
T25-8 愛に戻される正義
今回は、テキスト第二十五章から「愛に戻される正義」という一節をご紹介します。M19 正義とは何かを参考に読んでみてください。正義とは誤りを正す剣であり、愛に奉仕するしもべであり、道具です。正義自体は主人、目的にはなりえません。道具は何のために用いるかによって人を生かすことにも殺すことにもなります。この世界では、正義は、犯された罪、不正に対する憎悪に奉仕するために、処罰して正す武器であり、復讐と同義です...

T25-7 救いの基盤
今回はテキスト第二十五章から「救済の礎石」という一節をご紹介します。ほかの箇所でもたまに触れられていますが、本節も含めて、コースでは、実は、この世界は地獄だということがちょこちょこと小出しに示されます。天国と同じように地獄もこの世とは別にあると思っている私たちからすると、ドキッとする指摘です。ですが、異世界のこととして語られる地獄絵図が、いくらでもこの世界で展開されていることを想えば、地獄がこの世...

T25-3 知覚と選択
今回は、テキスト第二十五章から「知覚と選択」という一節をご紹介します。4.については「4. There is another Maker of the world, the simultaneous Corrector of the mad belief that anything could be established and maintained without some link that kept it still within the laws of God; not as the law itself upholds the universe as God created it, but in some form adapted to the need the Son of God believ...

T25-9 天国の正義
今回は、テキスト第二十五章から「天国の正義」という一節をご紹介します。たまにスティーブン・R・コヴィー先生の本の用語を引用していますが、本節では、「7つの習慣」の”win-win or no deal””や「第三の案」という考え方に馴染む観点が出てきます。「3. Be certain any answer to a problem the Holy Spirit solves will always be one in which no one loses. 聖霊が問題を解決するために出す答えはつねに、誰ひとり損をしな...

T25-6 特別な役目
今回は、テキスト第二十五章から特別な役目という一節をご紹介します。前章の第24章でも、さんざん特別性が叩かれてきたので、コースは特別性を全否定していると捉えてしまうこともあるかもしれません。しかし、本節からもわかるように、コースは、特別性をエゴの観点から見たままでいちゃダメよとは言いますが、特別性を抹殺せよとは言いません。コースが求めるのは、聖霊の知覚するように特別性を見て、各自の持ち味を活かして...

T25-2 闇からの救い主
今回は、テキスト第二十五章から、闇からの救い主という一節をご紹介します。本節は、T17-4 ふたつの絵での絵と額縁のお話を前提にしていますので、「ふたつの絵」をまず再読していただければと思います。兄弟の身体という額縁は絵を覆い隠してしまいますが、身体という額縁の中に、神がはめた傑作を見ようとするなら、それまで身体という額縁に気を取られていたときには神の子の拙劣な似顔絵であるエゴという小さな絵のかかってい...

T25-Intro, 1 真理への絆
今回は、テキスト第二十五章の序文と真理への絆という一節をご紹介します。Introduction 2.「The son of man is not the risen Christ. 人の子が、よみがえったキリストであるわけではありません。 Yet does the Son of God abide exactly where he is, and walks with him within his holiness, as plain to see as is his specialness set forth within his body. しかし、神の子は人の子がいるまさにその場所に留まっており...

T25-5 無罪!
テキストから、無罪の心境という一節をご紹介します。私たちは自分の狭い了見でしか物事が見えないので、神には、わが子が自分自身に対して抱く憎しみになど影響されることなく、自ら創造した子を地獄の苦しみから救い出す力もないと、神を無力だとみなしたり、そもそも神なんていないと信じたりします。というのも、私たちが現に理不尽で恐怖に満ちた混沌たるこの世界に生きて塗炭の苦しみを味わっているというのに、神はといえば...

T25-4 あなたのもたらす光
今回は、テキスト第二十五章から、「あなたのもたらす光」という一節をご紹介します。ワークブックでは、レッスン61以降で、世界の光となる役割について学びますので、ワークブックも参考にしてもらえればと思います。前節では知覚の根本的な法則が出てきました。1.「This is in accord with perception's fundamental law: You see what you believe is there, and you believe it there because you want it there. このこと...