
S2-3 救いのための祈り
本節では、救いのための赦しは、私たちエゴではなくキリストがなすものなので、私たちがキリストの役割を奪わないように、キリストに全権を委ねる必要があることが語られます。助けや赦しが求められて必要な場面で私たちがなすべきことは、ただ「あなたの聖なる子である彼のために、私は何をすべきなのでしょうか。」と質問することだけです。兄弟から求められた助けに応え、また、その奥底で愛を求めながらも、彼が攻撃や非難とい...

T26-2 多様な形態へのたったひとつの修正
今回は、テキスト第二十六章から「多様な形態、たったひとつの修正」という一節をご紹介します。今回のテーマは「問題の解決」です。聖霊の解決の仕方は、知覚の仕方の誤りを修正するというやり方です。エゴは、間違って知覚したものを基盤にして、その土俵の上で解決を探そうとします。土台そのものが誤っているので、決して真の解決にはたどり着きません。これに対して、聖霊のやり方は、「問題」は知覚の仕方が間違っていたため...

T25-8 愛に戻される正義
今回は、テキスト第二十五章から「愛に戻される正義」という一節をご紹介します。M19 正義とは何かを参考に読んでみてください。正義とは誤りを正す剣であり、愛に奉仕するしもべであり、道具です。正義自体は主人、目的にはなりえません。道具は何のために用いるかによって人を生かすことにも殺すことにもなります。この世界では、正義は、犯された罪、不正に対する憎悪に奉仕するために、処罰して正す武器であり、復讐と同義です...

T29-9 赦しの夢
今回はテキスト第二十九章から「赦しの夢」という一節をご紹介します。偶像の奴隷になるのは簡単です。誰もが自ら望んで奴隷になります。自分以外のものに自分の運命を左右したり、自分に影響を及ぼす力があると信じることは偶像崇拝です。祟りがあると信じて浄罪のためにお布施をすること、健康食品の健康効果を信じること、運勢がよくなることを期待して風水を信じること、引き寄せの法則を実践してみることといったわかりやすい...

T25-9 天国の正義
今回は、テキスト第二十五章から「天国の正義」という一節をご紹介します。たまにスティーブン・R・コヴィー先生の本の用語を引用していますが、本節では、「7つの習慣」の”win-win or no deal””や「第三の案」という考え方に馴染む観点が出てきます。「3. Be certain any answer to a problem the Holy Spirit solves will always be one in which no one loses. 聖霊が問題を解決するために出す答えはつねに、誰ひとり損をしな...

T26-4 天国の門
今回は、テキストから、「罪の去った場所」という一節をご紹介します。「1. Forgiveness is this world's equivalent of Heaven's justice. この世界で天国の正義に相当するものが赦しです。 It translates the world of sin into a simple world, where justice can be reflected from beyond the gate behind which total lack of limits lies. 赦しは、罪の世界を純粋な世界へと変容させます。天国の門の向こう側にはまった...

M19 正義とは何か
今回は、マニュアルから第19節をご紹介します。正義についてです。T25-9 天国の正義正義はとても大切な概念です。しかし、必要以上に正義を追求することで不幸になってしまうという罠に多くの人が陥ります。正義の味方はかっこいいものです。勧善懲悪の物語は、私たちにスカッとした爽快感を与えてくれます。誰もが幼少期から正義の感覚を刷り込まれるので、自分の幸せを犠牲にしてまでも正義を追い求め、正義を貫くような生き方を...