片は、太陽にとっての最も小さな日差し、あるいは、大海原にとっての海面の最もかすかなさざ波のようなものでしかないと即座にわかるはずです。

 In its amazing arrogance, this tiny sunbeam has decided it is the sun; this almost imperceptible ripple hails itself as the ocean.
 しかし、その驚くべき傲慢さで、この小さな日差しは自分こそが太陽だとひとり決めし、このほとんど気づかないほどのさざ波は我こそは大海原だと高らかに宣言します。

 Think how alone and frightened is this little thought, this infinitesimal illusion, holding itself apart against the universe.
 宇宙に自らを対立させて切り離すこの限りなくちっぽけな幻想、この卑小な想念がどれほど孤独で怯えているか考えてみてください。

 The sun becomes the sunbeam's "enemy" that would devour it, and the ocean terrifies the little ripple and wants to swallow it.
 太陽はそんな日差しをむさぼり食らおうとする「敵」ということになり、大海原はそんなちっぽけなさざ波を恐怖のどん底に突き落としてからひと飲みにしてしまおうとしているということになります。




4. Yet neither sun nor ocean is even aware of all this strange and meaningless activity.
 しかし、太陽大海原も、日差しやさざ波の奇妙で無意味な抵抗になどまったく気づいてすらいません。

 They merely continue, unaware that they are feared and hated by a tiny segment of themselves.
 どちらも自らの内なる小さな一区分から、恐れられたり憎まれたりしていると気づくこともなく、ただ存在しつづけるだけです。

 Even that segment is not lost to them, for it could not survive apart from them.
 そのような日差しやさざ波といった一区分ですら、太陽大海原に属さなくなったわけではありません。というのは、それらの一区分が太陽大海原から離れて存続できるわけがないからです。

 And what it thinks it is in no way changes its total dependence on them for its being.
 そして、それらの一区分が自らを何者だと思い込もうとも、日差しやさざ波が存在するためには、全面的に太陽や大海原に依存しているという事実は少しも変わりません。

 Its whole existence still remains in them.
 日差しやさざ波の存在のすべては、今なお、太陽や大海原の内にあり続けています。

 Without the sun the sunbeam would be gone; the ripple without the ocean is inconceivable.
 太陽がなければ日差しはなくなるだろうし、大海原なしにはさざ波など想像もできません。

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5. Such is the strange position in which those in a world inhabited by bodies seem to be.
 このような断片と全体の関係性こそ、多数の身体が暮らす世界の中にいる者たちが置かれているように見える奇妙な関係性です。

 Each body seems to house a separate mind, a disconnected thought, living alone and in no way joined to the Thought by which it was created.
 それぞれの身体は、分離した心を収容しているように見え、個別の心は、孤立して生きていて、それを創造した大いなる思いとはどのように見ても結びついてはいないつながりを断たれた想念であるかのように思えます。

 Each tiny fragment seems to be self-contained, needing another for some things, but by no means totally dependent on its one Creator for everything; needing the whole to give it any meaning, for by itself it does mean nothing.
 一つひとつの小さな断片は、それなりに自己充足しており、いくらかの物事については、他の断片に頼ることはあっても、すべての物事について自らの唯一の創造主に全面的に依存しているようには見えません。しかし、それ自体では何の意味もなさないので、その断片は全体から何らかの意味を与えてもらうことを実は必要としているのです。

 Nor has it any life apart and by itself.
 そもそも、その断片は、全体から切り離された単体としては少しの生命すら持っていません。




6. Like to the sun and ocean your Self continues, unmindful that this tiny part regards itself as you.
 この太陽や大海原と同じように、あなたの大いなる自己も、その小さな一部分がそれ自体のことをあなたであるとみなしていることなど気にも留めずに存続しています。

 It is not missing; it could not exist if it were separate, nor would the Whole be whole without it.
 自分があなただと思い込んでいるその小さな部分は全体から欠落して行方不明になっているわけではありません。もしその部分が分離していたなら、それは存在できないばかりか、それなしでは、全体は全体ではなくなってしまいます。

 It is not a separate kingdom, ruled by an idea of separation from the rest.
 自分があなただと思い込んでいるその小さな部分は、残りの部分から分離しているという考えによって支配されている分離した王国ではないのです。

 Nor does a fence surround it, preventing it from joining with the rest, and keeping it apart from its Creator.
 また、その小さな部分は柵で囲まれているわけではないので、その小さな部分が残りのものとひとつに結びつくことを妨げるものは何もないし、その小さな部分はその大いなる創造主から引き離されたままにされているわけでもありません。

 This little aspect is no different from the whole, being continuous with it and at one with it.
 この小さな側面は全体と連続しているし、全体と一体のものなので、全体と何の違いもありません。

 It leads no separate life, because its life is the oneness in which its being was created.
 小さな側面は、別々の生命を生きているわけではありません。なぜなら、その小さな側面の生命は、その中で、その側面の存在が創造された一なる存在そのものだからです。


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7. Do not accept this little, fenced-off aspect as yourself.
 この小さな柵に囲まれた側面を、自分自身として受け入れてはなりません。

 The sun and ocean are as nothing beside what you are.
 太陽や大海原でさえ、あなたの真の姿と比べれば無に等しいといえます。

 The sunbeam sparkles only in the sunlight, and the ripple dances as it rests upon the ocean.
 日差しはただ太陽の光の中でのみ煌めき、さざ波は大海原の水面にあってこそ跳ね踊ることができます。

 Yet in neither sun nor ocean is the power that rests in you.
 しかし、太陽と大海原にさえ、あなたの中に眠る力ほどの力はありません。

 Would you remain within your tiny kingdom, a sorry king, a bitter ruler of all that he surveys, who looks on nothing yet who would still die to defend it?
 あなたは、自分のちっぽけな王国の中に、自分の見渡すものすべての冷酷な支配者として君臨する哀れな王として留まりたいのでしょうか。その哀れな王は、自分が目にするのは無でしかないというのに、なお死を賭して無を守ろうとしているのです。

 This little self is not your kingdom.
 こんなちっぽけな自己が、あなたの王国であるはずがありません。

 Arched high above it and surrounding it with love is the glorious whole, which offers all its happiness and deep content to every part.
 その卑小な自己の上に高く弧を描いて愛で小さな自己を包み込んでくれているものこそ、栄光に満ちた全体です。この全体があらゆる部分にすべての幸せと深い満足感を差し延べてくれているのです。

 The little aspect that you think you set apart is no exception.
 あなたが切り離したと思っている小さな側面も、その例外ではありません。




8. Love knows no bodies, and reaches to everything created like itself.
 愛は、身体のことなど一切関知せず、自らと同じものとして創造されたすべてのものへと到達します。

 Its total lack of limit is its meaning.
 愛にはまったく限界がないということこそ、愛の意味です。

 It is completely impartial in its giving, encompassing only to preserve and keep complete what it would give.
 愛は与えることにおいて、完璧に公平であり、愛自ら与えようとするものを完全なままに保護して維持するためにのみ、その周囲を包み込んでいます。

 In your tiny kingdom you have so little!
 自分の小さな王国の中では、あなたは本当に何も持っていません。

 Should it not, then, be there that you would call on love to enter?
 そうだとすれば、あなたは自分の小さな王国に愛に入ってきてほしいと頼むべきではないでしょうか。

 Look at the desert--dry and unproductive, scorched and joyless--that makes up your little kingdom.
 その不毛の地をよく見てください。干からびて何も生み出すことのない、枯れ果てた喜びのない砂漠です。あなたの小さな王国はこんなもので形成されているのです。

 And realize the life and joy that love would bring to it from where it comes, and where it would return with you.
 それゆえ、愛は自らがやってきた場所から生命と喜びをあなたの小さな王国にもたらし、あなたを自分のやってきたところへ連れ帰えろうとしてくれていることを理解してください。


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9. The Thought of God surrounds your little kingdom, waiting at the barrier you built to come inside and shine upon the barren ground.
 神の大いなる思いが、あなたの小さな王国を包囲して、王国の中に入って不毛の地を光で照らそうと、あなたが築いた障壁を前にして待ち構えています。

 See how life springs up everywhere!
 至るところから生命が湧き出して迸る様を見るがよいでしょう。

 The desert becomes a garden, green and deep and quiet, offering rest to those who lost their way and wander in the dust.
 不毛の砂漠は緑が生い茂る深く静かな庭園となり、自分の道を見失って砂埃の中をさまよう人びとに休息を提供することになります。

 Give them a place of refuge, prepared by love for them where once a desert was.
道に迷ってさまよう人々に、かつては不毛の地であった場所に愛が彼らのために用意してくれた避難所を差し延べなさい。

 And everyone you welcome will bring love with him from Heaven for you.
 そうすれば、あなたが歓迎する人たちの一人ひとりが、あなたのために天国からの愛を携えて運んできてくれるでしょう。

 They enter one by one into this holy place, but they will not depart as they had come, alone.
 彼らは、この聖地にひとりずつ入ってきます。しかし、彼らがそこを出発するときは、そこにやってきたときのようにひとりきりではありません。

 The love they brought with them will stay with them, as it will stay with you.
 彼らが連れてきた愛があなたの許に留まるのと同じように、愛は彼らと共に留まります。

 And under its beneficence your little garden will expand, and reach out to everyone who thirsts for living water, but has grown too weary to go on alone.
 そして、愛の恵みの下に、あなたの小さな庭園は広がって、生命の水を渇望しながらも、ひとりきりで進むには疲れ果ててしまっている者たちみんなに到達するまで拡張していきます。




10. Go out and find them, for they bring your Self with them.
 外に出て彼らを見出しなさい。というのも、彼らは、あなたの真の自己を携えてきてくれるからです。

 And lead them gently to your quiet garden, and receive their blessing there.
 だから、彼らをあなたの静かな庭園へと優しく案内し、そこで彼らからの祝福を受け取ってください。

 So will it grow and stretch across the desert, leaving no lonely little kingdoms locked away from love, and leaving you inside.
 そうすれば、祝福された庭園は生い茂って不毛の地一面に広がっていくので、愛に対して扉を閉ざして内部にあなたたちを置き去りにしたまま孤立する小さな王国はひとつも残ることはないでしょう。

 And you will recognize yourself, and see your little garden gently transformed into the Kingdom of Heaven, with all the love of its Creator shining upon it.
 すると、あなたは自分自身を見極めることになり、その大いなる創造主の愛のすべてに照らされて、自分の小さな庭園が穏やかに天の王国へと変容する様を目にすることでしょう。

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11. The holy instant is your invitation to love to enter into your bleak and joyless kingdom, and to transform it into a garden of peace and welcome.
 神聖な瞬間は、あなたから愛に対して、自分の荒涼とした喜びのない王国の中へと入ってきて、そこを平安と歓待の園へと変えてくれるようにと招待することです。

 Love's answer is inevitable.
 愛の答えは決まっています。

 It will come because you came without the body, and interposed no barriers to interfere with its glad coming.
 愛は来てくれます。なぜなら、あなたが身体を伴わずに来て、愛の喜ばしい到来を妨げるどんな障害も差し挟まなかったからです。

 In the holy instant, you ask of love only what it offers everyone, neither less nor more.
 神聖な瞬間において、あなたが愛から求めるのは、愛がみんなに差し延べるものだけであり、それ以下でもそれ以上でもありません。

 Asking for everything, you will receive it.
 すべてを求めるなら、あなたはすべてを受け取ります。

 And your shining Self will lift the tiny aspect that you tried to hide from Heaven straight to Heaven.
 そして、あなたの光り輝く大いなる自己は、あなたが天国から隠しておこうとしていた小さな側面を天国へと一直線に引き上げてくれます。

 No part of love calls on the whole in vain.
 愛に属する一部がその全体に呼びかけて、応えられないままに終わることはありません。

 No Son of God remains outside his Fatherhood.
 神の子は、ひとりたりとも父なる神の外側に留まることはありません。




12. Be sure of this; love has entered your special relationship, and entered fully at your weak request.
 次のことに確信を持ってください。すなわち、愛はすでにあなたの特別な関係に入ってくれているということです。それも、あなたの弱々しい要請にもかかわらず、完全に入ってくれているということです。

 You do not recognize that love has come, because you have not yet let go of all the barriers you hold against your brother.
 あなたは愛がすでに訪れていることに気づいていません。なぜなら、あなたはまだ自分が兄弟に対して築いた障壁をすべて手放してはいないからです。

 And you will not be able to give love welcome separately.
 それに、あなたたちは、自分の兄弟と別々に愛を歓迎しようとしても、それはできることではありません。

 You could no more know God alone than he knows you without your brother.
 神があなたの兄弟なしにあなたを知ることができないのと同様に、あなたは、ひとりだけで神を知ることはできません。

 But together you could no more be unaware of love than love could know you not, or fail to recognize itself in you.
 しかし、兄弟と一緒になら、あなたは愛に気づかずにはいられないし、同様に愛があなたを知らないでいるとか、愛があなたの中に愛そのものを認め損ねるということはないのです。


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13. You have reached the end of an ancient journey, not realizing yet that it is over.
 あなたは、すでに太古の昔からの旅路の終点に辿り着いているというのに、その旅が終わっていることにまだ気づいていません。

 You are still worn and tired, and the desert's dust still seems to cloud your eyes and keep you sightless.
 あなたはいまだに疲れ果ててぐったりとして、砂漠の砂埃は今なおあなたの目を曇らせて、あなたを盲目のままにしているように思えます。

 Yet he whom you welcomed has come to you, and would welcome you.
 しかし、あなたが喜んで迎えた大いなる存在がすでにあなたの許へと訪れ、あなたを喜んで受け入れようとしてくれています。

 He has waited long to give you this.
 聖霊は、自らあなたを歓迎するときをずっと待ち詫びていたのです。

 Receive it now of him, for he would have you know him.
 今こそ、聖霊からの歓迎を受け入れてください。というのも、聖霊はあなたに聖霊のことを知ってほしいと思っているからです。

 Only a little wall of dust still stands between you.
 あなたたちの間にまだ立っているのは、取るに足りない埃でできた壁にすぎません。

 Blow on it lightly and with happy laughter, and it will fall away.
 幸せに笑って、その壁に軽く息を吹きかければ、そんな壁はすぐに崩れ去ってしまいます。

 And walk into the garden love has prepared for both of you.
 そして、愛があなたと兄弟の二人のために用意してくれたその庭園の中へと足を踏み入れてください。



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