レッスン89「レッスン77と78の復習」

2013年09月10日
レッスン81〜90 0

大丈夫
あなたが抱きしめている痛みは喜びに変わるのです。



ルーミー


ものごとは一筋縄では行かないものだなどと考えたこともない変わり者は、ある日、まるで自分のために特別に商品が運び込まれたかのようなショーケースの前に、わけもわからず居合わせる。そこでは最初のお客さんはなんでもただでもらえることになっているのだった。その人の背後には、「人生の現実とは甚だ暗澹としていて、ツキがあるのは変わり者だけ」ということを信じて疑わない人々による長蛇の列ができあがる。
人生とは、世界が居住者たちに、「じゃあ、私がどんなか、当ててごらん!」という同じ質問を常に投げかけているゲームなのである。各人はそれぞれの考え方に応じて、「お前は攻撃的だ」または「お前は居心地が良い」と答える。あるいは、「楽しい」「暗い」「友好的だ」「敵対的だ」「幸福だ」「不幸だ」というようにである。
それにしても興味深いのは、このクイズ・ゲームでは誰もが勝者になれるという点だ。世界は、誰の前であろうと、注文どおりの形で姿を現してくれる。そして、もし幸運に恵まれていた先ほどの変わり者が「人生の現実」というものに突き当たり、世界に対する自分の態度を変えたとすると、リアリティはそれに呼応して変化し、先見の明があったはずの変わり者は、列の最後尾へと放り投げられることになる。



ヴァジム・ゼランド(「トランサーフィン 鏡の「超」法則 リンゴが空へと落下する―奇跡の願望実現法」174ページ)





われ、はじめて西郷を見る。その人物、茫漠としてとらえどころなし。ちょうど大鐘のごとし。小さく叩けば小さく鳴り。大きく叩けば大きく鳴る。

坂本龍馬

坂本龍馬



To understand the heart and mind of a person, look not at what he has already achieved, but at what he aspires to.
ある人物の稟性と心構えを理解しようとするなら、彼がすでに獲得しているものを見るのではなく、彼が獲得しようと熱意を傾けているものに目を向けるがよい。

ハリール・ジブラーン_1206063030

Kahlil Gibran
ハリール・ジブラーン



Nothing is impossible, the word itself says I'm possible.
不可能なことなんて何もないわ。その言葉自体が「私はできる」と言ってるんだから。

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Audrey Hepburn
オードリー・ヘプバーン



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レッスン89です。


今日のテーマは次のふたつです。

[77] "I am entitled to miracles."
「私は奇跡を受け取る資格がある」

[78] "Let miracles replace all grievances."
「奇跡がすべての不平不満に取って代わりますように」



今日は、英語版の7つの習慣第8の習慣をご紹介します。






どちらもオーディブル版があります。







スティーブン・R.コヴィー先生ご自身が吹き込まれていて、独特のしわがれ声がいい感じです。



Stephen R. Covey
スティーブン・R.コヴィー


日本の作家では少ないですが、欧米の書籍のオーディオブックは、著者が自らの声で朗読して吹き込まれた音声が少なくありません。

著者の生の声で聴くという本の読み方(聴き方)とても貴重なは知覚の仕方といえます。

普通の読書や朗読者の語りの聴取では、活字や著者ではない朗読者の語る言葉に乗った著者のイメージという言霊が受け手に届くには受け手の側での言葉の解釈が必要です。

これに対して、著者自身の語りの音声は言葉自身に魂が入っています。

活字やKindle読み上げ機能は、読者や聴取者が、純粋な記号としての文字や音声を自らの解釈でイメージするので、知覚者の知覚器官のノイズや心の偏りの具合によって、著者の抱いていたイメージからの偏差が生じやすいと言えますが、音声では、文字が挿絵等で補足される場合よりもさらに、言霊が乗る程度が強まります。

同じ文章を理解していない人が誤解したまま朗読する場合、機械の読み上げのほうがまだましな場合もあるくらいですが、著者が朗読する場合には、発せられた言葉だけでなく、声色や強弱、イントネーション等々のニュアンスを通じて、活字媒体の著書を通じて著者が伝えようとしていたイメージそのものを、そのイメージを保持する張本人がイメージをしながら自分の声で語るのをじかに聞くというプロセスです。

活字や他人の朗読は、ネット上のデータバンクにアップされたイメージデータを活字や声の形をとった言葉というアクセスキーを伝えた受け手の側でアクセスして取りに行ってダウンロードして初めてイメージを見ることができるのに対して、著者自身の声での朗読は、自分のメールアドレスに直接データを送ってもらう、ときには同じイメージデータを共有するような感じで、声という媒体自体にすでにイメージが乗った状態で届くような感覚です。

著者が肉声で語る音声での朗読の味わいをぜひ堪能していただければと思います。



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オーディブルで、英語版のスピリチュアルブックを検索してもらうと、Oshoをはじめとしてたくさんの著者が自身の声で吹き込んだオーディオブックを見つけることができます。

もはや生身の体を持った形で対面して話を聞くことのできない偉人たちにより近づいて学びを得られる尊い機会です。ぜひ、著者自身が語る声で本を聴くという方法で、読んでみてください。


[序文]


1.前回の復習期間後のレッスンについて毎日ふたつずつの考えを復習します。

毎日の前半は、その二つのうちの一つの考えに、その日の後半は、もう一つの考えに当てます。

1日のうち、1回の長い実習時間と、それぞれの考えの実習を頻繁に行う短い実習時間をとります。


2.長いほうの実習時間は、次のような一般的な形式に従います。

約15分をそれぞれの実習にかけるようにして、その日の考えとそれについての復習の課題として組みこまれている注釈について考えます。

3、4分ほどかけて注釈をゆっくりと読み、必要に応じて数回繰り返し、それから、目を閉じて、耳を澄まします。


3.もし心が横道に逸れてしまうように感じるときは、その日の考えと注釈を読むという練習の第一段階を繰り返す必要がありますが、できるだけ実習時間の大半を静かにただ注意深く耳を澄まして過ごすようにします。

自分のことを待っているメッセージがあり、自分はそのメッセージを受け取ることになると確信してください。

そのメッセージは自分のものであり、それは自分の望むものだと覚えておいてください。


4.気を逸らせるような思いに直面しても、決意を揺らがせず、気を逸らすような思いがどのような形をとろうとも、それらの思いには何の意味も力もないことを理解して、意志にはどのような空想や夢をも凌ぐ力があることを忘れず、気を逸らすような思いを、必ず成功するという自分の決意で置き換えます。

自分の意志が、あなたを助けてそれらの空想や夢のすべてを切り抜けさせて、自分をそれらの空想や夢のすべてを越えた場所まで運んでくれると信頼します。


5.これらの実習時間を、道であり、真理であり、そして生命である存在への捧げものとみなして、幻想や死の思いといった脇道に迷いこんでしまうことを拒絶して、救済に献身し、毎日、自分の役目が果たされないままにはしないと決意します。


6.短いほうの実習時間でも同様に、自分の決意を再確認するようにし、その際には、考えを一般的に適用する際には元のままの形を用い、必要に応じて、より具体的な形を用いる。

その日のテーマの提示に続く注釈の中に、いくつかの具体的な形が示されているが、それらは単に一例を提示しているだけであり、重要なのは、自分が使う際に用いる具体的な言葉そのものではないと理解する。



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Lesson 89 - Review Lessons 77 & 78
レッスン89「レッスン77と78の復習」





These are our review ideas for today:
次の考えが今日復習するものです。


1. [77]
 I am entitled to miracles.
 私には奇跡を受け取る資格がある。



 I am entitled to miracles because I am under no laws but God’s.
 私はただ神の法のみに従うがゆえに、私には奇跡を受け取る資格がある。

 His laws release me from all grievances, and replace them with miracles.
 神の法は、私をすべての不平不満から解放して、すべての不平不満を奇跡に置き換えてくれる。

 And I would accept the miracles in place of the grievances, which are but illusions that hide the miracles beyond.
 そこで、私は、不平不満の代わりに奇跡を受け入れることにする。不平不満は、奇跡を背後に隠してしまう幻想にすぎないからだ。

 Now I would accept only what the laws of God entitle me to have, that I may use it on behalf of the function He has given me.
 今こそ、私は、神の法が私に持つ資格を与えてくれるものだけを受け入れるつもりだ。そうすれば、私は、神が私に与えてくれた役目を果たすために、それを使うことができるだろう。



2. You might use these suggestions for specific applications of this idea:
 この考えを具体的に適用するためには、次のような形がよいでしょう。


Behind this is a miracle to which I am entitled.
この状況の背後には奇跡があり、その奇跡を受け取る資格が私にはある。

Let me not hold a grievance against you [name], but offer you the miracle that belongs to you instead.
(   )さん、私があなたに対して不平不満を抱かずに、その代わりに、あなたのものである奇跡をあなたに差し延べることができますように。

Seen truly, this offers me a miracle.
真に見るなら、この状況は私に奇跡を差し出している。



3. [78]
 Let miracles replace all grievances.
 奇跡がすべての不平不満に取って代わりますように。



 By this idea do I unite my will with the Holy Spirit’s, and perceive them as one.
 この考えによって、私は確かに自分の意志を聖霊の意志に結びつけ、自分の意志と聖霊の意志をひとつのものとして知覚する。

 By this idea do I accept my release from hell.
 この考えによって、私は、自分が地獄から解放されることを受け入れる。

 By this idea do I express my willingness to have all my illusions be replaced with truth, according to God’s plan for my salvation.
 この考えによって、私は、私の救済のための神の計画に従って、自分のあらゆる幻想が真理に置き換わるようにする意欲をはっきりと示す。

 I would make no exceptions and no substitutes.
 私は、いかなる例外も設けず、何ものをも代用にしないことにする。

 I want all of Heaven and only Heaven, as God wills me to have.
 私は、神が私に持たせようとする通りに、天国のすべてを、そして、ただ天国だけを求める。



4. Useful specific forms for applying this idea would be:
 この考えを具体的に適用する形は次のようなものになるでしょう。


I would not hold this grievance apart from my salvation.
私は、自らの救済を投げうってまで、この不平不満にしがみつくつもりはない。

Let our grievances be replaced by miracles, [name].
(   )さん、私たちの不平不満が奇跡によって取って代わるようにしましょう。

Beyond this is the miracle by which all my grievances are replaced.
これを越えた向こう側に奇跡があり、奇跡が私のすべての不平不満に置き換わる。



名称未設定


それでは、ブリトニーさんのレッスンです。





次

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It’s not how much we give, but how much love we put into giving. – Mother Teresa

 松山 健 Matsuyama Ken
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