
T16-4 愛の幻想と愛の実相
今回はテキスト第十六章から「愛の幻想と愛の実相」という一節をご紹介します。天国に実在する光である、愛、生命、真理がこの世界に反映されると、影としてそれらの不在である恐れ、死、虚偽が生まれ、実在するものとそれらの不在が光と闇に二極分化して対立する構図ができあがるということでした。本節では、愛をテーマに取り上げ、エゴが特別な関係という隠れ蓑を用いて憎しみと愛を混同させ、実在する愛ではなく錯覚の愛、愛の...

T29-1 隙間を閉じる
今回は、テキスト第二十九章から、隙間を閉じるという一節をご紹介します。分離した神の子たちがお互いの間にあってほしいと望む隔たり、わずかな隙間というひとつの分離幻想が、時空となり、キリストの顔にかかる影となり(T26-8 救いはもう、済んでいる)、他者と離れたままでいたいと願い、この隔たりを保ったままでいたいとの願望を各自が抱き、その秘密の願望同士が暗黙裡に合意に達することによって、秘密の誓約が交わされ、...

レッスン246「父なる神を愛することは、神の子を愛することだ」
レッスン246です。「父なる神を愛することは、神の子を愛することだ」が今日のテーマです。まず、世界とは何かをご覧ください。敵を持ちながら、「神」を「愛」することは可能です。ただし、この場合の「神」は、すべてを包含する愛の神ではなく、限定された偶像としての神だし、この場合の「愛」は、偶像としての神だけに向けられた条件つきの偏愛でしかなく、真実の大いなる愛ではありません。多くの人は、神を愛しながらも敵...

レッスン189「私は今、自らの内に神の愛を感じる」
レッスン189です。「私は今、自らの内に神の愛を感じる」が今日のテーマです。悪意と恐怖で曇った目を通して世界を眺める者には攻撃と憎しみと復讐の世界しか見えないのと同じくらい、自らの内に神の愛を感じる者には、憎しみの世界など想像もつかないということが語られます。そのわけは、次の法則が作用するからということです。5.「You will look upon that which you feel within. それは、あなたが内側に感じるものをあ...

レッスン161「聖なる神の子よ、私にあなたからの祝福を与えてください」
レッスン161です。「聖なる神の子よ、私にあなたからの祝福を与えてください」が今日のテーマです。今日のレッスンでは、4.「ひとりの兄弟は、すべての兄弟なのです。一つひとつの心はすべての心を含んでいます。というのも、すべての心はひとつだからです。これこそ真理です。」に続けて、とはいえ、このような抽象的な言葉は、耳に心地よく情感として正しいような気分にさせてはくれても、根本的に理解されないし、理解するこ...

レッスン127「神の愛以外にはいかなる愛も存在しない」
レッスン127です。今日のテーマは「神の愛以外にはいかなる愛も存在しない」です。テキスト第一章の序文「The opposite of love is fear, but what is all- encompassing can have no opposite. 愛の対概念は恐怖ですが、すべてを包含するものはいかなる対極も持つことはできません。 This course can therefore be summed up very simply in this way: したがって、このコースは、ごく簡潔に次のように要約できます。Nothin...

レッスン68「愛は一切の不平不満を抱かない」
レッスン68です。今日のテーマは「愛は一切の不平不満を抱かない」です。分裂している私たち個別の心にとってはすべてが不満です。不平不満を抱くことが、私たちに本当の自分を忘れたままにさせていることに気づき、不平不満を去らせるようにするのが今日のレッスンです。愛によって創造された神のひとり子には他者というものがなく、完全で欠けるところなく、満ち足りていて、不平不満を抱きようがありません。しかし、この本来...

M7 癒しが本当に起こるのか不安で仕方がない!
今回は、教師のためのマニュアルから、癒しシリーズの続きで、第7節「癒しは繰り返されるべきか」をご紹介します。神の教師が癒しの成果について、疑いを持ってしまって、はたして本当に癒しが達成されるのかと、あれこれ心配をする間違いについて述べられます。癒しの成果に疑問を抱くことは、失敗することのありえない聖霊を信頼する気持ちがぐらついて、愛ではなく、怖れ、さらには憎しみによって、癒しを攻撃をすることになっ...