
T24-6 恐れからの救い
テキスト第二十四章から「恐れからの救い」という一節をご紹介します。恐れからの救いというテーマなので、恐れの対極である愛が鍵となることは容易に想像がつくと思います。そして、愛と恐れは、二極に対立するように見えてはいても、実在するのは愛のみで、恐れは、愛の不在に名前を付けて観念化した対概念でしかなく、真の意味で、愛と同等の実在性をもって拮抗する愛の対極ではなく、無にすぎないということでした。つまり、恐...

T18-8 小さな庭園
今回はテキスト第十八章から「小さな庭園」という一節をご紹介します。身体は、本来無限なものである愛に制限を課すために生み出された柵であり、エゴは、天国全体からただ柵で囲んで断片化しただけのこのごく小さな一区分を、神ですら入りこめない自分の王国だと宣言して過酷な暴政を敷きます。エゴは、私たちに、このちっぽけな断片を守るために全宇宙と対峙して格闘するよう命じます。本当は、宇宙の一部であるのに、宇宙から切...

T17-7 信頼を呼び起こす
今回はテキスト第十七章から「信頼を呼び起こす」という一節をご紹介します。信頼は真理と直結し、不信は幻想と直結することが語られます。信頼-真理不信ー幻想信じようが信じまいが真理は真理のままです。だから、不信には真理を損なうことはできません。ただし、真理を認めないために不信を用いるなら、不信は信頼を打ち砕いてしまいます。そこで、不信が差し出すものが幻想であると見極めて、不信を真理を否認するために用いな...

T11-1 父性という贈り物
今回はテキスト第十一章から「父性という贈り物」という一節をご紹介します。"Fatherhood"「父性」は、奇跡のコースの重要概念のひとつです。父性には、父親であること、父親として子供に対して果たすべきと期待される役割という意味合いがあります。父性に関連するテーマとしては、権威問題(T3-6 価値判断と権威問題)があります。父性は、神の創造のプロセスを表現するものです。創造は、光の拡張であり、光源は自らと同質の純...

T19-4D 平安への障害4
テキスト第十九章 第四節 平安への障害の続きです。今回は第四の障害である「神への恐れ」です。死への恐怖が去ると、平安は、最後の障害に直面することになります。それは、キリストの顔の前にヴェールのようにかかっている神への恐怖です。神への恐れこそが究極の障害であり、罪悪感の魅力も苦痛の魅力も死の魅力も、神への恐れが決して除去されないようにするためのものであり、エゴや死は自分がキリストと心をひとつに結び付...

レッスン341「私に攻撃できるのは自分自身の潔白さだけだ。そして、私を安全に保ってくれるのも、自分自身の潔白さだけなのだ」
レッスン341です。「私に攻撃できるのは自分自身の潔白さだけだ。そして、私を安全に保ってくれるのも、自分自身の潔白さだけなのだ」が今日のレッスンです。まず、奇跡ってなに?をご覧ください。T25-5 無罪!が参考になると思います。"sinlessness"潔白さ、無罪性は、神の子が持つ属性です。神の子が持つ属性はすべて実在するもので、それがこの世界に反映されると、それに伴って実在の不在が影として生まれるということでし...

レッスン253「本当の私は、宇宙の支配者だ」
レッスン253です。「本当の私は、宇宙の支配者だ」が今日のテーマです。まず、罪とは何かをご覧ください。レッスン70「私の救済は私から起こる」が参考になると思います。「1. It is impossible that anything should come to me unbidden by myself. どんな物事であれ、私自身が求めもしないのに、私に起こることはありえない。 Even in this world, it is I who rule my destiny. たとえこの世界においてすら、私の運...

T15-2 平安の訪れる瞬間
今回はテキストから、疑念の終わりについての一節をご紹介します。4.「And you will recognize which you have chosen by their reactions. だから、あなたは、兄弟たちの反応によって、自分が聖霊とエゴのどちらを選択したのか識別できます。 A Son of God who has been released through the Holy Spirit in a brother is always recognized. 兄弟の中にいる聖霊を通して解放された神の子は、いつでも見分けることができます...

レッスン201(レッスン181の復習)
レッスン201です。今日はレッスン181の復習です。さて、今回の復習期間でも、コースの学びに役立つ本や映画等を紹介できればと思います。今日は、「心感覚 正しい絶望からはじまる究極の希望」(ノ・ジェス著)をご紹介します。次の目次を見るだけで、私たちの関心のあるテーマが大いに語られていることがわかると思います。「1章 中途半端な絶望 絶望は「絶望」じゃなかったAdo『うっせえわ』が流行った理由 014現実=VR...

レッスン29「神は、私の見るあらゆるものの中にいる」
レッスン29です。今日のテーマは「神は、私の見るあらゆるものの中にいる」です。今日の考え方は、明らかに汎神論的な宣言です(”pantheism”は、万物は神の現れであり、万物に神が宿っており、一切が神そのものであるとする宗教・哲学観。ちなみに、汎「神」論ではなく汎「心」論”panpsychism”は、生物・無生物に関係なく万物に心があるとする宗教・哲学観)。コースを学ばれている方には、神はこの幻想世界を創造しなかったし、...