S2-3 救いのための祈り


2.- III. Forgiveness-for-Salvation
 救いのための赦し



1. Forgiveness-for-Salvation has one form, and only one.
 救いのための赦しには、ひとつの形があります。それは、たったひとつだけです。

 It does not ask for proof of innocence, nor pay of any kind.
 救いのための赦しは、潔白さの証拠も、いかなる種類の代償も求めません。 

 It does not argue, nor evaluate the errors that it wants to overlook.
 赦しは何かを主張したり、自分が看過することを望む誤りを評価することもありません。

 It does not offer gifts in treachery, nor promise freedom while it asks for death.
 赦しは、裏切りながら贈り物を差し出したりしないし、死を求めながら自由を約束したりもしません。

 Would God deceive you?
 神があなたを騙すようなことをするでしょうか。

 He but asks for trust and willingness to learn how to be free.
 神はただ、信頼と自由になる方法を学ぶ意欲を求めるだけです。

 He gives His Teacher to whoever asks, and seeks to understand the Will of God.
 神の大いなる意志を求めて理解しようとする者であれば誰にでも、神は、神の大いなる教師を与えてくれます。

 His readiness to give lies far beyond your understanding and your simple grasp.
 神に与える準備ができていることは、あなたの理解力のはるかに及ばないものであって、あなたが簡単に把握できるようなことではありません。

 Yet He has willed you learn the way to Him, and in His willing there is certainty.
 しかし、神はあなたが神に至る道を学ぶことを意図しています。そして、神が意図しているのだから、あなたが神に至るのは間違いありません。



2. You child of God, the gifts of God are yours, not by your plans but by His holy Will.
 神の子であるあなたよ、神の贈り物はあなたのものです。それは、あなたの計画によってではなく、神の聖なる意志によってです。

 His Voice will teach you what forgiveness is, and how to give it as He wills it be.
 神の大いなる声があなたに、赦しとは何か、神が意図する通りに赦しを与えるにはどのようにすればよいか教えてくれるでしょう。

 Do not, then, seek to understand what is beyond you yet, but let it be a way to draw you up to where the eyes of Christ become the sight you choose.
 それゆえ、あなたにはまだ理解の及ばないことを理解しようと試みたりしないで、ただ赦しを手段として、あなたがキリストの目を自らの視覚として選択するところまで、あなたを引き上げてもらってください。

 Give up all else, for there is nothing else.
 それ以外のことはすべて手放しなさい。というのも、ほかには何も存在しないからです。

 When someone calls for help in any form, He is the One to answer for you.
 誰かが何らかの形で助けを求めるとき、あなたに代わって答えてくれる唯一の大いなる存在がキリストです。

 All that you need do is to step back and not to interfere.
 あなたがする必要があるのは、身を引いて邪魔しないことだけです。

 Forgiveness-for-Salvation is His task, and it is He Who will respond for you.
 救いのための赦しをなすのはキリストの仕事であり、まさにキリストがあなたの代わりに応答してくれるのです。



3. Do not establish what the form should be that Christ's forgiveness takes.
 キリストの赦しがどのような形を取るべきか、自分で決めようとしてはなりません。

 He knows the way to make of every call a help to you, as you arise in haste to go at last unto your Father's house.
 あなたがついに自らの大いなる父の家に急いで向かおうとするとき、どんな呼び声をもあなたの助けになるように解釈する方法をキリストは知っています。

 Now can He make your footsteps sure, your words sincere; not with your own sincerity, but with His Own.
 今こそ、キリストはあなたの歩みを確かなものにして、あなた自身の真摯さではなくキリスト自身の真摯さによって、あなたの言葉を偽りのないものにできます。

 Let Him take charge of how you would forgive, and each occasion then will be to you another step to Heaven and to peace.
 あなたがどのように赦すかはキリストに全権を委ねてください。そうすれば、すべての機会があなたにとって天国と平安に至るための新たな一歩となるでしょう。



4. Are you not weary of imprisonment?
 あなたは幽閉されてへとへとに疲弊しているのではないでしょうか。

 God did not choose this sorry path for you.
 神は、このような悲惨な道をあなたのために選んではいません。

 What you have chosen still can be undone, for prayer is merciful and God is just.
 あなたがすでに選択したことでも、依然として取り消してもらえます。というのも、祈りは慈悲深く、神は公正だからです。

 His is a justice He can understand, but you cannot as yet.
 神の道は、神に理解できる正義ですが、あなたにはまだそれを理解することはできません。

 Still will He give the means to you to learn of Him, and know at last that condemnation is not real and makes illusions in its evil name.
 神はなおあなたに、神から学んで、ついに有罪の宣告は本当のことではなく、有罪宣告はその不幸な名において幻想を作り出しているのだと知るための手段を与えてくれるでしょう。

 And yet it matters not the form that dreams may seem to take.
 それでも、夢が取るように思える形など問題ではありません。

 Illusions are untrue.
 どんな幻想も偽りだからです。

 God's Will is truth, and you are one with Him in Will and purpose.
 神の大いなる意志は真理であり、あなたは意志と目的において神とひとつなのです。

 Here all dreams are done.
 ここで、すべての夢が終わります。



5. "What should I do for him, Your holy Son?" should be the only thing you ever ask when help is needed and forgiveness sought.
 「あなたの聖なる子である彼のために、私は何をすべきなのでしょうか。」というのが、助けが必要とされ赦しが求められる際にあなたが尋ねるべき唯一のことです。

 The form the seeking takes you need not judge.
 あなたは、その求めがどのような形でなされたかを判断する必要はありません。

 And let it not be you who sets the form in which forgiveness comes to save God's Son.
 そして、赦しが神の子を救うために訪れる形を自分で決めようとしないでください。

 The light of Christ in him is his release, and it is this that answers to his call.
 その人の中にあるキリストの光こそ彼の解放であり、彼の呼び声に答えるのはこの光だからです。

 Forgive him as the Christ decides you should, and be His eyes through which you look on him, and speak for Him as well.
 あなたがなすべきこととしてキリストが決めている通りに、彼を赦してください。そして、キリストの目を通してその人を見て、同じようにキリストを代弁してください。

 He knows the need; the question and the answer.
 キリストは必要なことを知っています。それは質問と答えです。

 He will say exactly what to do, in words that you can understand and you can also use.
 キリストは、あなたに理解できて、またあなたが使うことのできる言葉で、正確に何をすべきか言ってくれるでしょう。

 Do not confuse His function with your own.
 キリストの役目を果たすことが自分の仕事だと取り違えてはなりません。

 He is the Answer.
 キリストは大いなる答えです。

 You the one who hears.
 あなたはその答えを聞く者なのです。



6. And what is it He speaks to you about?
 では、キリストはあなたに何について語ってくれるのでしょう。

 About salvation and the gift of peace.
 それは、救済と平安という贈り物についてです。

 About the end of sin and guilt and death.
 それは、罪と罪悪感、そして死の終わりについてです。

 About the role forgiveness has in Him.
 それは、キリストにとって赦しが持つ役割についてです。

 Do you but listen.
 あなたがすべきなのは、ただ耳を澄ますことだけです。

 For He will be heard by anyone who calls upon His Name, and places his forgiveness in His hands.
 というのも、キリストの名を呼び、自らの赦しをキリストの手に委ねる者なら誰にでもキリストの声が聞こえるからです。

 Forgiveness has been given Him to teach, to save it from destruction and to make the means for separation, sin and death become again the holy gift of God.
 赦しがキリストに与えられたのは、赦しを破壊から救い出して、分離や罪や死の手段から再び神の聖なる贈り物になるようにすることを教えるためです。

 Prayer is His Own right Hand, made free to save as true forgiveness is allowed to come from His eternal vigilance and Love.
 祈りは、神の右腕として、神の永遠の注意深さと大いなる愛から真の赦しが訪れて、自由に救うことができるようにします。

 Listen and learn, and do not judge.
 耳を澄ませて学んでください。裁いてはなりません。

 It is to God you turn to hear what you should do.
 あなたは、自分が何をすべきか聞くに際して、神に頼るべきです。

 His answer will be clear as morning, nor is His forgiveness what you think it is.
 神の答えは、夜明けのように明らかで、神の赦しは、あなたが赦しとはこのようなものだと思っているものとは違います。



7. Still does He know, and that should be enough.
 今なお、神は確かに知っています。それだけで十分です。

 Forgiveness has a Teacher Who will fail in nothing.
 赦しには大いなる教師があり、その聖霊は何事においても失敗することはありえません。

 Rest a while in this; do not attempt to judge forgiveness, nor to set it in an earthly frame.
 しばらくの間、このことに安心して、赦しを裁こうとしたり、地上の基準に赦しをはめこもうとしないでください。

 Let it arise to Christ, Who welcomes it as gift to Him.
 赦しをキリストに捧げてください。キリストは赦しを自分への贈り物として喜んで受け取ってくれるでしょう。

 He will not leave you comfortless, nor fail to send His angels down to answer you in His Own Name.
 キリストはあなたを慰みもないまま置き去りになどしません。また、彼自身の名における答えとして自らの天使たちをあなたに遣わし損ねることもありません。

 He stands beside the door to which forgiveness is the only key.
 赦しだけが唯一の鍵であるドアの傍にキリストが立っています。

 Give it to Him to use instead of you, and you will see the door swing silently open upon the shining face of Christ.
 あなたの代わりに使ってもらうために、キリストにその鍵を渡してください。そうすれば、あなたはそのドアが静かに開いてキリストの顔が輝く様を見るでしょう。

 Behold your brother there beyond the door; the Son of God as He created him.
 神に創造されたままの神の子として、そのドアの向こう側にあなたの兄弟がいるのを見てください。


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