
S1-Intro 祈り 序文
祈りの歌の序文です。永遠における祈りの本来の姿は、自らが創造されたことと神の名で創造できることへの神の子の感謝と、わが子を通して拡張することへの神の感謝という親子がお互いに捧げ合う感謝の想念が調和して響き合う状態です。時間のある幻想世界の中にいるがゆえに、幻想に惑わされて自分たちがひとつであることを私たちが忘れているために、祈りは私たちの必要に最適な形をとり、真理を取り戻すための手段となります。「...

T31-4 真の選択肢
今回はテキスト代三十一章から「真の選択肢」という一節をご紹介します。この世界の中で提示される選択肢、この世界の道、これらはすべて幻想であり、どの選択肢を選びどの道を進もうと、失望と死に辿りつくことしかできません。というのも、世界は、私たち分離した自己にさまざまな問題を抱えさせて、幻想の迷路の中で右往左往させて真の目的地にたどり着かないように留め置くために作り出されたものだからです。どの道を選ぼうが...

レッスン357「真理は、私たちが神に求める一つひとつの呼びかけに答えてくれます。真理は、最初は奇跡をもって応え、それから、真理そのものとなるために私たちの許へと戻ってきます」
レッスン357です。「真理は、私たちが神に求める一つひとつの呼びかけに答えてくれます。真理は、最初は奇跡をもって応え、それから、真理そのものとなるために私たちの許へと戻ってきます」が今日のレッスンです。まず、私とは何かをご覧ください。「What you project or extend is real for you. あなたが投影したり拡張したりするものは、あなたにとっての現実となります。 This is an immutable law of the mind in this ...

レッスン352「裁きと愛とは正反対です。裁きからは、この世界のあらゆる悲しみが生じます。しかし、愛からは、神自身の平安が訪れます」
レッスン352です。「裁きと愛とは正反対です。裁きからは、この世界のあらゆる悲しみが生じます。しかし、愛からは、神自身の平安が訪れます」が今日のレッスンです。まず、私とは何かをご覧ください。今日のテーマでは、裁きと愛が対置されています。裁きは物事の価値判断を行う心理作用であり、「なす」ことであるのに対して、(愛には「愛する」という動詞の意味もありますが)愛は他者と自分がひとつに結びついている一体性...

レッスン331「私の意志はあなたの意志なのですから、いかなる葛藤も存在しません」
レッスン331です。「私の意志はあなたの意志なのですから、いかなる葛藤も存在しません」が今日のレッスンです。まず、特別解説エゴってなに?をご覧ください。この世界では、天国に実在する生命、愛、真理、平安などが反映されるに伴い、影が生じて、実在の不在である、死、恐れ、虚偽、葛藤という対極が存在するように見えることになるということをこれまで何度も述べてきました。光の不在である影や闇が実在性を持たないこと...

レッスン324「私はただ従うだけだ。というのも、私は導くつもりはないからだ」
レッスン324です。「私はただ従うだけだ。というのも、私は導くつもりはないからだ」が今日のレッスンです。まず、創造ってなに?をご覧ください。T9-4 赦しについての聖霊の計画、T7-10 苦しいのが気持ちいいってどういうこと?、コントロールを手放す(無条件の愛―キリスト意識を鏡として)が参考になると思います。今日のレッスンをより実践的なものにするために、以前のレッスン71「ただ神の救済の計画だけがうまくいく」...

レッスン321「父よ、私を解放できるのはあなただけです」
レッスン321です。「父よ、私を解放できるのはあなただけです」が今日のレッスンです。まず、創造ってなに?をご覧ください。私たちの常識的な世界観では、この世界は幻想なんかではなく動かしがたい現実であり、私たちが仮に元は神の子であったとしても、神の子ではない生き物として世界を放浪している状態が現に私たちに把握できる自分の現実であり、神の子がたくさんの卑小な生き物に分裂した状態のほうが今ある確固たる現実...

レッスン317「私は自分に定められた道に従う」
レッスン317です。「私は自分に定められた道に従う」が今日のレッスンです。まず、最後の審判とは何かをご覧ください。「1. I have a special place to fill; a role for me alone. 私には就くべき特別な立場、私だけが持つ役目がある。 Salvation waits until I take this part as what I choose to do. 私が自ら果たすべきものと選んでこの役目を引き受けるときを、救済はずっと待っている。 Until I make this choice,...

レッスン315「私の兄弟たちが与える贈り物はすべて、私のものだ」
レッスン315です。「私の兄弟たちが与える贈り物はすべて、私のものだ」が今日のレッスンです。まず、最後の審判とは何かをご覧ください。今日のテーマほど、「はたらく細胞」の観点が威力を発揮するテーマはないでしょう。エゴと自己同一化したままの意識で素朴に考えると、自分以外のところで他者が他者に施しをしたところで、「よかったね」という感想は持つかもしれないとしても、自分にとっては何の関わりもないことでどう...

レッスン298「父よ、私はあなたを、そしてあなたの子を愛しています」
レッスン298です。「父よ、私はあなたを、そしてあなたの子を愛しています」が今日のテーマです。まず、真の世界とは何かをご覧ください。レッスン123「私は、父が私に与えてくれた贈り物について父に感謝する」、レッスン195「愛こそが、私が感謝しながら歩む道だ」、レッスン197「私が得られるのは、ただ私の感謝だけだ」が参考になると思います。感謝を意味する"appreciate"と”gratitude"のニュアンスの違いとして...

レッスン297「赦しこそ、私の捧げる唯一の贈り物だ」
レッスン297です。「赦しこそ、私の捧げる唯一の贈り物だ」が今日のテーマです。まず、真の世界とは何かをご覧ください。レッスン295で、本当の自分を貶めて縮小しきった状態から本来の状態に戻る困難さに触れました(M14 世界の終わりとレッスン26「私の攻撃的な思いが、私の傷つきようのない性質を攻撃している」が参考になると思います。)。神の子はこの幻想世界を作り出して、私たちを含めたいろんな生き物や環境、無...

レッスン291「今日は、静けさと安らぎの一日だ」
レッスン291です。「今日は、静けさと安らぎの一日だ」が今日のテーマです。まず、真の世界とは何かをご覧ください。ARグラスをかけてメガネ越しに見ると、そこに映った人がゾンビや幽霊や妖怪や悪魔の姿に見えて、その人が美しい笑顔を見せて心地よい笑い声を立てるとその顔は鬼の形相に、笑い声は恐ろしい魔物の咆哮に変換され、他者の善意の施しが悪意に満ちた攻撃として変換される罰ゲームアプリがあったとして、そのメガネ...

レッスン288「今日、私が自分の兄弟の過去を忘れられますように」
レッスン288です。「今日、私が自分の兄弟の過去を忘れられますように」が今日のテーマです。まず、聖霊とは何かをご覧ください。昨日のレッスン287では、神だけが本当の目的地であり、幻想世界の偶像の見せかけの価値に惑わされないこと、つまり目的地を見誤らないようにというのがテーマでした。今日のレッスン288では、目的地を見定めたとして、過去に惑わされて、その目的地に導いてくれる救い主である兄弟を敵に回し...

レッスン287「わが父よ、あなたこそ私の目的地です。ただあなただけが」
レッスン287です。「わが父よ、あなたこそ私の目的地です。ただあなただけが」が今日のテーマです。まず、聖霊とは何かをご覧ください。本当の自分が誰だかわからなくなって、自分で作り出した夢の世界の中の生物が自分自身だと信じ込み、そんな偽物の自分の抱く欲望や恐怖に突き動かされて右往左往しているのが私たちです。私たちはどうしても気づけばエゴに意識を乗っ取られて、神ではなく幻想世界の偶像を追い求めてしまって...

レッスン256「神こそ、私が今日抱く唯一の目標だ」
レッスン256です。「神こそ、私が今日抱く唯一の目標だ」が今日のテーマです。まず、罪とは何かをご覧ください。「Here we can but dream. この世界では、私たちは夢見ることしかできません。 But we can dream we have forgiven him in whom all sin remains impossible, and it is this we choose to dream today. それでも、私たちには、どんな罪を犯すことも絶対に不可能なままの神の子を自分たちが赦したという夢を見...

レッスン225「神は私の父だ。そして、神の子は神を愛している」
レッスン225です。「神は私の父だ。そして、神の子は神を愛している」が今日のテーマです。レッスンに入る前に、特別解説1「赦しとは何か」をまずご覧ください。本レッスンでは、神の大いなる愛に神の子が報いることが語られます。報恩というと、人間の子が親に孝行するようなイメージですが、神と子の本質である光の属性に照らして考えると、光の性質は外に向かっての拡張であり、拡張先である子の第一の役目は、光の放射を遮...

レッスン220(レッスン200の復習)
レッスン220です。今日はレッスン200の復習です。【序文】1.これからの復習では、私たちは毎日ひとつの考えだけを取りあげて、その考えをできるだけ頻繁に実践します。朝と夜に15分以上の時間を捧げるほかに、1日を通して1時間ごとにその日の考えを思い出すだけでなく、それらの合間にもできるかぎり、その考えを用いるようにしてください。これらの考えのうちの一つひとつだけでも、もしそれを真に学ぶことができたなら...

レッスン215(レッスン195の復習)
レッスン215です。今日は、レッスン195の復習です。今日は、「スピリチュアルズ」(橘玲著)をご紹介します。【序文】1.これからの復習では、私たちは毎日ひとつの考えだけを取りあげて、その考えをできるだけ頻繁に実践します。朝と夜に15分以上の時間を捧げるほかに、1日を通して1時間ごとにその日の考えを思い出すだけでなく、それらの合間にもできるかぎり、その考えを用いるようにしてください。これらの考えのうち...

レッスン189「私は今、自らの内に神の愛を感じる」
レッスン189です。「私は今、自らの内に神の愛を感じる」が今日のテーマです。悪意と恐怖で曇った目を通して世界を眺める者には攻撃と憎しみと復讐の世界しか見えないのと同じくらい、自らの内に神の愛を感じる者には、憎しみの世界など想像もつかないということが語られます。そのわけは、次の法則が作用するからということです。5.「You will look upon that which you feel within. それは、あなたが内側に感じるものをあ...

レッスン166「私は、神から贈り物を託されている」
レッスン166です。「私は、神から贈り物を託されている」が今日のテーマです。4.「He does not realize that it is here he is afraid indeed, and homeless, too; an outcast wandering so far from home, so long away, he does not realize he has forgotten where he came from, where he goes, and even who he really is. 彼は、自分が本当に恐れているのはこの世界で、自分に帰る家がないのもこの世界にいるせいだとは...

レッスン160「私はわが家にいる。ここでは、恐れはよそ者だ」
レッスン160です。「私はわが家にいる。ここでは、恐れはよそ者だ」が今日のテーマです。本当の私たちは神の子であり、神の大いなる愛から創造された存在、つまり、愛そのものなので、愛の不在に名前を付けた影でしかない恐れとは相容れません。相容れないというのは、単に調和しないというだけにとどまりません。愛のある状態と愛のない状態なわけなので、相互に排斥し合う関係だし、有と無の関係なので、有が無を埋めることは...

レッスン157「神の臨在の中へと、私は今こそ入ってゆく」
レッスン157です。「神の臨在の中へと、私は今こそ入ってゆく」が今日のテーマです。1.「This day is holy, for it ushers in a new experience; a different kind of feeling and awareness. 今日は神聖な日です。というのは、今日は、これまでとは違った種類の感情と自覚という新たな体験へと導くからです。」「2. This is another crucial turning point in the curriculum. 今日は、このカリキュラムが新たに大きく変わ...

レッスン155「私は一歩引き下がって、聖霊に先導してもらうことにする」
レッスン155です。「私は一歩引き下がって、聖霊に先導してもらうことにする」が今日のテーマです。自分たちが本当は大いなる霊である神のひとり子だという真理に目を背けていられる幻の場所を探し求めている魂たちは、そこで幻の生き物になりきることができる自分ででっちあげたこの世界に訪れる選択をすることになります。このようにそもそも自ら進んで幻に惑わされるために訪れるのだから、誰もがエゴの導きに喜んで従います...

C epi すでに到達している目的地への旅
用語解説のエピローグをご紹介します。私たちの旅には目的地への到達が約束されていることが語られます。この旅路は、今いるところを地獄として、どこか遠くにあるはずの天国に向かう長い時間をかけた旅というわけではないということは、赦しとキリストの顔でも述べられているとおりです。象徴的に旅に喩えていますが、ある場所から別の場所へ、ある時間から別の時間へと移動する旅ではなく、ある心境から別の境地へと心理状態がシ...

「師」アシュターヴァクラ・ギーター
今回は、アシュターヴァクラ・ギーターから、「師」という詩をご紹介します。...