
P2-V 癒しのプロセス
To trust God in the light is nothing, but to trust him in the dark, that is faith.光の中でなら神を信頼できても当然だ。しかし、闇の中で神を信頼するなら、それこそ信仰と呼べる。Charles Spurgeonチャールズ・スポルジョン 芝居を見るという経験には、心を救う効果、つまり治療の効果がある。そういう経験の属する次元を変えない限り、それは人生に必要不可欠なものだ。ところが経験の成立するレベルを混同すると、経験は...

P2-VII 理想的な患者とセラピストの関係とは?
A single conversation across the table with a wise man is better than ten years mere study of books.たった一度、賢者とテーブルで向き合って1対1で対話することは、10年ただひたすら本を読んで勉強することにまさる。Henry Wadsworth Longfellowヘンリー・ワズワース・ロングフェロー 今回は、心理療法から「理想的な患者とセラピストの関係」をご紹介します。1.の"God comes to him who calls, and in Him he recogniz...

P2-VI 癒しの定義
Being unwanted, unloved, uncared for, forgotten by everybody, I think that is a much greater hunger, a much greater poverty than the person who has nothing to eat.誰からも必要とされず、愛されず、気にかけてもらえず、忘れ去られていること、私はこれこそ、何も食べる物がない人よりもさらに大きな飢餓であり、より深刻な貧困なのだと考えています。Mother Teresaマザー・テレサ心理療法から癒しの定義についての一節...

P2-IV 病気のプロセス
病気は神が私たちを裁いていることの表れではなく、私たちが自分自身を裁いていることの表れです。神が私たちの病気を創造したと考えたとしたら、癒しを求めて神にすがることはできません。すでに明らかにしてきたように、神は善なるもののすべてです。神は愛だけを創造します。したがって、神は病気を創造しませんでした。病気は幻影であり、実際に存在するものではありません。それはこの世界における夢であり、私たちが自分で作...

P2-III セラピストの役割
There are only two people who can tell you the truth about yourself - an enemy who has lost his temper and a friend who loves you dearly.あなたに本当のあなたのことを告げることができる人は、ただ二種類しかいない。激高した敵とあなたを心から愛する友だ。Antisthenesアンティステネス今回は、セラピストの役割についての一節をご紹介します。分離が真実だと信じる狂気から正気に戻るプロセス心理療法は患者とセラピス...

P2-II 心理療法と宗教
Religion is like a map. 宗教は地図のようなものです。The route isn't important. どの道を辿るかは重要ではありません。It's the destination that matters. 重要なのは、目的地だけです。Marianne Williamsonマリアン・ウィリアムソン『奇跡講座』の重要な特徴の一つは、それが宗教的な本であるという点です。単なる独習書ではありませんし、単なる堅実な心理学体系でもありません。もちろん、そのどちらでもあるわけですが、...

P2-I 心理療法に課せられる制限
The key to enlightenment lies in a secret that very few people have ever known, but which Jesus knew well.悟りに至る鍵は、これまでごくわずかな人々しか知らなかったけれど、イエスがよくわかっていた秘訣にある。The way you will experience and feel about yourself is not determined by how other people look at and think about you.あなたが自分自身についてどのように体験し感じるかは、ほかの人々があなたのこと...

P2 intro 心理療法のプロセス序文
私の人生の中で、私の心を私が望むような形で尊重してくれない人には、あまり心を開くべきではないと感じていた時期がありました。私を傷つけたと私が感じた人に対して怒りを感じていましたが、その怒りの感情と向き合って、神に解放してあげる代わりに、私はその怒りの感情を否定しました。これは奇跡のコースを学ぶ人たちが陥りがちな落とし穴です。怒りを感じていたならば、それを意識の上に持ってこないと、それは行き場があり...