
T16-6 真の世界への架け橋
今回はテキスト第十六章から「真の世界への架け橋」という一節をご紹介します。特別な関係の罠にかからないよう聖霊からの助けを受けるうえで、私たちの側で聖霊を手助けするためにできることは、特別な関係の中にいながら、神聖な瞬間(T15-5 神聖な瞬間と特別な関係)による祝福によって価値判断を停止して裁かずにいることです。そして、私たちが十分な意欲を持てずにいるのを自らの完璧な信頼によって埋め合わせることが、聖霊...

T16-4 愛の幻想と愛の実相
今回はテキスト第十六章から「愛の幻想と愛の実相」という一節をご紹介します。天国に実在する光である、愛、生命、真理がこの世界に反映されると、影としてそれらの不在である恐れ、死、虚偽が生まれ、実在するものとそれらの不在が光と闇に二極分化して対立する構図ができあがるということでした。本節では、愛をテーマに取り上げ、エゴが特別な関係という隠れ蓑を用いて憎しみと愛を混同させ、実在する愛ではなく錯覚の愛、愛の...

T16-2 神聖さの力
今回は、テキスト第十六章から、「神聖さの力」という一節をご紹介します。2.「A better and far more helpful way to think of miracles is this: 奇跡について考えるうえでより役に立つ考え方は、次のとおりです。 You do not understand them, either in part or in whole. すなわち、部分的にであれ全体的にであれ、あなたは奇跡を理解していません。 Yet they have been done through you. それなのに、これまであなたを...

T16-5 特別な愛が地獄ってどういうこと?
テキスト第十六章から、「完成のための選択」という一節をご紹介します。本節は、特別な関係という舞台の本質と、この舞台の上で上演される演題について語られます。10.「Through the death of your self you think you can attack another self, and snatch it from the other to replace the self that you despise. あなたは、自分の自己が死ぬことで、自分は他者の自己を攻撃して、自分が軽蔑している自己と取り替えるために...

T16-3 教えの報い
テキスト第十六章から教えの報いという一節をご紹介します。コースは 教えることは、手本となって実証することであり、教えることは学ぶことに等しいと言います。「The course, on the other hand, emphasizes that to teach < is > to learn, so that teacher and learner are the same. これに対して、このコースは教えることは学ぶことと『同義』であり、それゆえ、教師と生徒は同じであると力説します。 It also emphasizes...

T16-7 幻想の終焉
テキストから、幻想の終焉についての一節をご紹介します。特別な関係と神聖な関係、世界の終焉、すでに到達している目的地への旅が参考になると思います。「1. It is impossible to let the past go without relinquishing the special relationship. 特別な関係を放棄することなしには、過去を去らせるのは不可能です。」特別な関係を放棄する必要がありますが、この放棄というのが、従来から結んできた特定の誰かとの間の関係性...

T16-1 真の共感とは?
ふたつの顔で、共感、同情について触れましたので、参考になるように、該当箇所をご紹介します。この共感の一節は、世界の常識からするとかなり理解が難しいものです。大切な家族が、病気や怪我で苦しそうに唸っている場面で、その苦しみを一緒に味わってあげたいという思いは、自然にわき起こる感情であって、よいとか悪いという問題でなく、当然に共感が起こってくるように思います。現に、病気で苦しいほうからしても、家族が自...