change the world

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高次の観点から見れば、個人の幸・不幸と全世界の運・不運とは密接に関係し合っている。このことは、まさに真の神秘学的考察を通して、確信できるものになる。

自分の力を正しい仕方で発揮できない人は、世界中のあらゆる存在に害を加えている、と洞察するようになる。

ルドルフ・シュタイナー(「神秘学概論」50ページ)




Everyone thinks of changing the world, but no one thinks of changing himself.
誰もが世界を変えたいと思うが、誰も自分自身を変えようとは思わない。


Lev Nikolayevich Tolstoy
レフ・トルストイ








「Therefore, seek not to change the world, but choose to change your mind about the world. 」 (テキスト 第二十一章 理性と知覚 序論)

「Change the World」という有名な曲があります。 1996年の映画「フェノミナン」のサウンドトラックに収録されたベイビー・フェイスのプロデュースによるエリック・クラプトンのカバー・バージョンは大ヒットし、美しいメロディと歌詞で、私も大好きな曲です。

「フェノミナン」自体もよい作品です。主人公が急激に高い能力を得る系の作品では、「アルジャーノンに花束を」が有名ですが、「リミットレス」が予想外に面白かったので、お勧めです。

さて、この世界を変える方法について、奇跡のコースは、世界を変えようとするのではなく、世界についてのあなたの心を変えることを選びなさいと言います。

その理由は、この世界は、知覚作用という道具によって、自分の心の内面が投影された自分自身で作り出した幻想だからです。
心が原因で世界は結果です。
鏡に映った髪型が気に入らないと言って、鏡の中の髪の毛を削り取ろうとしたり、鏡に筆で描き足したりしても何も変化しません。
映画の中で悪者に襲われそうになっている女性を助けようとスクリーンの中の暴漢に殴りかかったところで、だれも助けることなどできません。

「世界を変える」、世の中を変える、という言葉は、壮大なことのようで、とても耳に心地よく響く言葉です。エゴの誇大妄想に訴えかける力がことのほか強いからでしょうか。

そして、エゴは、この言葉を額面通りに受け取って、ドンキホーテのように、世界に対して勝ち目のない戦いを果敢に挑むことになるのです。

外にある(ように見える)世界にただすべき悪や原因が存在するとして、その糾弾に全精力を注ぐ間は、自らの心の内面を顧みる余裕も生まれません。

まず、自分の見ている世界が鏡であり、スクリーンであることを認識し、そこに映し出されているのは、ほかならぬ自分自身が、自分のものとして受け入れることを拒んで、投影して放り出したものであることに気付くことが、赦しのためには必要です。

※テキスト 第二十一章 理性と知覚 序論
「 投影が知覚を生み出します。

 あなたの見ている世界は、あなたが作り出した世界です。それ以上のものではありません。

 しかし、世界はそれ以上のものではありませんが、あなたの作り出した世界であるのは確かです。

 それゆえ、この世界は、あなたにとっては重要なのです。

 世界は、あなたの心の状態を証明するものであり、あなたの内面の有様が外部に描出されたものです。

 人は、自らの心の思うように知覚します。

 したがって、世界を変えようとするのではなく、世界に対する自分の心を変えることを選択してください。

 知覚することは、結果であり、原因ではありません。

 これこそ、奇跡に難しさの程度があるというのが無意味である理由です。

 ヴィジョンで見れば、あらゆるものは癒されていて、神聖です。

 ヴィジョンなしに知覚されたものは、いかなるものであれ、何の意味もありません。

 そして、意味がないところには、混沌があるだけです。


天罰とは、あなたが自分で自分自身に下す裁きのことです。そして、あなたはこの天罰を周りの世界に投影しようとしています。

 世界を呪われた生き地獄であると見れば、あなたが目にするのは、自分が神の子を傷付けようとしてしたことばかりです。

 もしあなたが大惨事や大災害を見ているのなら、あなたはその神の子を迫害しようとしたということです。

 もしあなたが神聖さや希望を見るならば、あなたは、神の子を解放しようとの神の意志に加わったということです。

 これらの二つの決断の間で選択せずにいることなどできません。

 そして、あなたは、自分の選択したことを証明するものを目にし、自分がどちらを選んだのか認めるようになります。

 あなたの見ている世界は、あなたが自分自身の中にどれだけの喜びを見出し、それを自分のものとして受け入れることにしたか、それを見せてくれるだけです。

 だから、もしこのことが世界の持つ意味だとすれば、世界に喜びをもたらす力はあなたの中に見出せるに違いないのです。」

※テキスト 第十二章 三 現実への投資
「9. あなたの知覚する世界は、分離の世界です。

 恐らく、あなたは自分の父を否定するためであれば、死すらも進んで受け入れることを厭わないことでしょう。

 しかし、神はそうさせるつもりはないので、そうなってはいません。

 あなたは今なお、神に逆らって意図することなどできません。そして、それゆえにこそ、あなたには自分で作った世界を全くコントロールできないのです。

 あなたの作った世界は、意志の世界ではありません。なぜなら、あなたの作った世界は、神とは違ったものになりたいという強い願望によって統治されており、そんな願望は意志ではないからです。

 それゆえ、あなたの作った世界は全くの混沌に陥っています。その世界は、恣意的で無分別な「法」によって統治されていますが、そんな法にはいかなる意味もありません。

 というのも、あなたの作る世界は、あなたが恐れを抱いているために、自分の心から投影したあなたの望まないものによって作り上げられているからです。

 しかし、こんな世界はただその作り手の心の中にだけ存在するのであって、作り手の心の中には、彼の真の救済も共に存在しているのです。

 世界があなた自身の外側にあるなどと信じてはなりません。なぜなら、ただその世界がどこにあるのか気付くことによってのみ、あなたは世界にコントロールを及ぼす力を得ることになるからです。

 それというのも、心は物事を決定する機能を果たす仕組みなので、あなたが自分の心をコントロールする力を持っていることは確かだからです。」


※テキスト 第十三章 九 罪悪感の暗雲
「3. この世界は、あなたがこの世界に与えたものだけを、あなたに与えることができます。というのは、この世界は、あなた自身の投影にすぎず、そこにあなたが見出して信頼することにしたものを離れては、何の意味も持たないからです。

 闇を信頼するならば、あなたは何も見ないことになります。なぜなら、あなたの信頼は、あなたが信頼を与えた通り、闇をもって報いられるからです。

 あなたは自分にとって大切なものを受け入れるようになるでしょう。そして、もしあなたが過去を信頼するのなら、未来は過去と同じようなものになるでしょう。

 あなたが大切に思うものは、どのようなものであれ、あなたのものとなります。

 あなたの評価する力がそうさせるのです。」


※テキスト 第二十二章 兄弟の罪のなさ
「10. 広大な投影の結果というものをよく見てください。ただし、恐れることなく、投影には絶対に癒しが必要だという決意をもって見つめてください。

 あなたがいまだに自らの創造主から離れ、創造主とは反対の意志を持とうとしない限り、あなたが作ったものは何一つとして、あなたを支配するいかなる力も持ち得ません。

 というのも、ただ、あなたが神の子が創造主の敵となることができると信じたときにだけ、あなたには自分の作ったものを自分のものにすることが可能になるように思えるからです。

 あなたは創造主の喜びを惨めだと非難することで、創造主を違ったものにしようとしたのです。

 そうすれば、あなたの作り上げた惨めな状態は全てあなた自身のしたことだったということになるからです。

 こうしたことが本当ではないと分かって嬉しくはないでしょうか。

 あなたの作った幻想が一つたりとも真理に取って代ってなどいないことは、喜ばしい知らせではないでしょうか。」

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 松山 健 Matsuyama Ken
この記事を書いた人:  松山 健 Matsuyama Ken

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