
T31-2 キリストと歩む
今回はテキスト第三十一章から「キリストとともに歩む」という一節をご紹介します。私たちには、他者との間で、自分が先導者になるか追随者になるかという選択肢しか見えていません。しかし、この選択肢は、お互いに足を引っ張り合い責任をなすりつけ合うだけで、神の下に至る旅路の目的からすれば、意味のない偽りの選択肢です。真の選択肢は、生命か死か、統合か分離か、聖霊かエゴか、愛か恐れか、という実在と実在の不在の間に...

T19-4Di 平安への障害4−2
テキスト第19章4節平安への障害から、今回は、第四の障害である「神への恐れ」の続きの「ヴェールをあげる」をご紹介します。今回は、キリストの顔の前にかけられたヴェールをあげることについて語られます。私たちがこのヴェールをあげる際には、私たちはひとりだけでなすのではなく、兄弟と一緒になすのだということです。救済はひとりきりではなしえず、他者との関係の中での助け合いを通じてしかなしえないという救いの公式...

レッスン286「天国の静けさが今日、私の心を満たす」
レッスン286です。「天国の静けさが今日、私の心を満たす」が今日のテーマです。まず、聖霊とは何かをご覧ください。神の中にはいかなる葛藤も問題もなくただ平安のみが行き渡っているのだとすれば、そして、私たちの本質が神の中に永遠にいる神の子なのだとすれば、私たちが平安な状態にないのは、私たちが自分が神の子であることを忘れて、幻想の中の小さな生き物になりきって自分の力で物事をコントロールして生き延びなけれ...

C epi すでに到達している目的地への旅
用語解説のエピローグをご紹介します。私たちの旅には目的地への到達が約束されていることが語られます。この旅路は、今いるところを地獄として、どこか遠くにあるはずの天国に向かう長い時間をかけた旅というわけではないということは、赦しとキリストの顔でも述べられているとおりです。象徴的に旅に喩えていますが、ある場所から別の場所へ、ある時間から別の時間へと移動する旅ではなく、ある心境から別の境地へと心理状態がシ...

C3 赦しとキリストの顔
今回は、用語解説から、「赦し-キリストの顔」をご紹介します。Face は顔、面相を指し、個人の心身を象徴したり、「顔役」という言葉や「●●界の顔」という表現のように、属する集団を代表する象徴的存在を意味します。キリストの顔が救済を象徴するというのは、解離性同一性障害を脱して主人格への統合を遂げ、エゴから真の自己へとアイデンティティーシフトして、無数のバリエーションのある個性あふれる人々の顔というアバター...