レッスン106「私が心静かに、真理に耳を澄ませられますように」

レッスン101〜110 0

レッスン106です。

今日のテーマは、「私が心静かに、真理に耳を澄ませられますように」です。



今日は、昨日に引き続いて欠乏マインドの修正のレッスン、与えることは失うことにつながるというこの世界の常識、根深くこびりついている誤った信念を否認するレッスンです。

聖霊のサポートは無尽蔵!でも、頼まなきゃ受けられませんでも述べましたが、想念は分かち合うほど価値を高め、与えた人にも受け取った人にもメリットをもたらすのであり、そして、この世界そのものが想念だとすれば、物の所有についてあてはまるように思える独り占めが得で誰かにあげるのは損になるという観念が誤解でしかないということでした。


神の現実、天国においては、所有と実在は一致します。

つまり、神の子自身が王国であると同時に王国を持っているわけなので、神の子にアイデンティティーを合わせるなら、究極の豊かさマインドになります。

はたらく細胞で言うなら、体内世界の細胞たちが、忘我の境地で各自の機能を果たし、全体に奉仕してお互いに与え合うことは健康な状態です。

体内の一部の細胞が癌化して自意識を抱いて、欠乏して恵まれていない自分を被害者として意識し、他と同じ扱いをしろ!と平等を主張してボイコットしたり、より良い処遇を要求したり、仲間を増やす運動を活発化したりしている状態は不健康な病気の状態です。

このように、豊かさマインドが健康な状態で、欠乏マインドは病気の状態であり、仮に個としての一部の観点から認識する場合でも、豊かさマインドは自分は全体に属し全体に奉仕する一部という意識で個別意識を忘れて個人的な利害関係を脱しているのに対して、欠乏マインドは、自分は全体から切り離されて全体から搾取される一部だし、自分が利益を得られるなら全体に損失を与えても知ったことではない、という意識で、個別意識に囚われて個人的利害関係に関心を奪われているという点に大きな相違があります。

ただし、この観点を素朴に解釈すると、全体のためなら個は犠牲になってもよい無価値な存在だという全体主義的な発想につながりかねません。

しかし、愛に基盤を置くかぎり、この観点を全体主義的なものとして捉えるのは誤りとなるでしょう。

はてしない物語の後半で、帰り道を模索して流浪するバスチアンは、霧の海を渡る際に、「いっしょ人」というような意味のイスカールナリという名の種族の人々が霧の海を渡るために乗る船に船乗り手伝いとして乗せてもらいます。イスカールナリはみな同じような姿をしていて、意志を同調させて船を動かし、困っている相手に無私の心で力になり、みんなで助け合う平穏な人々ですが、個人という意識が完全に欠落しているので、乗組員のひとりが大ガラスに襲われて死んでも、危機が去ってしまうと、まったく悲しむことなく、和気あいあいと楽しそうに過ごしているという具合で、それを見たバスチアンは、欠点も含めて個人として愛し愛されたいと思います。

はてしない物語では「イスカールナリの共同体に和合はあったが、愛はなかった。」と語られます。

愛の教えであるコースが愛に欠ける和合を学ばせようとするはずがありません。

エゴや特別性は絶対に否認すべきで無私の心で全体に奉仕すべきという意識でいると、ともすれば、イスカールナリのように柔和で物腰優しく人畜無害だけれど、中身は愛がなく、平気で大切な人(そもそも博愛主義なので大切な存在を持つこと自体できませんが。。。)を見捨てることができてしまう人になってしまいかねません。神聖中毒に気を付けましょう(笑)。






Lesson 106 - Let me be still and listen to the truth
レッスン106 私が心静かに、真理に耳を澄ませられますように





1. If you will lay aside the ego's voice, however loudly it may seem to call, if you will not accept its petty gifts that give you nothing that you really want; if you will listen with an open mind, that has not told you what salvation is; then you will hear the mighty Voice of truth, quiet in power, strong in stillness, and completely certain in Its messages.
 もしあなたがエゴの声がどんなに大声で呼んでいるように思えてもその声に耳を貸すことなく、もしあなたが自分の真に望むものを何も与えてはくれないエゴのみすぼらしい捧げ物を受け取らず、もしあなたが救いとは何なのか自分に告げたことのない心を開いて耳を澄ますなら、そのとき、あなたは、真理の力強い声を聞くでしょう。真理の力強い声は、力を秘めた静けさを保って力強く静寂の中にあって、自らの伝えるメッセージに完全な確信を抱いています。



2. Listen, and hear your Father speak to you through His appointed Voice, which silences the thunder of the meaningless, and shows the way to peace to those who cannot see.
 耳を澄まして、あなたの父が自らの任命した大いなる声を通してあなたに語りかけるのに耳を傾けてください。その大いなる声は無意味な轟音を静まらせ、見ることができない者たちに平安へと至る道を示してくれます。

 Be still today and listen to the truth.
 今日はじっと静かにして、真理に耳を澄ましてください。

 Be not deceived by voices of the dead, which tell you they have found the source of life and offer it to you for your belief.
 自分たちは生命の源を見つけたとあなたに告げて、あなたに信じるようにとそれを差し出す死者たちの声に惑わされてはなりません。

 Attend them not, but listen to the truth.
 そんな声になど耳を貸さず、真理に耳を澄ましてください。



3. Be not afraid today to circumvent the voices of the world.
 今日は恐れることなく、この世界の声を回避してください。

 Walk lightly past their meaningless persuasion.
 無意味な言葉で丸めこもうとするこの世界の声を軽やかにすり抜けてください。

 Hear them not.
 この世界の声に耳を貸してはなりません。

 Be still today and listen to the truth.
 今日はじっと静まって、真理に耳を傾けてください。

 Go past all things which do not speak of Him Who holds your happiness within His Hand, held out to you in welcome and in love.
 あなたの幸福をその大いなる手のうちに握って、あなたを歓迎して愛をこめてあなたに幸福を差し出してくれている神について語るもの以外は、すべて通り過ぎてください。

 Hear only Him today, and do not wait to reach Him longer.
 今日は、ただ神だけに耳を貸してください。そして、これ以上、神に到達するのを待たないでください。

 Hear one Voice today.
 今日、ひとつの大いなる声だけを聞いてください。



4.Today the promise of God's Word is kept.
 今日、神の言葉が約束したことが果たされます。

 Hear and be silent.
 耳を傾けて、静かにしてください。

 He would speak to you.
 神があなたに語りかけるでしょう。

 He comes with miracles a thousand times as happy and as wonderful as those you ever dreamed or wished for in your dreams.
 あなたがこれまで夢の中で夢見たり願ったりしたよりも千倍も幸せですばらしい奇跡を携えて神はやってきてくれます。

 His miracles are true.
 神の奇跡は本物です。

 They will not fade when dreaming ends.
 夢見ることが終わったときでも、神の奇跡が消え去ることはないでしょう。

 They end the dream instead; and last forever, for they come from God to His dear Son, whose other name is you.
 むしろ逆に、神の奇跡のほうが夢を終わらせて永遠に続くのです。というのも、奇跡は神から神の愛し子の許へと訪れるからです。この世界で神の愛し子が用いる通り名は、あなたです。

 Prepare yourself for miracles today.
 今日、奇跡に備えて自分自身を整えてください。

 Today allow your Father's ancient pledge to you and all your brothers to be kept.
 今日、あなたの大いなる父に、あなたとあなたの兄弟全員に約した太古からの誓いを果たしてもらいましょう。



5. Hear Him today, and listen to the Word which lifts the veil that lies upon the earth, and wakes all those who sleep and cannot see.
 今日は、神に耳を貸して、地上に覆い被さっているヴェールを取り去って、眠りこけて目の見えなくなっている者たち全員の目を覚まさせる大いなる言葉に耳を澄ましてください。

 God calls to them through you.
 神はあなたを通して、眠っていて目が見えない者たちみんなに呼びかけます。

 He needs your voice to speak to them, for who could reach God's Son except his Father, calling through your Self?
 神は、眠っていて目の見えない者たちに語りかけるために、あなたの声を必要としています。というのも、あなたの真の自己を通して呼びかけるその大いなる父以外は誰も神の子に到達できないからです。

 Hear Him today, and offer Him your voice to speak to all the multitude who wait to hear the Word that He will speak today.
 今日、神に耳を傾けてください。そして、あなたの声を神に差し出して、神が今日語る大いなる言葉を耳にしたいと待ち望んでいる大勢の者たちみんなに語りかけられるようにしてください。



6. Be ready for salvation.
 救済のための準備をしてください。

 It is here, and will today be given unto you.
 救済はここにあり、今日、あなたに与えられるでしょう。

 And you will learn your function from the One Who chose it in your Father's Name for you.
 そして、あなたの父の名においてあなたのために救済を選択してくれた聖霊から、あなたは自分の役目を学ぶでしょう。

 Listen today, and you will hear a Voice which will resound throughout the world through you.
 今日は耳を澄ましてください。そうすれば、あなたは自分を通して世界中に鳴り響く大いなる声を耳にするでしょう。

 The bringer of all miracles has need that you receive them first, and thus become the joyous giver of what you received.
 すべての奇跡をもたらす聖霊は、まず最初にあなたにその声を受け取ってもらう必要があります。そうすれば、あなたは自分の受け取ったものを喜んで与える者となります。



7. Thus does salvation start and thus it ends; when everything is yours and everything is given away, it will remain with you forever.
 救済は、こうして始まり、そして、こうして終わります。すべてがあなたのものであるなら、すべてのものを与えきったときも、すべては永遠にあなたのもののままのはずだからです。

 And the lesson has been learned.
 こうして、レッスンは学ばれたことになります。

 Today we practice giving, not the way you understand it now, but as it is.
 今日、私たちは、真に与える実践をします。それは、今あなたが与えることとして理解している方法ではなく、与えること本来の方法で与える実践です。

 Each hour's exercises should begin with this request for your enlightenment:
 毎時間の実習は、あなたが開眼するために次のように要請することから始めてください。


I will be still and listen to the truth.
私はじっと静かにして真理に耳を澄ますことにする。

What does it mean to give and to receive?
与えることと受け取ることは何を意味するのだろうか。



8. Ask and expect an answer.
 尋ねたら、答えを待ってください。

 Your request is one whose answer has been waiting long to be received by you.
 あなたが要求したのは、あなたに受け取られることをずっと待ち続けていた答えです。

 It will begin the ministry for which you came, and which will free the world from thinking giving is a way to lose.
 与えることと受け取ることが何を意味するのか尋ねることは、そのためにあなたがやってきた聖なる務めを果たす糸口となり、この質問の答えが、与えることは失う手段だという常識から世界を解放することになります。

 And so the world becomes ready to understand and to receive.
 こうして、与えることは失うことにならないことを理解し受け入れる準備が世界に整います。



9. Be still and listen to the truth today.
 今日は、じっと静かにして、真理に耳を澄ましてください。

 For each five minutes spent in listening, a thousand minds are opened to the truth and they will hear the holy Word you hear.
 毎回の5分間を耳を澄まして過ごすことによって、千もの心が真理に向けて開かれます。そして、それらの心は、あなたが耳にする神聖な大いなる言葉を聞くでしょう。

 And when the hour is past, you will again release a thousand more who pause to ask that truth be given them, along with you.
 そして、1時間が過ぎると、あなたは、あなたと一緒に真理を与えてもらいたいと求めて立ち止まるさらに千もの心たちを再び解放することになるのです。



10. Today the holy Word of God is kept through your receiving it to give away, so you can teach the world what giving means by listening and learning it of Him.
 今日、あなたが与えるために神の神聖な大いなる言葉を受け取ることを通して、神の聖なる言葉が果たされます。そうすることで、あなたは、与えることが何を意味するのか神から聞いて学ぶことによって、それを世界に教えることができるようになります。

 Do not forget today to reinforce your choice to hear and to receive the Word by this reminder, given to yourself as often as is possible today:
 今日は、次の言葉をできるかぎり頻繁に自分に思い出させることによって、大いなる言葉を聞いて受け入れるという自分の選択を強めるのを忘れないでください。


Let me be still and listen to the truth.

私がじっと静かにして真理に耳を澄ませられますように。

I am the messenger of God today,
今日、私は神の使者となり、

My voice is His, to give what I receive.
私が受け取るものを与えるために、私の声は神の声となる。



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それでは、ブリトニーさんのレッスンです。




次

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 松山 健 Matsuyama Ken
この記事を書いた人:  松山 健 Matsuyama Ken

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