レッスン86「レッスン71と72の復習」
人々は外的意図を完全に失ってしまったわけではない。ただしっかりと遮断されているだけなのだ。魔法とされているもののすべては、ほかでもない外的意図を働かせようとした企てである。錬金術師たちは、どんな物質も金に変えてしまう賢者の石を見つけようとして、何百年間も無駄な努力を積み重ねた。錬金術については、難解で込み入った数多くの本が書かれた。しかし、本当のところは伝説が伝えているように、賢者の石の秘密とは、エメラルド・タブレット(エメラルド碑文)に刻まれた数行のことを指す。そのために、いったい何冊の本が書かれたことか?その数行を理解するためなのだ。
おそらくあなたは永遠の命をもたらす聖杯という言葉を聞いたことがあるだろう。それを求めてたくさんの人々が探し回った。ナチス・ドイツも含まれる無限の力と権力を得られるというような伝説はいつの時代にも語られる。浅はかな思い違いだ。どんなものも力を与えてはくれない。呪物、呪文、その他魔術に使う道具などは、それ自体としてはどんな力も持っていない。外的意図の力は、そうしたものの属性を用いる人々に備わっている。この属性は、発育が遅れてまどろんでいる外的意図の退化器官にスイッチを入れるよう潜在意識をある程度手助けするだけなのだ。属性の持つ魔力を信じることで、外的意図を目覚めさせるための刺激が与えられる。

ヴァジム・ゼランド(「リアリティ・トランサーフィン2 魂の快・不快の選択」69ページ)
Wisdom consists in doing the next thing you have to do, doing it with your whole heart, and finding delight in doing it.
賢明さとは、あなたが次になすべきことをなすことにある。次にすべきことを全身全霊を傾け、それをなすことに喜びを見出すのだ。

Meister Eckhart
マイスター・エックハルト

レッスン86です。
今日のテーマは次のふたつです。
[71] "Only God’s plan for salvation will work."
「ただ神の救済のための計画だけがうまくいく」
[72] "Holding grievances is an attack on God’s plan for salvation."
「不平不満を抱くことは、神の救済のための計画を攻撃することだ」

今日は「7つの習慣 最優先事項」をご紹介します。

昨日の原則中心リーダーシップは第2の習慣である目標設定に関するもので、この本は第3の習慣、最優先事項を優先するについて詳述するものです。
第2の習慣で設定した目標を達成するために、効果性の高い手段を選択実行する自己マネジメントの側面です。

Stephen R. Covey
スティーブン・R.コヴィー
スティーブン・R.コヴィー先生のマネジメントの考え方にはピーター・ドラッカーの思想が色濃く出ていると思います。ドラッカーの本も、コースの学びに役立つ洞察がたくさんありますので、別の記事で紹介したいと思います。

Peter F. Drucker
ピーター・ドラッカー
さて、この自己マネジメントの分野については、いわゆるライフハックと呼ばれるさまざまな知見が出て充実しています。
GTD、バレットジャーナル、等の思考法から、PCやスマホのタスク管理アプリ、プロジェクト管理ツールもたくさんあります。
第3の習慣「最優先事項を優先する」は、これらのライフハックツール等と競合するワン・オブ・ゼムというよりも、ライフハックツールを乗せる土台となる根本思想、端末のOSのようなものだと位置づけるのが正しいでしょう。
7つの習慣で出てくるいわゆる「第2領域」、つまり、「緊急ではないけれど重要なこと」を最優先にしてこの領域を拡大するという根本思考がパラダイムとなっているかぎり、ライフハックツールは、自分の肌に合うものであればなんでも役に立つはずです。
[序文]
1.前回の復習期間後のレッスンについて毎日ふたつずつの考えを復習します。
毎日の前半は、その二つのうちの一つの考えに、その日の後半は、もう一つの考えに当てます。
1日のうち、1回の長い実習時間と、それぞれの考えの実習を頻繁に行う短い実習時間をとります。
2.長いほうの実習時間は、次のような一般的な形式に従います。
約15分をそれぞれの実習にかけるようにして、その日の考えとそれについての復習の課題として組みこまれている注釈について考えます。
3、4分ほどかけて注釈をゆっくりと読み、必要に応じて数回繰り返し、それから、目を閉じて、耳を澄まします。
3.もし心が横道に逸れてしまうように感じるときは、その日の考えと注釈を読むという練習の第一段階を繰り返す必要がありますが、できるだけ実習時間の大半を静かにただ注意深く耳を澄まして過ごすようにします。
自分のことを待っているメッセージがあり、自分はそのメッセージを受け取ることになると確信してください。
そのメッセージは自分のものであり、それは自分の望むものだと覚えておいてください。
4.気を逸らせるような思いに直面しても、決意を揺らがせず、気を逸らすような思いがどのような形をとろうとも、それらの思いには何の意味も力もないことを理解して、意志にはどのような空想や夢をも凌ぐ力があることを忘れず、気を逸らすような思いを、必ず成功するという自分の決意で置き換えます。
自分の意志が、あなたを助けてそれらの空想や夢のすべてを切り抜けさせて、自分をそれらの空想や夢のすべてを越えた場所まで運んでくれると信頼します。
5.これらの実習時間を、道であり、真理であり、そして生命である存在への捧げものとみなして、幻想や死の思いといった脇道に迷いこんでしまうことを拒絶して、救済に献身し、毎日、自分の役目が果たされないままにはしないと決意します。
6.短いほうの実習時間でも同様に、自分の決意を再確認するようにし、その際には、考えを一般的に適用する際には元のままの形を用い、必要に応じて、より具体的な形を用いる。
その日のテーマの提示に続く注釈の中に、いくつかの具体的な形が示されているが、それらは単に一例を提示しているだけであり、重要なのは、自分が使う際に用いる具体的な言葉そのものではないと理解する。

Lesson 86 - Review Lessons 71 & 72
レッスン86「レッスン71と72の復習」
These ideas are for review today:
今日は、次の考えを復習します。
1. [71]
Only God’s plan for salvation will work.
ただ神の救済のための計画だけがうまくいく。
It is senseless for me to search wildly about for salvation.
やみくもに救済を探し回ることは、私にとって無意味なことだ。
I have seen it in many people and in many things, but when I reached for it, it was not there.
私はこれまで、たくさんの人々やたくさんの物事によって救われると期待してきたが、私がその救いに手を伸ばすと、そこに救いはなかった。
I was mistaken about where it is.
私は、救いがどこにあるのか誤解していたのだ。
I was mistaken about what it is.
私は、救いとは何なのか思い違いしていたのだ。
I will undertake no more idle seeking.
私は、もはや虚しい探求に乗り出す気はない。
Only God’s plan for salvation will work.
ただ神の救済のための計画だけがうまくいく。
And I will rejoice because His plan can never fail.
そして、神の計画は決して失敗することがありえないので、私はきっと喜ぶことになる。
2. These are some suggested forms for applying this idea specifically:
この考えを具体的に適用するために、次のような形を例として示しておきます。
God’s plan for salvation will save me from my perception of this.
救済のための神の計画は、この状況についての私の知覚から私を救ってくれるだろう。
This is no exception in God’s plan for my salvation.
この状況は私を救済するための計画の例外などではない。
Let me perceive this only in the light of God’s plan for salvation.
私がこの状況をただ神の救済の計画の光の中でのみ知覚できますように。
3. [72]
Holding grievances is an attack on God’s plan for salvation.
不平不満を抱くことは、救済のための神の計画を攻撃することだ。
Holding grievances is an attempt to prove that God’s plan for salvation will not work.
不平不満を抱くことは、救済のための神の計画がうまくいかないと証明しようと試みることだ。
Yet only His plan will work.
しかし、うまくいくのは神の計画だけだ。
By holding grievances, I am therefore excluding my only hope of salvation from my awareness.
したがって、不平不満を抱くことによって、私は、自分の唯一の救済の望みを自覚できないようにしてしまう。
I would no longer defeat my own best interests in this insane way.
私はもはや、こんな狂気の方法によって自分自身の最善の利益を損なうつもりはない。
I would accept God’s plan for salvation, and be happy.
私は、救済のための神の計画を受け入れて幸せになることにする。
4. Specific applications for this idea might be in these forms:
この考えを具体的に適用するための形は次のような感じになるしょう。
I am choosing between misperception and salvation as I look on this.
この状況をどう見るかで、私は誤った知覚と救済の間での選択を下すことになる。
If I see grounds for grievances in this, I will not see the grounds for my salvation.
もし私がこの状況の中に不平不満を抱く根拠を見るなら、私は自分の救済のための根拠を見出せなくなるだろう。
This calls for salvation, not attack.
この状況には攻撃ではなく、救済が必要なのだ。

それでは、ブリトニーさんのレッスンです。
