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S1-Intro 祈り 序文

2019年02月18日
祈りの歌 0

祈りの歌の序文です。



永遠における祈りの本来の姿は、自らが創造されたことと神の名で創造できることへの神の子の感謝と、わが子を通して拡張することへの神の感謝という親子がお互いに捧げ合う感謝の想念が調和して響き合う状態です。

時間のある幻想世界の中にいるがゆえに、幻想に惑わされて自分たちがひとつであることを私たちが忘れているために、祈りは私たちの必要に最適な形をとり、真理を取り戻すための手段となります。

「Prayer now must be the means by which God's Son leaves separate goals and separate interests by, and turns in holy gladness to the truth of union in his Father and himself.
 祈りが今こそ、神の子が分離した目標や分離した利害を離れ、神聖な喜びの中で、自らの大いなる父と自分自身がひとつに結ばれているという真理に向き直る手段となるはずです。」

神の子の自然な状態は、すべてを持ち、すべてでもある状態です。

しかし、分離幻想を抱いた神の子は、妄想による幻想世界を作り出し、その中で解離性同一性障害を患って自己を無数に分裂させて作り出した多重人格を象徴する多くのエゴ・身体に自己同一化して、同時多発的に、自分は万物の片隅の一片の塵でしかないという卑小なアイデンティティー、つまり、すべてを持たず、すべてではない、砂粒のような存在に成り下がっている状態にあります。

祈りは、この究極の成り下がり状態から、本来の自然な状態へと階段を上るように上昇してアイデンティティー・シフトを遂げる手段となります。

祈りは、神を求める憧憬であり、その本質は愛の発露です。

本来の自然な状態では、神の子は自分がすべてを持ち、すべてでもある神とひとつであるという自覚があるので、階梯の上昇を遂げた祈りは、ただすべてを与えられすべてであることに感謝の念を抱き、神との愛の交流を交わす聖餐と同義のものになるといってよいかもしれません。

しかし、狂気に陥って幻想世界の中に細分化した無数の自己にアイデンティティーを持って幻想世界の人間というアバターに成り下がった状態では、自分だと思い込んでいるアバターはすべてを持たず、すべてではないちっぽけな存在で、欠乏し必要に迫られている状態にあるので、祈りの階梯を昇り始める前の最下段では、祈りは、物事であったり、他者の評価であったり、自信であったり、といった自分を完全にしてくれると思うもの、自分に欠けている何かを得たいという願望の形で現れることになります。

祈りは、私たちが歌声を神の下まで昇らせて自らの心を神とひとつに結びつけるために、私たちを祝福して、天国の芝生と平安の門に至る輝ける階段を私たちが昇るのを支えてくれます。

この階段を昇り切れば、祈りは本来の姿を取り戻すことになります。


1. Prayer- Introduction
祈り:序文



1. Prayer is the greatest gift with which God blessed His Son at his creation.
 祈りこそ、神がわが子を創造するに際して、神の子を祝福するために授けた最も偉大な贈り物です。

 It was then what it is to become; the single voice Creator and creation share; the song the Son sings to the Father, Who returns the thanks it offers Him unto the Son.
 そのとき、祈りは、祈りが至るべき本来の状態にありました。それは、大いなる創造主と創造物が分かち合い、子が大いなる父に歌い、父が自らにその歌が捧げられることへの感謝を子に返すひとつの歌声でした。

 Endless the harmony, and endless, too, the joyous concord of the Love They give forever to Each Other.
 そのハーモニーは果てしなく、父と子がお互いに永遠に捧げ合う喜びに満ちた大いなる愛で響きあう和音にも終わりはありません。

 And in this, creation is extended.
 そして、この歌声の中で、創造は拡張してゆきます。

 God gives thanks to His extension in His Son.
 神は、わが子の中で自らが拡張することに感謝します。

 His Son gives thanks for his creation, in the song of his creating in his Father's Name.
 神の子は、彼の父の名において自らが創造することを歌って、自らが創造されたことへの感謝を捧げます。

 The Love They share is what all prayer will be throughout eternity, when time is done.
 時間が果てるとき、すべての祈りは神と子が分かち合う大いなる愛となって永遠に行き渡るでしょう。

 For such it was before time seemed to be.
 というのも、時間が存在するように思われる以前の祈りは、そのようなものだったからです。



2. To you who are in time a little while, prayer takes the form that best will suit your need.
 時間の中にしばらくの間いるあなたのために、祈りは、あなたの必要に最も適した形をとります。

 You have but one.
 あなたに必要なものはひとつだけです。

 What God created one must recognize its oneness, and rejoice that what illusions seemed to separate is one forever in the Mind of God.
 神がひとつのものとして創造したものは自らの一体性に気づいて、幻想が分離させていたかのように見えていたものが神の大いなる心の中では永遠にひとつであることを喜ぶべきです。

 Prayer now must be the means by which God's Son leaves separate goals and separate interests by, and turns in holy gladness to the truth of union in his Father and himself.
 今こそ、祈りが手段となり、祈りによって、神の子は、分離した目標や分離した利害を離れ、神聖な喜びの中で、自らの大いなる父と自分自身がひとつに結ばれているという真理に向き直れるはずです。



3. Lay down your dreams, you holy Son of God, and rising up as God created you, dispense with idols and remember Him.
 聖なる神の子よ、あなたの夢を手放して、神が創造したままのあなたとして目を覚まし、偶像を放棄して神を思い出しなさい。

 Prayer will sustain you now, and bless you as you lift your heart to Him in rising song that reaches higher and then higher still, until both high and low have disappeared.
 祈りは今、あなたを支え、そして、あなたが歌声を高く、さらに高く、高さや低さなどわからなくなるまで昇らせることであなたが自らの心を神の下にまで高めるに際して、あなたを祝福するでしょう。

 Faith in your goal will grow and hold you up as you ascend the shining stairway to the lawns of Heaven and the gate of peace.
 天国の芝生と平安の門に至る輝ける階段をあなたが昇るに際して、あなたの目標に対する信頼が増して、あなたを支えてくれるでしょう。

 For this is prayer, and here salvation is.
 というのは、これが祈りであり、ここに救いがあるからです。

 This is the way.
 これこそが道です。

 It is God's gift to you.
 それは、神からあなたへの贈り物なのです。


次

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 松山 健 Ken Matsuyama
この記事を書いた人:  松山 健 Ken Matsuyama




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