本節では、「真の赦し」と「滅ぼすための許し」の相違が示されます。真の赦しは、罪が実在しないという真理を見極めて、この正しい認識の通りに実在しない幻として無視、看過することでした。真の赦し以外の許しはすべて、「滅ぼすための許し」、"Forgiveness-to-destroy"です。真の赦し以外のものはすべて、滅ぼすための許しなのだとしたら、両者の区別は、それが真の赦しか否かを基準に判断するしかないので、滅ぼすための許しを...