
T22-6 神聖な関係の光
今回はテキスト第二十二章から「神聖な関係の光」という一節をご紹介します。「8. You will see your value through your brother's eyes, and each one is released as he beholds his savior in place of the attacker who he thought was there. あなたは自分の兄弟の目を通して、自分の真価を理解するようになります。そして、自分を攻撃する者がいたと思いこんでいた相手の中に自分の救い主を見るようになるとき、一人ひとり...

T22-1 神聖な関係のメッセージ
今回はテキスト第二十二章から『神聖な関係のメッセージ」という一節をご紹介します。1.「You can indeed believe this, and you do. あなたはたしかに、自分のことを自分自身ではないものだと信じることができるし、あなたは現にそう信じています。 And you have faith in this and see much evidence on its behalf. そして、あなたは自分自身ではないものが自分だと信じているし、それが正しいことを示すたくさんの証拠を目...

T22-2 あなたの兄弟に罪はない
今回はテキスト第二十二章から「あなたの兄弟が無罪であること」という一節をご紹介します。「5. Both reason and the ego will tell you this, but what they make of it is not the same. 理性とエゴの両方があなたに、例外はありえないと教えようとします。ただし、例外がないことについての両者の解釈は同じではありません。」の"this"が何を指すのか、いまひとつわかりにくいと思います。 直前の4.の末尾の文章には、これ...

T22-3 誤りの形
今回はテキスト第二十二章から「理性と誤りの諸形態」という一節をご紹介します。エゴの思考システムに理性を導入することがエゴの取り消しの出発点だということが述べられます。エゴの取り消しを自我の消滅というふうに解釈すると、個としての自分を消滅させなければならないという発想につながります。この点で、このサイトでは、"ego"の訳語として「自我」とはせずに、「エゴ」という用語を用いています。この根拠はほかの箇所...

T22-5 弱さと防衛
今回はテキスト第二十二章から弱さと防衛という一節をご紹介します。真理と幻想は対立しません。なぜなら、真理は実在するけれど、幻想は実在しない影でしかないからです。影は形を持ち、見せかけだけは持っているので、虚無とは異なるように見えはしても、本質は、実在の不在であり、無でしかありません。したがって、真理は無である幻想から自らを防衛する必要はありません。真理は首尾一貫して一なるものです。一なるものとは、...

T22-Intro 救済と神聖な関係
第二十二章 救済と神聖な関係の序論をご紹介します。特別な関係は、自分が完全ではない欠落した存在であるとの思いから、外にそれを完全なものにしてくれる偶像を求め、自分に欠乏しているものを備えているように見える他者の中から、自分に欠けているものを奪い取って、自分の欠点を補完して完全になろうという欠乏の原理に基づいて結ばれる関係です。エゴの教育によって、この世界では、特別であることに価値があり、凡庸である...

T22-4 分かれ道にぶつかった。どう進む?
旅が進み、真理と幻想が大きく分岐する分かれ道を選ぶときがやってきます。これまでは、エゴ・カーナビが欠乏への恐怖心や身体の快楽からくる刹那的な欲求でコロコロ変わる目的地を設定して、あっちへ行きこっちへ行きの繰り返しでした。それはそれで苦しくもあり楽しいもので、この二元世界の味わいでもあるのでしょう。とことんエゴ・ナビに従って波乱万丈のドライブを楽しんでよいと思います。もっとも、無限にバリエーションが...