
T13-7 真の世界の幕開け
今回はテキスト第十三章から「真の世界への到達」という一節をご紹介します。このサイトでは、" the Real World"の訳語として「真の世界」という言葉を用いています(T12-6 キリストのヴィジョン)。さて、逆さメガネというものがあります。上下逆転や左右反転の逆さメガネを装着すると直後は激しい混乱が生じ、嘔吐したりもするようですが、慣れてくると、装着したまま歩行したり自転車に乗ったりまでできるようになるそうです(...

レッスン312「私はあらゆる物事を自分がそう見たいように見ている」
レッスン312です。「私はあらゆる物事を自分がそう見たいように見ている」が今日のレッスンです。まず、最後の審判とは何かをご覧ください。幻想を見るために作り出されたがゆえに、知覚には価値判断に従って私たちの願望に奉仕する作用しか果たせません。そのため、私たちは、見ようとするもの、見ることを選択したものを必ず見ることになります。この知覚の仕組みは、エゴに従うかぎりはエゴに奉仕しますが、聖霊に委ねれば、...

レッスン289「過去は終わっている。過去は私に触れることができない」
レッスン289です。「過去は終わっている。過去は私に触れることができない」が今日のテーマです。まず、聖霊とは何かをご覧ください。「It does not add, but merely takes away. 奇跡は、付け加えるのではなく、単に取り除くだけです。 And what it takes away is long since gone, but being kept in memory appears to have immediate effects. そして、奇跡が取り除くものは、すでに去ってからずっと経っているのに、記...

T11-7 現実の条件
テキストから、「現実の条件」という一節をご紹介します。私たちは、自分が現実だと思っているこの世界ではない神の「現実」、つまり、神の王国である天国は、自分のいる世界とは遠くかけ離れた「場所」であるようにイメージします。少なくとも、この世界は幻想だというのだから、この世界にいるかぎりは垣間見ることすらできない異世界で、自分が人間として生きているうちは到底到達することのできない場所だと信じています。少な...

レッスン131「真理に到達しようとして失敗することは誰にもできない」
レッスン131です。「真理に到達しようとして失敗することは誰にもできない」が今日のテーマです。「5. No one remains in hell, for no one can abandon his Creator, nor affect His perfect, timeless and unchanging Love. 誰もずっと地獄に居残ることはありません。というのも、誰も自らの大いなる創造主を捨て去ることなどできないし、神の完璧で時間を超えた不変の大いなる愛を変えることもできないからです。 You will...

T21-7 無力感からの脱出
今回は、テキスト第二十一章から、「答えられていない最後の質問」をご紹介します。私たちは、この世界の中で、無力感を抱き、惨めさや不幸を味わいます。この無力感は、私たちが自分たちのことを、神の子ではなく、人の子であり、罪を犯す矮小な存在にすぎないと信じることから生じます。自分が無力でちっぽけな存在でしかないと信じると、自分の持っていない力を持つ存在を嫉妬し、恐れるようになります。つまり、自分は無力だと...

C1 Mind - Spirit 心-霊
今回は、用語解説から「心と霊」についての一節をご紹介します。大いなる心(Mind)= 神と神の子キリストが共有する唯一の心小さな心(mind)= 大いなる心が分裂したとエゴが錯覚させている大いなる心の一区分。エゴと聖霊の2つの部分で構成される霊(spirit)= 魂(soul)正しい心の状態=聖霊に耳を傾ける心境間違った心の状態=エゴの声を聞く心境意識=聖霊とエゴのメッセージを受け取る受動的な心理機構「3. Spirit is th...

T11-8 問題と答え
今回は、「問題と答え」についてのテキストの一節をご紹介します。1.「The end of the world is not its destruction, but its translation into Heaven. 世界の終わりとは、世界が破滅することではなく、世界が天国へと変容することです。」世界は幻想だというコースの主張は、インパクトがあるだけに、単につまみ読みしただけだと、幻想は偽りだから、世界は消し去らねばならないという考え方を導き出し、世界を否認し、攻撃し...

レッスン75「光がやってきた」
レッスン75です。「光がやってきた」が今日のテーマです。今日のレッスンは、読んでいるだけで希望に満ち溢れてくるようなレッスンです。「光がやってきた」と単に言葉で理解しようとするだけではなく、実際に光が自分の心の底から輝きはじめて心を覆っていた罪悪感と恐れの暗雲が強烈な光に照らされて蒸発するように消え去って、心が暗闇から光に照らされて晴れ渡ってゆくさまをイメージしてみるとよいと思います。形があったほ...

T12-6 キリストのヴィジョン
テキストから、キリストのヴィジョンについての一節をご紹介します。"the real world"の訳語としては、奇跡講座をはじめとして、「実相の世界」という呼び方が一般的だと思いますが、このサイトでは「真の世界」という呼び方をしています。しっくりこない方は「実相の世界」「本当の世界」「世界の真の姿」「現実の世界」等と置き換えてみてください。真の世界は、あくまでも神の現実である天国ではない幻想のひとつですが、投影に...

M18 修正はどのようになされるか
今回は、マニュアルの第18節のご紹介です。「どのように修正はなされるか」というテーマです。罪には処罰、誤りには修正が対応します。奇跡のコースは、罪があることを認めないので、罪とワンセットである処罰も否認します。もっとも、この幻想世界において誤りが生じることは否認しないので、誤りに対しては、誤りを正す修正を認めます。私たちは眠りこけて自分がキリストのヴィジョンを持っていることを忘れてしまい、肉眼でしか...

レッスン3「私は自分の見るどんなもののことも理解していない」
レッスン3です。今日のテーマは、「I do not understand anything I see.私は自分の見るどんなもののことも理解していない」です。初めてワークブックに取り組む際には、指示されたことがよく理解できなくて混乱してしまうこともあると思います。とくにテキストを抜きにして、いきなりワークブックから入ると、この心の混乱はより大きいと思います(といっても、この混乱自体、ワークブックの狙っているところであることも確かで...