心暗きときは、即ち遭う所ことごとく禍(わざわい)なり、眼明らかなれば、即ち途に触れて皆宝なり(心眼が暗く曇っているとどんなことも災いに見えるが、心眼が澄んでいれば、すべてが宝だとわかる)。空海(性霊集巻第八 招提寺噠嚫文)五蘊の中の色薀は、このように身体を構成する五つの感覚器官(眼・耳・鼻・舌・身の五根)とそれらの五つの対象(色・声・香・味・触の五境)と法処所摂色は、意識の対象ですが、禅定のなかで...