レッスン87「レッスン73と74の復習」

2013年09月08日
レッスン81〜90 0




インタビュアー 『はてしない物語』と『モモ』は、シュタイナーの気に入るだろうと思いますよ。
ミヒャエル・エンデ 私もそう思います。――いつも繰り返し彼が嘆いていたことのひとつは、なぜ彼らはいつも、私の言うことを何もかも真似をするのか、なぜ彼らは自主的にその先を進んでくれないのか――間違える危険を冒して、ということでした。自主的に道を進むことは、必ず危険がつきまといます。でも私がシュタイナーから学んだことがひとつあるとすれば、それは彼が自分の道を歩むときに示す、いわば信じがたいほどの無頓着さであったと言わざるをえません。ときにそれは、無分別に思えるほどでした。彼は運命が彼の行く手に用意するものを受け入れたのです。たとえば彼は、講演旅行を、あるコンサート・エイジェンシーに組ませ、みんなをびっくりさせたことがありました。彼はそのことを全然意に介していませんでした。彼はわが道を歩んだのです。彼を正しく理解したならば、とりわけ彼の『自由の哲学』を正しく理解したならば、その理解が前提となって、ほかのすべてが導き出されることでしょう。たとえば、こうです。自分自身の道を歩む勇気を持て――間違えたり、失敗したりする危険を冒して。間違いと失敗はともに、人生で最も価値あることです。いつも前もって、すべてを正しく行おうとする者は、何事も正しく行えないでしょう。

第三の道 第3号(人智学出版社12ページ)






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レッスン87です。


今日のテーマは次のふたつです。

[73] "I will there be light."
「私は光あれと意図する」

[74] "There is no will but God’s."
「神の意志以外の意志などない」





今日は「グレート・キャリア―最高の仕事に出会い、偉大な貢献をするために」をご紹介します。



この本は、7つの習慣のうちの第1の習慣、主体性を発揮するに関わるものです。

主体性を発揮して自分の人生の主人公としての役割を果たしきること、自分自身になりきることの大切さが示されています。

パーソナル・セルフが持って生まれた個性を開花させて他者に貢献することは、自分自身の内なる光を放つことであり、他者の価値観の光で自分を照らして小さな自己に影をつくらないことであり、それはすなわち、エゴを消滅させることでもあります。

本書のキーワードは「奉仕」です。




[序文]


1.前回の復習期間後のレッスンについて毎日ふたつずつの考えを復習します。

毎日の前半は、その二つのうちの一つの考えに、その日の後半は、もう一つの考えに当てます。

1日のうち、1回の長い実習時間と、それぞれの考えの実習を頻繁に行う短い実習時間をとります。


2.長いほうの実習時間は、次のような一般的な形式に従います。

約15分をそれぞれの実習にかけるようにして、その日の考えとそれについての復習の課題として組みこまれている注釈について考えます。

3、4分ほどかけて注釈をゆっくりと読み、必要に応じて数回繰り返し、それから、目を閉じて、耳を澄まします。


3.もし心が横道に逸れてしまうように感じるときは、その日の考えと注釈を読むという練習の第一段階を繰り返す必要がありますが、できるだけ実習時間の大半を静かにただ注意深く耳を澄まして過ごすようにします。

自分のことを待っているメッセージがあり、自分はそのメッセージを受け取ることになると確信してください。

そのメッセージは自分のものであり、それは自分の望むものだと覚えておいてください。


4.気を逸らせるような思いに直面しても、決意を揺らがせず、気を逸らすような思いがどのような形をとろうとも、それらの思いには何の意味も力もないことを理解して、意志にはどのような空想や夢をも凌ぐ力があることを忘れず、気を逸らすような思いを、必ず成功するという自分の決意で置き換えます。

自分の意志が、あなたを助けてそれらの空想や夢のすべてを切り抜けさせて、自分をそれらの空想や夢のすべてを越えた場所まで運んでくれると信頼します。


5.これらの実習時間を、道であり、真理であり、そして生命である存在への捧げものとみなして、幻想や死の思いといった脇道に迷いこんでしまうことを拒絶して、救済に献身し、毎日、自分の役目が果たされないままにはしないと決意します。


6.短いほうの実習時間でも同様に、自分の決意を再確認するようにし、その際には、考えを一般的に適用する際には元のままの形を用い、必要に応じて、より具体的な形を用いる。

その日のテーマの提示に続く注釈の中に、いくつかの具体的な形が示されているが、それらは単に一例を提示しているだけであり、重要なのは、自分が使う際に用いる具体的な言葉そのものではないと理解する。



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Lesson 87 - Review Lessons 73 & 74
レッスン87「レッスン73と74の復習」

Our review today will cover these ideas:
私たちが今日復習するのは次の考えです。





1. [73]
 I will there be light.
 私は光あれと意図する。



 I will use the power of my will today.
 今日、私は自分の意志の力を使うことにする。

 It is not my will to grope about in darkness, fearful of shadows and afraid of things unseen and unreal.
 私は、影に怯えたり、目に見えない想像上のものを恐れながら、暗中模索するつもりはない。

 Light shall be my guide today.
 今日、光が私を導くガイドとなってくれるだろう。

 I will follow it where it leads me, and I will look only on what it shows me.
 私は光が私を導いてくれるところへと付いて行くことにする。そして、私は光が自分に見せてくれるものだけを見ることにする。

 This day I will experience the peace of true perception.
 今日、私は正しい知覚による平安を経験することになる。



2. These forms of this idea would be helpful for specific application:
 次のような形が、この考えを具体的に適用する助けとなるでしょう。


This cannot hide the light I will to see.
この状況が私の見ようとする光を隠すことはできない。

You stand with me in light, [name].
(   )さん、あなたは私と一緒に光の中にいます。

In the light this will look different.
光の中では、この状況は違ったように見えるはずだ。



3. [74]
 There is no will but God’s.
 神の意志以外の意志などない。



 I am safe today because there is no will but God’s.
 私は今日、安全だ。なぜなら、神の意志以外の意志などないからだ。

  I can become afraid only when I believe that there is another will.
 私が恐れることができるとしたら、それは、神の意志以外の意志が存在すると信じるときだけだ。

 I try to attack only when I am afraid, and only when I try to attack can I believe that my eternal safety is threatened.
 私が恐れるときにだけ、私は攻撃しようとする。そして、私が攻撃しようとするときにだけ、私は、自分の永遠の安全が脅かされるものと信じることができる。

 Today I will recognize that all this has not occurred.
 今日、私は、私の永遠の安全が脅かされるようなことは一切起こっていないと認めることにする。

 I am safe because there is no will but God’s.
 神の意志以外の意志などないので、私は安全なのだ。



4. These are some useful forms of this idea for specific applications:
 次のような形がこの考えを具体的に適用する際に有益でしょう。


Let me perceive this in accordance with the Will of God.
私が、これを神の意志に調和するものとして知覚できますように。

It is God’s Will you are His Son, [name], and mine as well.
(   )さん、あなたが神の子であることは神の意志です。そして、それは私の意志でもあります。

This is part of God’s Will for me, however I may see it.
私がどのように見ようとも、この状況は私のための神の意志の一部だ。


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それでは、ブリトニーさんのレッスンです。





次

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It’s not how much we give, but how much love we put into giving. – Mother Teresa

 松山 健 Matsuyama Ken
この記事を書いた人:  松山 健 Matsuyama Ken

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