人から受けた不正をいつまでも思い続けることはつねに有害であり、そのうえ、たいてい無益である。そういう考えを急いで払いのけて、そのために元気を失わないようにするのが一番よいことである。カール・ヒルティ(「眠られぬ夜のために」より)人に施したる利益を記憶するなかれ。人より受けたる恩恵は忘るるなかれ。George Gordon Byronジョージ・ゴードン・バイロン今回は、テキスト第二十六章から不正の終わりという一節をご...