レッスン117(レッスン103と104の復習)

2013年10月07日
レッスン111〜120 0

When you don’t have anything, then you have everything.
あなたが何も持っていないとしたら、それは、あなたがすべてを持っているということなのです。



Mother Teresa
マザー・テレサ



もし、親友や最愛のパートナーだと思っていた人が何年もの間、毎日あなたをだまし続けていたとしたら、あなたは彼らを信用できるでしょうか? 答えは当然「ノー」でしょう。そして、これがまさに、なぜあなたが自分を信頼できないかという問いへの答えです。自分で自分を批判し、非難し、攻撃し、裏切り、傷つけていることが、自分への自信のなさや自尊心の低さの原因であり、人生や宇宙/神への信頼の欠如につながっているのです。こんなにも多くの人が自分自身、そして自分の人生の目的や人生そのもの、宇宙/神を信頼できないでいる根本的な理由は、過去に自分が自分を無条件に愛さず、自分に優しく、正直に接してこなかったと知っているからです。それどころか私たちは自分に嘘をついたり、妥協したり、諦めたり、尊重しなかったり、本当のことを言わずに自分を傷つけてきたのを知っているからです。私たちのほとんどが自分を信頼できないのは、恐れから日々、自分を裏切り続けているためです。私たちは自分の能力や幸せ、安全を、条件つきでしばしば有害な愛情、承認、支援と引き換えに他人に受け渡してしまっているのです。
理想的には、自分は自分の大親友であるべきはずなのに、自分を頻繁に裏切ったり、傷つけたりしているせいで、私たちは自分で自分を信頼することを難しくしています。先にも見てきたように、自分自身との関係が私たちが外の世界をどう見て、どう関わるかを決めるのです。私たちが人生や宇宙/神を信頼していないということは、自分のことを優しく正直で、自分の本当の気持ちや欲求、願望を尊重できる存在だと信じていない事実の表れなのです。そして、この不信感のせいで、「私は自分を愛しています」とか「私は自分を信じます」というアファメーションがしばしば空しく聞こえ、効果を感じられないのです。私たちは自分にひどい扱いをしてきたことを自覚しています。そして、いまだにそうした態度を改められていないのなら、自分を愛すべき人間とか能力のある人間だと思えないのは当然でしょう。
自分への信頼、そして自分の人生、宇宙/神への信頼を取り戻す唯一の方法は、どんな状況においても自分に正直に生き、人に嘘をつかないと誓うことです。私は、私たちが壊すことも取り上げることもできない生来の信念をもって生まれてきたことを知りました。それはまるで私たちの内側にある確信/信頼の種のようなもので、私たちの存在と人生を開花させ、みたすのをいまかいまかと待っているのです。私たちが他人からの愛、承諾、承認、支援を得るために妥協することをやめれば、自分への信頼、自尊心は自然と強まります。そして、私たちは自分の中の愛、安らぎ、喜びを完全に目覚めさせるために、すべての人生経験を選択し、創り出してきたことを思い出すのです。自分を裏切らないようになると、私たちは自分に愛情と関心をもって接することができ、これにより自分への無限の信頼を育むことができます。この過程を経て、明晰さ、確信、自信の種が大きく花開き、私たちの心を満たしてくれます。私たちの言動一つひとつを通じて、自分に正直に生きることで、私たちは自分の存在を含めたすべてのものがこれまでも、今も、そしてこれからも常に完璧であり続けることを思い出すのです。



ブレイク・D・バウアー(「あなたは苦しむために生まれたんじゃない」264ページ)







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レッスン117です。


今日はレッスン103と104の復習です。

[103] God, being Love, is also happiness.
 大いなる愛であるがゆえに、神はまた幸せでもある。


[104] I seek but what belongs to me in truth.
 私は、本当に私に属するものだけを求める。







今日は、小野不由美著「十二国記」をご紹介します。

異世界ものの原点とも言うべき壮大なファンタジー小説の傑作です。


12国

12

アニメ版が出色の出来ですので、まずアニメ版から入ってもらうととっつきやすくていいと思います(U-NEXTDMM TV)。





【序文】


1.今日から、3回目の復習が始まります。

私たちは、これから続く10日間の実習で、最近学んだ考えを毎日ふたつずつ復習します。

私たちは、これからの実習期間のための特別な形式について、これから概観していきます。あなたにはできるかぎり厳密にこの形式を守ってもらいたいと思います。



2.もちろん、ここで最善のものとして薦められている方法をあなたが毎日、毎時間、確実に実践できるとはかぎらないことはわかっています。

あなたが指定された時間どおりに実習をこなし損ねたからといって、学びが妨げられるようなことはありません。

また、あなたは遅れを取り戻そうとして、回数の面で過剰な努力を払う必要もありません。

実習を儀式化することは私たちの目指すところではないし、かえって私たちの学びの目標を挫いてしまいます。



3.しかし、あなたが自分が求められている時間を実習に捧げるのが億劫だからという理由で実習時間を飛ばしてしまうなら、学びは妨げられてしまうでしょう。

この点について自分自身を誤魔化さないようにしなければなりません。

意欲のなさは、自分にコントロールできない状況という見せかけの背後に、とてもわかりにくく隠れてしまうことがありえます。

あなたの取り組みたくないという意欲のなさを誤魔化そうとして自分で作り出した状況と、本当に実習に適していない状況とを区別できるようになってください。



4.どのような理由にせよ、あなたがやりたくないためにこなせなかった実習時間は、あなたが自分の目標について考えを改めた時点ですぐに行うようにしなければなりません。

あなたが救済を学ぶ実習に取り組む意欲が持てないとすれば、それは、救済があなたがより大切にしている目標を妨げる場合だけです。

自分の大切にしている目標に価値を置くのをやめたら、あなたがそれらの目標に費やしてきた努力を、このレッスンの実習に注ぐようにしてください。

あなたが大切にしていた目標は、あなたに何も与えてはくれませんでした。

しかし、この実習はあなたにすべてを与えてくれます。

だから、この実習が差し出すものを受け入れて、平安を得てください。



5.これからの復習では、次のような様式を用いてください。

すなわち、1日に2回、5分間、あるいは、あなたがそうしたいなら、それ以上長い時間を捧げ、指定された考えについて熟考してください。

まず、その日の練習のために書かれている考えと注釈について読みます。

それから、それらの考えや注釈について考えはじめます。その際には、あなたの心がその考えや注釈を、自分に必要なことや、自分の問題のように思えることや、すべての気がかりなことに自由に関連づけられるようにしてください。



6.その考えを自分の心に置いて、自分の心が選ぶ通りに心にその考えを使わせてください。

自分の心がその考えを賢明に用いるはずだと信頼してください。なぜなら、あなたの心の決定は、それらの考えをあなたに与えた聖霊の助けを得て下されるからです。

自分の心の中にあるものを信頼しないで、あなたに何が信頼できるでしょうか。

これからの復習では、聖霊の用いる手段が失敗に終わることはないと信頼してください。

あなたの心の英知があなたを助けるために来てくれるでしょう。

まずはじめに、心に指示を与えてください。それから、静かに信頼して寛いでください。そして、それらの考えはあなたの心が活用するようにとあなたに与えられたのだから、あなたの心にそれらの考えを使わせてください。



7.あなたは完全な信頼の下にそれらの考えを与えられたのです。それらは、あなたがうまくそれらを使うはずだとの完全な確信と、あなたがそれらの考えの持つメッセージを理解して、自分自身のためにそれらの考えを使うはずだとの完全な信頼の下に与えられたのです。

あなたも同じ信頼と自信と誠実さをもって、自分の心にそれらの考えを与えてください。

あなたの心が失敗することはありません。

あなたの心は、あなたの救済のために聖霊が選んだ手段なのですから。

そして、あなたの心は聖霊の信頼を得ているのだから、間違いなく、聖霊の手段は同じように、あなたの信頼にも値するはずです。



8.もしあなたが1日の最初の5分間を復習に捧げ、そして、同じく、自分が起きているその日の最後の5分間もまた捧げるなら、特にあなたのためになることは強く指摘しておきます。

もしこれができなかったら、少なくとも、練習を2回に分けて、1回を朝に、もう1回を寝る直前の1時間以内に行うようにしてください。



9.1日を通して行う練習は、同じように重要です。もしかすると、より大きな価値があるかもしれません。

あなたはこれまで、指定された時間だけ実習をして、そのあとは、ほかの物事に従事し、学んだことをほかの物事に適用しなくてもかまわないと考えてきたはずです。

結果として、あなたの学びは、ほとんど深まることがなかったし、あなたは自分の学びが自分にとってどんなに大きな可能性を秘めているか証明するにふさわしい機会も与えられないままになっています。

ここに、自分の学びをうまく用いる新たなチャンスがあります。



10.これからの復習では、長いほうの実習時間の合間も、あなたが怠けて学ばずにいることのないように注意する必要があることを強調しておきます。

その日のふたつの考えについて、1時間ごとに、短い時間でも真剣に復習をするように努めてください。

ひとつの考えを1時間ごとに、そして、もうひとつの考えを30分あとにずらして用いるようにしてください。

それぞれの考えにほんの短い時間をかけるだけで十分です。

その考えを繰り返し、そして、自分の心をしばらくの時間、静寂と平安の中に休ませてください。

それから、ほかの日常の物事に戻ってください。ただし、その考えを保ったままでいるようにして、その考えが1日を通してあなたが平安を保つ助けとなるようにしてください。



11.もしあなたが動揺するなら、その考えを思い出すようにしてください。

この実習時間は、あなたがその日に学んだことをあなたのするすべてのことに適用する習慣を形成するのに役立つように計画されています。

その考えを繰り返したまま放っておくことのないようにしてください。

その考えはあなたにとって限りない有用性を持っています。

そして、その考えは、あなたが少しでも助けを必要とするときはいつでも、どこでも、あらゆる方法で、あなたの役に立つようになっているのです。

それゆえ、その考えを抱いて、その日の仕事をするようにして、その仕事を神の子にふさわしく、神とあなたの大いなる自己を満足させられるような神聖なものにしてください。



12.日々の復習の課題は、毎時間に用いる考えと30分ずらして適用するほうの考えを再び宣言して終了するようにしてください。

これを忘れないでください。

ふたつの考えを宣言するこの二度目の機会が、とても大きな進歩をもたらすでしょう。こうして学んだことを復習することから来る大きな進歩は非常に大きなものなので、私たちは、堅固な基盤の上に再び歩みはじめることができます。



13.自分がどんなにわずかしか学んでいないか、忘れないでください。

これから、自分がどんなに多くを学ぶことができるか、忘れないでください。

父があなたに与えてくれたこれらの考えを復習するとき、

父があなたを必要としていることを忘れないでください。



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Lesson 117 - Review Lessons 103 & 104
レッスン117(レッスン103と104の復習)






For morning and evening review:
(朝と夜の復習のために)

1. [103] God, being Love, is also happiness.
 [103]大いなる愛であるがゆえに、神はまた幸せでもある。


 Let me remember love is happiness,
 and nothing else brings joy.

 愛が幸せであり、愛以外の何ものも喜びをもたらすことはないと、私が忘れずにいられますように。

 And so I choose to entertain no substitutes for love.
 だから、私は愛の代わりにいかなる代用も受け入れないことにする。



2. [104] I seek but what belongs to me in truth.
 [104] 私は、本当に私に属するものだけを求める。


 Love is my heritage, and with it joy.
 愛は、喜びとともに、私の受け継いでいるものだ。

 These are the gifts my Father gave to me.
 喜びと愛は、私の大いなる父が私に与えてくれた贈り物だ。

 I would accept all that is mine in truth.
 私は、真に私のものだけを受け入れることにする。



3. On the hour:
(正時の1時間ごとのために)

 God, being Love, is also happiness.
 大いなる愛であるがゆえに、神はまた幸せでもある。


On the half hour:
(正時の30分後の練習用に)

 I seek but what belongs to me in truth.
 私は、ただ本当に自分に属するものだけを求める。


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それでは、ブリトニーさんのレッスンです。





次

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It’s not how much we give, but how much love we put into giving. – Mother Teresa

 松山 健 Matsuyama Ken
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