
T24-Intro 自分の価値観を疑ってみる
今回はテキスト第二十四章の序論をご紹介します。コースを学ぶ目的は、神を思い出す条件である平安な境地に達するためです。神の属性は平安であり、神は子を平安なる存在として創造しているので、ありのままの私たちは平安であるはずです。この平安がない状態に私たちがあるのは、分離幻想に囚われて、罪悪感と恐怖という幻想に心を奪われているせいです。つまり、平安に至るには、自分の外から何かを学び取らなければならないわけ...

T18-4 ささやかな意欲
今回は、テキスト第十八章から「ささやかな意欲」という一節をご紹介します。私たちは、今の自分の至らなさ加減にがっかりして、いつでも自分をアップデートしたいと欲します。もちろん、エゴは学ぶことができるので、エゴとしては、PCのハードのスペックを上げ、ソフト面も日々アップデートしていくように努めることは、この世界をよりよく渡ってゆく面ではもちろん、霊的な成長にとっても有益なのは確かでしょう。しかし、このよ...

T14-2 喜んで学ぶ者
今回はテキスト第14章から「喜んで学ぶ者」という一節をご紹介します。みなさんは、奇跡のコースを楽しく学んでいるでしょうか?再三述べているように、奇跡のコースは覚えるための学びではなく、この世界から教え込まれてすでに学んでしまった間違いを忘れるための学びです。T18-4 ささやかな意欲、この世界での配役についてで述べたように、この世界の教育観は、決められた枠に満たない不足を埋め合わせ、枠をはみ出すところは...

この世界での配役について
ダウン症の出生前診断が話題になることがあります。非常にデリケートな問題なので、軽はずみに私見は述べられません。もっとも、この命の選別に関わる問題はとても重大な疑問を提起します。人の価値に優劣はあるのか、生まれてこないほうがよい命や生きている値打ちの無い命はあるのか。通り一遍の善(偽善も含む)に基づく考え方からすれば、ひとつの命は地球よりも重いのだから、生まれてくる命に優劣なんてつけるべきじゃないと...