
T26-1 一体性を犠牲にすること
我々一人ひとりの気が狂うことは稀である。しかし、集団・政党・国家・時代においては、日常茶飯事なのだ。フリードリヒ・ニーチェ「善悪の彼岸」今回は、テキスト第二十六章から「一体性を『犠牲』にすること」という一節をご紹介します。1.「Look at the world, and you will see nothing attached to anything beyond itself. この世界を見てください。あなたには、そのもの自体を超える何かの一部としてつながっているものは...

T21-3 信頼、信念、そしてヴィジョン
見るためには、信念は不要である。それどころか、見るためには信念を持たないことが肝心である。信念を持つという肯定的状態ではなく、否定の状態にあるときにはじめて、あなたは曇りなく見ることができる。ジッドゥ・クリシュナムルティConvictions are more dangerous enemies of truth than lies.信念は、真理にとって嘘よりも危険な敵である。Friedrich Wilhelm Nietzscheフリードリヒ・ニーチェ今回はテキスト第二十一章から...

T7-6 警戒から平安へ
若者を確実に堕落させる方法がある。違う思想を持つ者よりも同じ思想を持つ者を尊重するように指導することである。フリードリッヒ・ニーチェ今回は、テキスト第七章から「警戒から平安へ」という一節をご紹介します。「7. If you will keep in mind what the Holy Spirit offers you, you cannot be vigilant for anything but God and his kingdom. もし聖霊が自分に差し延べてくれるものをあなたが心に保ち続けようとするなら...

T29-9 赦しの夢
あなたが出会う最悪の敵は、いつもあなた自身であるだろう。フリードリヒ・ニーチェ「ツァラトゥストラはかく語りき」今回はテキスト第二十九章から「赦しの夢」という一節をご紹介します。偶像の奴隷になるのは簡単です。誰もが自ら望んで奴隷になります。自分以外のものに自分の運命を左右したり、自分に影響を及ぼす力があると信じることは偶像崇拝です。祟りがあると信じて浄罪のためにお布施をすること、健康食品の健康効果を...

レッスン219(レッスン199の復習)
荷物を軽くしてほしいと求めるより、ひたすら自分を鍛えよ。ユダヤの格言困難は私を破壊しないかぎり、私を強くしてくれる。フリードリッヒ・ニーチェレッスン219です。今日は、レッスン199の復習です。【序文】1.これからの復習では、私たちは毎日ひとつの考えだけを取りあげて、その考えをできるだけ頻繁に実践します。朝と夜に15分以上の時間を捧げるほかに、1日を通して1時間ごとにその日の考えを思い出すだけでなく...

レッスン153「防衛しないことで、私は安全になる」
The 'Kingdom of Heaven' is a condition of the heart — not something that comes 'upon the earth' or 'after death.'天の王国は、心の状態のことであり、「地上」に到来するものでも、「死後」に赴くものでもない。Friedrich Nietzscheニーチェレッスン153です。今日のテーマは「防衛しないことで、私は安全になる」です。今日のレッスンでは、イェシュア自身が、この世界のことを恐怖のゲーム、物語として喩え、救済のこと...

レッスン19「私の思考の結果を体験するのは、私だけではない」
Insanity in individuals is something rare – but in groups, parties, nations, and epochs it is the rule.人間ひとりが狂うことは割と稀なことだが、集団、党派、国家、時代が狂うのは当然の定めである。Friedrich Wilhelm Nietzscheフリードリヒ・ニーチェレッスン19です。今日のテーマは昨日の延長で、「私の思考の結果を体験するのは、私だけではない」です。この考えは、にわかには信じられないと思います。私たちは、こ...