
T21-1 忘れられた歌
ベルクソンの洞察は示唆するところが大きい。私が夢中で試験問題を解いている時、油絵を描くことに没頭している時、電車に乗り遅れまいと必死に走っている時、私は純粋持続のうちにあり、私は自由なのだ。いや、このときじつは「私」も登場してこない。「われを忘れている」のである。中島義道「時間論」 君たちの時間は限られている。その時間を、他の誰かの人生を生きることで無駄遣いしてはいけない。ドグマにとらわれてはいけ...

レッスン323「私は喜んで、恐れを『犠牲』にする」
恐れてはいけません。暗いものをじっと見つめて、その中から、あなたの参考になるものをおつかみなさい。夏目漱石(「こころ」より)Fear: False Evidence Appearing Real.恐れとは、間違った証拠がまるで本物のように見えている状態をいう。Unknown作者不詳Fear is pain arising from the anticipation of evil.恐れとは、害悪を予期することで生じる苦痛のことだ。AristotleアリストテレスIf you are distressed by anything ext...

レッスン165「私の心が、神の大いなる思いを拒みませんように」
I will never ask God to give Himself to me. 私は決して、神に、神自身を私に与えてほしいとは求めない。All I ask is that He makes me pure and empty. 私が求めるのは、神に私を無垢で空虚にしてほしいということだけだ。For it is God's very nature to give Himself to those who are pure, and to fill those who are empty. というのも、無垢な者たちに神自身を与え、空虚な者たちを満たすことこそ、まさしく神の本質だか...

C epi すでに到達している目的地への旅
父の祝福とはこのようなものである。子は真実において一度も苦難になく一度も旅に出たことはなかった。打ち勝つべき苦しみもなく努力の必要もなかった。これに気がついたときあなたは、世の終わりを見つけるであろう。この世は、つねに幻想であった。たとえ、それがどのように見えたとしても。この世は、苦悩であるかもしれないしこの世は、多くの者がそう言うように喜びであるかもしれない。しかし、それらを超えた本当の真実とい...