
T22-1 神聖な関係のメッセージ
今回はテキスト第二十二章から『神聖な関係のメッセージ」という一節をご紹介します。1.「You can indeed believe this, and you do. あなたはたしかに、自分のことを自分自身ではないものだと信じることができるし、あなたは現にそう信じています。 And you have faith in this and see much evidence on its behalf. そして、あなたは自分自身ではないものが自分だと信じているし、それが正しいことを示すたくさんの証拠を目...

T25-2 闇からの救い主
今回は、テキスト第二十五章から、闇からの救い主という一節をご紹介します。本節は、T17-4 ふたつの絵での絵と額縁のお話を前提にしていますので、「ふたつの絵」をまず再読していただければと思います。兄弟の身体という額縁は絵を覆い隠してしまいますが、身体という額縁の中に、神がはめた傑作を見ようとするなら、それまで身体という額縁に気を取られていたときには神の子の拙劣な似顔絵であるエゴという小さな絵のかかってい...

T22-3 誤りの形
今回はテキスト第二十二章から「理性と誤りの諸形態」という一節をご紹介します。エゴの思考システムに理性を導入することがエゴの取り消しの出発点だということが述べられます。エゴの取り消しを自我の消滅というふうに解釈すると、個としての自分を消滅させなければならないという発想につながります。この点で、このサイトでは、"ego"の訳語として「自我」とはせずに、「エゴ」という用語を用いています。この根拠はほかの箇所...

T18-9 ふたつの世界
今回は、テキスト第十八章から、「ふたつの世界」という一節をご紹介します。ふたつの世界とは、私たちの見ているこの世界と真の世界です。ひとつ前の小さな庭園で出てきた小さな王国(エゴが支配する身体)が引き続き出てきます。エゴに従う状態にあるかぎり、私たちは高い城壁に囲まれた小さな王国の中に籠城して一歩も外に出ることはできないので、城壁の狭い覗き穴から外の世界を眺め、外の世界に放った使者が持ち帰る外の情報...

レッスン270「私は今日、肉眼を用いないことにする」
レッスン270です。「私は今日、肉眼を用いないことにする」が今日のテーマです。まず、身体とは何かをご覧ください。少し前のレッスン265では、見えるものは思考の反映であるということが述べられていました。「What is reflected there is in God's Mind. 世界に反映されているものは、神の大いなる心の中にある。 The images I see reflect my thoughts. 私の見る光景は、私の思いの反映だ。」(レッスン265「私に...

T1-7 妄想の生まれてくる過程
テキスト第一章から、奇跡への衝動の歪曲という一節をご紹介します。この節では、ヴィジョンが歪曲されて空想、妄想が生じる仕組みが解き明かされます。後半では、コースの学習における基礎固めの重要性についても語られます。2.「You can use your body best to help you enlarge your perception so you can achieve real vision, of which the physical eye is inapable. あなたは、自分の身体を自分の知覚力を拡大する助けと...

T21-7 無力感からの脱出
今回は、テキスト第二十一章から、「答えられていない最後の質問」をご紹介します。私たちは、この世界の中で、無力感を抱き、惨めさや不幸を味わいます。この無力感は、私たちが自分たちのことを、神の子ではなく、人の子であり、罪を犯す矮小な存在にすぎないと信じることから生じます。自分が無力でちっぽけな存在でしかないと信じると、自分の持っていない力を持つ存在を嫉妬し、恐れるようになります。つまり、自分は無力だと...

レッスン92「奇跡は光の中で見える。そして、光と力強さはひとつだ」
レッスン92です。今日のテーマは、「奇跡は光の中で見える。そして、光と力強さはひとつだ」です。素朴な感覚として、私たちは肉眼で見て、脳で思考しているつもりでいるし、本気でこれが正しいと信じて疑いません。しかし、このレッスンは、肉眼がものを見ることができ、脳が思考することができるという私たちの常識は、マッチを手にして太陽に火を灯してすべての熱量を与えられると信じるくらいの狂気だと述べます。肉眼で見て...

レッスン91「奇跡は、光の中で見える」
レッスン91です。さあ、復習期間が終わって、また今日から新しいレッスンが始まります。「奇跡は光の中で見える」が、今日のテーマです。今日は、奇跡とヴィジョンが相伴う関係にあることが示されます。奇跡はつねにそこにあるけれど、自分が闇の中にいると思っていて、光を知覚していないと、ヴィジョンによって真に見ることができず、闇を知覚して、そこに本来存在しないものを肉眼で見てしまって、奇跡が起こらないということ...

レッスン59(レヴュー:レッスン41~45)
レッスン59です。[序文の要約]注釈も含めて5つの考えを読むことから1日を始める。そのあと、それらの5つの考えと注釈について考える際に、特定の順番に従う必要はないが、少なくとも1回は、それぞれの考えを実習する。各実習時間には、2分以上は専念することにして、その考えと関連する注釈を読んだあと、それらについて考えてみる。1日の間に、この練習をできるだけ頻繁に行う。もし5つの考えのうちのどのひとつの考えで...

レッスン30「神は、私の見るすべてのものの中にいる。なぜなら、神は私の心の中にいるからだ」
レッスン30です。今日のテーマは「神は、私の見るすべてのものの中にいる。なぜなら、神は私の心の中にいるからだ」です。「あなたの拡張するものはあなたにとって現実となる」という神の法は、「あなたの投影するものをあなたは信じる」という世界の法則に変容されるということでした(T7-2 神の法)。天国では、光源である神から生じる光線である神の子は光を拡張させて、神の現実を増大させます。この世界は、神の子が分離幻...

レッスン15「私の思考は、私の想像の産物だ」
レッスン15です。今日のテーマは「私の思考は、私の想像の産物だ」です。“My thoughts”「私の思考」、「私の思い」というと、内心で何か記憶を想起して思い浮かべたり、思いを巡らすことのように、頭の中だけで自己完結する思考のように読めますが、このレッスンでいう「思考」はどちらかというと、心の表象作用、すなわち、アバターとしての私たちが自分の外にある対象物を五感で感知して、その像を心のスクリーン上に映し出す...

レッスン7「私はただ過去だけを見ている」
レッスン7です。Workbook Lesson 7I see only the past私は、ただ過去だけを見ているこれから時間に関するテーマがレッスン10まで続きます。私たちがただ過去しか見ていないというのは、なかなか最初は受け入れにくいのではないでしょうか?私たちは、自分たちが毎瞬毎舜移り行く現在を見ているつもりでいますし、しっかり意識すれば、過去の記憶や未来への期待や憂慮に影響されることなく、ありのまま「今ここ」に集中して目の...

M8 簡単な奇跡と難しい奇跡ってあるの?
今回は、奇跡の難易度に関する教師のためのマニュアル第8節をご紹介します。奇跡のコースは、奇跡の難しさに序列などないと繰り返しますが、私たちにとっては、このことがなかなか実感できないもので、頭でわかったつもりになっても、本当に理解するのが「難しい」ものです。マトリックスで、ネオがそれまで現実だと思い込んでいたマトリックスから脱したあと、現実から架空のプログラム世界だとわかっているジャンプ・プログラム...