レッスン54(レヴュー:レッスン16~20)

2013年08月06日
レッスン51〜60 0

あなたの扉を通って自分の目的へと進むのに、余計な努力をする必要はない。自分を強制することもない。もしそうせずにはいられないのであれば、目的か扉が他人のものなのだ。しかし、理性は障害と闘ったり乗り越えたりすることに慣れっこになっている。理性は、ものごとに過剰な意義を与えたり、バリアントの流れと闘い始めると、自分で自分のためにあらゆる問題を作り出してしまう。もしあなたが重要性を与えたりしていなければ、あなた本来の人生ラインには最小限の障害しかないはずだ。
まるで郵便受けから葉書を取ってくるような気持ちで、あなたは自分の目的へ向かわなければなならない。意図から重要性や目的達成願望を取り除いたら、そこに残っているものは何だろう。所有し足を運ぶ決意だけだ。郵便受けの葉書のことを問題視するのはやめて、葉書に向かってただ足を運ぶことにしよう。問題についてあれこれ考えこむのはやめ、どうなるか行動してみよう。そうすると、問題は目的へと進む過程で解消されることだろう。



ヴァジム・ゼランド(「リアリティ・トランサーフィン2 魂の快・不快の選択」319ページ)



今日は、「振り子の法則」リアリティ・トランサーフィン―幸運の波/不運の波の選択(ヴァジム・ゼランド著) をご紹介します。


2006年に刊行されたリアリティ・トランサーフィン・シリーズは、当時、スピリチュアル界隈を賑わし、みんな続編の刊行を待ち望み、待ちきれずにロシア語の翻訳を独自に行った人から訳文を購入したりと、熱狂的ファンを生み出した本です。

今では絶版となっており、中古でしか手に入らなくなっています。1巻目はすでに1万円近くまでの高い値段になっており、2巻目以降も早晩高騰する可能性があるので、安いうちに全巻揃えておくことをお勧めします。

ジャンルとしては、願望実現法則の位置づけになる本ですが、この幻想世界でのアバターとしての私たちの自己操縦法を見極めるうえでとても参考になる書籍です。


例えば、トランサーフィンでいう外的意図と内的意図は、コースでいう神の意志とエゴの願望の相違の理解に有益で、コースの学びにもきっと役に立つと思います。

用語法での注意点があります。

トランサーフィンでは、理性と魂という用語が出てきます。コースでは「理性」は聖霊を指す用語ですが、トランサーフィンでは、エゴを意味する用語です。

トランサーフィンでの「魂」=コースでいう聖霊
トランサーフィンでの「理性」=コースでいうエゴ

という置き換えをして読んでいたくとよいと思います。


トランサーフィン



レッスン54です。




今回は、レッスン16から20までの復習です。





[序文の要約]


注釈も含めて5つの考えを読むことから1日を始める。

そのあと、それらの5つの考えと注釈について考える際に、特定の順番に従う必要はないが、少なくとも1回は、それぞれの考えを実習する。

各実習時間には、2分以上は専念することにして、その考えと関連する注釈を読んだあと、それらについて考えてみる。

1日の間に、この練習をできるだけ頻繁に行う。

もし5つの考えのうちのどのひとつの考えであれ、ある考えがほかの考えよりも自分に訴えかけてくるように感じるなら、そのひとつの考えに集中する。

しかし、その日の終わりには、忘れずにそれら5つの考えのすべてをもう一度おさらいする。



実習時間には、一つひとつの考えに続く注釈を文字どおりに、あるいは、完全にこなそうとする必要はありません。

むしろ、その中核となるポイントを押さえて、そのポイントに関連する考えもそのテーマとなっている考えの復習の一部として考える。

考えと関連する注釈を読んだあとは、可能なら、ひとりきりになれる静かな場所で、目を閉じて練習する。




学びの目的は、自分が静寂をもたらせるようになり、苦悩や混乱を癒せるようになることなのだから、苦悩や混乱を避けて自分ひとりでいられる逃げ場を探し求めていたのでは、このような目的を達成することはできない。

したがって、すでに問題が収束した状況よりも、現に狼狽させられる状況でこそ、自分の学びを生かせるはずだ。




私たちはやがて、平安が自分の一部であり、自分の置かれたいかなる状況においても、その状況をまるごと受け入れる必要があるだけだと学び、そして、最終的には、自分のいる場所には一切の制約が存在しないので、自分がいるところならどこであれ、自分は平安でいられると学ぶことになる。



考えのいくつかは、復習の効果を上げるために、その元のレッスンで示されたままの形とは変えられているが、示されている形のまま使い、元の言葉に戻す必要はないし、元のレッスンの際に提案された通りに考えを適用する必要もない。




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Workbook Lesson 54

Review of Lessons 16 – 20
復習 レッスン16~20



These are the review ideas for today:
次のものが今日の考えです。


1. [16]
 I have no neutral thoughts.
 私には、中立な思いなど何ひとつない。



 Neutral thoughts are impossible because all thoughts have power.
 中立な思いを抱くことが不可能なのは、すべての思考には力があるからだ。

 They will either make a false world or lead me to the real one.
 すべての思考は、偽物の世界を作り出すか、私を真の世界に導くか、そのどちらかだ。

 But thoughts cannot be without effects.
 しかし、思考は結果を伴わざるをえない。

 As the world I see arises from my thinking errors, so will the real world rise before my eyes as I let my errors be corrected.
 私の思考の誤りによって私に見える世界が生まれているのだから、私が自分の誤りが修正されるようにすれば、真の世界が私の目の前に姿を現すことになる。

 My thoughts cannot be neither true nor false.
 私の思考が本物でも偽物でもないということはありえない。

 They must be one or the other.
 私の思考は、本物か偽物のどちらか一方でしかない。

 What I see shows me which they are.
 私の見るものが、私の思考が本物なのか偽物なのかを私に示してくれる。



2. [17]
 I see no neutral things.
 私は、中立な物事を何も見ていない。



 What I see witnesses to what I think.
 私が何を見るかが、私が何を思考しているかを証明する。

 If I did not think I would not exist, because life is thought.
 もし私が思考していなかったら、私は存在しなかっただろう。なぜなら、生命とは思考のことだからだ。

 Let me look on the world I see as the representation of my own state of mind.
 私が自分の見る世界のことを自分の心の状態が顕現したものとして見ることができますように。

 I know that my state of mind can change.
 私は、自分の心境が変わりうるとわかっている。

 And so I also know the world I see can change as well.
 だから、私はまた自分の見る世界も同じように変わりうるとわかっている。



3. [18]
 I am not alone in experiencing the effects of my seeing.
 私だけが、自分の見ていることの結果を体験しているわけではない。


 
 If I have no private thoughts, I cannot see a private world.
 もし私が何も私的な思いを持っていないとすれば、私には、私的な世界を見ることはできない。

 Even the mad idea of separation had to be shared before it could form the basis of the world I see.
 分離という狂気の観念ですら、私の見る世界の基礎を形成しうるには、その前に、分かち合われなければならなかった。

 Yet that sharing was a sharing of nothing.
 しかし、分離の想念を分かち合うことは無を共有することだった。

 I can also call upon my real thoughts, which share everything with everyone.
 私は同じように、自分の真の思考を呼び起こすこともできる。私の真の思考は、すべてのことをすべての人たちと分かち合っている。

 As my thoughts of separation call to the separation thoughts of others, so my real thoughts awaken the real thoughts in them.
 私の分離の思考が他者に分離の思考を引き起こすように、私の真の思考は他者の中に真の思考を目覚めさせる。

 And the world my real thoughts show me will dawn on their sight as well as mine.
 そして、私の真の思考が私に見せる世界は、私の目の前に姿を現すように他者の目の前にも現れてくるだろう。



4. [19]
 I am not alone in experiencing the effects of my thoughts.
 私の思考の結果を体験しているのは、私だけではない。



 I am alone in nothing.
 何事においても、私がひとりきりであることはない。

 Everything I think or say or do teaches all the universe.
 私が思ったり、言ったり、行なったりすることのすべてが、全宇宙に教えることになる。

 A Son of God cannot think or speak or act in vain.
 神の子が思考したり、話したり、行動したりすれば、必ず何らかの効果があるはずだからだ。

 He cannot be alone in anything.
 神の子は、何事においても孤独であることはできない。

 It is therefore in my power to change every mind along with mine, for mine is the power of God.
 だから、私には自分の心と一緒にすべての心を変える力がある。というのも、私の力は神の力そのものだからだ。



5. [20]
 I am determined to see.
 私は見ることに決める。



 Recognizing the shared nature of my thoughts, I am determined to see.
 自分の思考が本来的に分かち合われているとわかったので、私は何としても見ることにする。

 I would look upon the witnesses that show me the thinking of the world has been changed.
 私は、この世界の考え方が変化したことを自らに示す証拠を見るつもりだ。

 I would behold the proof that what has been done through me has enabled love to replace fear, laughter to replace tears, and abundance to replace loss.
 私は、自分を通してなされたことが、恐れを愛に置き換え、涙を笑いに置き換え、喪失を豊かさに置き換えることを可能にする証拠を見るつもりだ。

 I would look upon the real world, and let it teach me that my will and the Will of God are one.
 私は、真の世界を見つめ、そして、真の世界に、私の意志と神の大いなる意志がひとつであることを教えてもらうつもりだ。


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ブリトニーさんのレッスンです。





次

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 松山 健 Matsuyama Ken
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