レッスン138「天国は、私が下すべき決断だ」

レッスン131〜140 0

My Kingdom is not an earthly kingdom.
私の王国は地上の王国ではありません。

If it were, my followers would fight to keep me from being handed over to the Jewish leaders.
もしそうだったなら、私の従者たちはユダヤ人の首領たちに私が捕まらないように戦っていたはずです。

But my Kingdom is not of this world.
しかし、私の王国はこの世のものではありません。

Jesus Christ, John 18:36
イエス・キリストヨハネによる福音書第18章36節)



レッスン138です。

天国は、私が下すべき決断だ」が今日のテーマです。




天国で通用する法も、地獄にはそのままの形では行き渡りません(T25-3 知覚と選択)。

郷に入っては郷に従え
里に入りては里に従う
所の法に矢は立たぬ

と、一般的な通則も、具体的なローカル・ルールに従っている地域や人々にはそのままでは通用しません。

2.「Yet what is true in God's creation cannot enter here until it is reflected in some form the world can understand.
 しかし、神の創造において真実であるものも、この世界が理解できるような何らかの形で反映されないかぎり、この世界に入ることができません。

 Truth cannot come where it could only be perceived with fear.
 真理が恐れをもって知覚されることしかできないような場所に、真理はやってくることができません。」

この理由は、「あなたは自分が存在すると信じるものを目にするし、あなたがそれが存在してほしいと思うがゆえに、あなたはそれが存在すると信じる」という知覚の基本法則が作用するので、罪悪感に価値を置けば置くほど、攻撃が正当化される世界が知覚されるという形で地獄として現れることになるからです。

「This is in accord with perception's fundamental law: You see what you believe is there, and you believe it there because you want it there.
 このことは、知覚の基本法則と一致しています。それは、あなたは自分が存在すると信じるものを目にするし、あなたがそれが存在してほしいと思うがゆえに、あなたはそれが存在すると信じる、という法則です。」(T25-3 知覚と選択


このように攻撃が正当化されて真理に対して虚偽が対立し、善悪の二極対立が存在するようになった世界では、真理は恐怖の対象として知覚されるようになるので、真理は、この世界でも理解される二元的な形で反映されないかぎり世界の中に入って来られないようになります。

したがって、そのような世界からの脱出法が、二極対立の中から選択するという形式になるのはやむをえません。

ただし、あらゆる物事が二極対立しているように見えることになるので、選択肢は無数にあるように見えるので、一見すると、脱出はとうてい不可能に思えます。

けれども、選ぶべきものは、無数にある幻の選択肢の中にあるわけではなく、真理と幻想との間の真理だけなので、無数に選択があるように見えていても決断はひとつだけです。




Lesson 138



Heaven is the decision I must make.
天国は、私が下すべき決断だ。



1. In this world Heaven is a choice, because here we believe there are alternatives to choose between.
 この世界では、天国選択肢のひとつです。なぜなら、この世界では、私たちはその間で選び取るべき複数の選択肢があると信じているからです。

 We think that all things have an opposite, and what we want we choose.
 私たちはすべての物事には対極があり、自分の望むほうを自分は選んでいると考えています。

 If Heaven exists there must be hell as well, for contradiction is the way we make what we perceive, and what we think is real.
 もし天国が存在するなら、同じように地獄も存在するはずだということになります。なぜなら、実在を否認して実在の不在を対極として対立させることこそが、私たちが自分が知覚して、それが本当だと自分が思う対象を作り出す方法だからです。



2. Creation knows no opposite.
 創造はいかなる対極も知りません。

 But here is opposition part of being "real."
 しかし、「現実」であることの一部として、この世界には対極が存在します。

 It is this strange perception of the truth that makes the choice of Heaven seem to be the same as the relinquishment of hell.
 天国選択することが地獄を放棄することと同じであるように思わせているのは、真理についてのこの奇妙な知覚です。

 It is not really thus.
 本当は、このようなことはありません。

 Yet what is true in God's creation cannot enter here until it is reflected in some form the world can understand.
 しかし、神の創造において真実であるものも、この世界が理解できるような何らかの形で反映されないかぎり、この世界に入ることができません。

 Truth cannot come where it could only be perceived with fear.
 真理が恐れをもって知覚されることしかできないような場所に、真理はやってくることができません。

 For this would be the error truth can be brought to illusions.
 というのは、真理を恐ろしいものと知覚することは、真理を幻想にもたらすことができるという誤りだからです。

 Opposition makes the truth unwelcome, and it cannot come.
 対立が真理を寄せ付けないので、真理はやってくることができません。



3. Choice is the obvious escape from what appears as opposites.
 選択こそが、対立しているように見える状態から脱出する方法なのは言うまでもありません。

 Decision lets one of conflicting goals become the aim of effort and expenditure of time.
 決断することで、矛盾する目標のひとつだけが努力と時間を注ぐ目的になるからです。

 Without decision, time is but a waste and effort dissipated.
 決断なくしては、ただ時間はただ浪費され、努力は徒労に終わります。

 It is spent for nothing in return, and time goes by without results.
 努力は見返りのないまま費やされ、そして、何の結果も出ないまま時間は過ぎ去ります。

 There is no sense of gain, for nothing is accomplished; nothing learned.
 何かを手に入れるという感覚はありません。というのも、何も達成されないし、何も学ばれないからです。



4. You need to be reminded that you think a thousand choices are confronting you, when there is really only one to make.
 あなたが気づかなければならないのは次のことです。それは、下すべき決断は本当はたったひとつしかないというのに、あなたは自分が無数の選択に直面していると思っているということです。

 And even this but seems to be a choice.
 そして、このあなたが直面する無数の選択すら、単に選択のように見えているだけです。

 Do not confuse yourself with all the doubts that myriad decisions would induce.
 決断すべきことが無数にあるように見えることで引き起こされるあらゆる疑念のせいで混乱してはなりません。

 You make but one.
 あなたはただひとつの決断をするだけだからです。

 And when that one is made, you will perceive it was no choice at all.
 そして、そのひとつの決断がなされたとき、あなたはそれがまったく選択などではなかったと知覚するでしょう。

 For truth is true, and nothing else is true.
 というのも、本当にあるのは真理だけであり、それ以外に真実など何もないからです。

 There is no opposite to choose instead.
 真理以外にその代わりに選べる対極など存在しません。

 There is no contradiction to the truth.
 真理と矛盾するものなど存在しないからです。



5. Choosing depends on learning.
 選択は、学習に左右されます。

 And the truth cannot be learned, but only recognized.
 そして、真理は習い覚えて新たに学ぶことができるものではなく、ただ以前に知っていたことに気づいて認識することしかできないものです。

 In recognition its acceptance lies, and as it is accepted it is known.
 認識することで真理が受け入れられます。そして、真理が受け入れられたら、真理は知られることになります。

 But knowledge is beyond the goals we seek to teach within the framework of this course.
 しかし、知識は、私たちがこのコースの枠組みの中で教えようとする目標を超えるものです。

 Ours are teaching goals, to be attained through learning how to reach them, what they are, and what they offer you.
 私たちの目標は教えることのできる目標です。それは、その目標にどのように到達するか、その目標はどのようなものか、そして、その目標はあなたに何を提供してくれるのか、ということを学ぶことを通して得られる目標です。

 Decisions are the outcome of your learning, for they rest on what you have accepted as the truth of what you are, and what your needs must be.
 決断は、あなたの学びの成果です。というのも、決断は、自分が本当は何者で自分が本当は何を必要としているのかに関する真理として、あなたが何を受け入れたのかに基づいて下されるものだからです。



6. In this insanely complicated world, Heaven appears to take the form of choice, rather than merely being what it is.
 この複雑怪奇な世界では、天国は、本来のありのままの状態とは違って、選択という形をとっているように見えます。

 Of all the choices you have tried to make this is the simplest, most definitive and prototype of all the rest, the one which settles all decisions.
 あなたがこれまで下そうとしてきたあらゆる選択の中でも、この選択は最もシンプルで、最も決定的で、ほかのすべての選択の原型となる選択であり、あらゆる決断にけりをつける選択です。

 If you could decide the rest, this one remains unsolved.
 もしあなたが残りのすべての選択を決断できたとしても、この選択だけは未解決のまま残ります。

 But when you solve this one, the others are resolved with it, for all decisions but conceal this one by taking different forms.
 しかし、あなたがこの唯一の選択をし終えたなら、そのほかの選択はこの選択と一緒に解決してしまいます。なぜなら、すべての決断は、単に違った形をとることでこのひとつの選択を覆い隠すものでしかないからです。

 Here is the final and the only choice in which is truth accepted or denied.
 ここにこそ、真理が受け入れられるか拒絶されるかという、最後の唯一の選択があります。



7. So we begin today considering the choice that time was made to help us make.
 そこで、私たちは今日、この選択についてじっくりと考えはじめることにします。私たちがこの選択を下すのを助けるために時間は作られたのです。

 Such is its holy purpose, now transformed from the intent you gave it; that it be a means for demonstrating hell is real, hope changes to despair, and life itself must in the end be overcome by death.
 これこそが時間の神聖な目的であり、今、あなたが時間に与えていた意図が変容したのです。あなたはこれまで時間を、地獄が本当にあり、希望が絶望に変わり、生命それ自体が結局は死によって必ず打ち負かされてしまうことを実証するための手段にしようとしてきました。

 In death alone are opposites resolved, for ending opposition is to die.
 この世界では、対立を終わらせることは死ぬことなので、死によってのみ対立が解消されます。

 And thus salvation must be seen as death, for life is seen as conflict.
 こうして、救済は必ず死だとみなされるようになります。というのも、生命は葛藤だとみなされているからです。

 To resolve the conflict is to end your life as well.
 葛藤を解消することは、あなたの生命を終わらせることにもなるというわけです。



8. These mad beliefs can gain unconscious hold of great intensity, and grip the mind with terror and anxiety so strong that it will not relinquish its ideas about its own protection.
 このような狂気の信念は、無意識のうちにきわめて強度に心を掌握する力を得ることができ、あまりに強力に心を恐怖と不安で支配するので、心は自己防御に関する想念を放棄しようとはしません。

 It must be saved from salvation, threatened to be safe, and magically armored against truth.
 その心は、安全になることに脅威を覚えるので、救済から救われるべく、真理に対抗するために魔術で武装することを余儀なくされます。

 And these decisions are made unaware, to keep them safely undisturbed; apart from question and from reason and from doubt.
 そして、このような決断は無意識のうちになされるので、質問されたり理由を問われたり疑問を呈されたりしないまま、決断は邪魔されることなく安全に保たれます。



9. Heaven is chosen consciously.
 天国は、意識的に選択するものです。

 The choice cannot be made until alternatives are accurately seen and understood.
 選択肢を正確に見て理解しないかぎり、この選択を下すことはできません。

 All that is veiled in shadows must be raised to understanding, to be judged again, this time with Heaven's help.
 今度こそ、天国の力添えを受けて判断し直すために、影に覆われているものをすべて意識に上らせて理解しなければなりません。

 And all mistakes in judgment that the mind had made before are open to correction, as the truth dismisses them as causeless.
 そして、以前に心が下した間違った価値判断はすべて、真理がそれらを原因のないものとして退けたので、修正できるようになります。

 Now are they without effects.
 いまや、心が下した間違った判断には、何の結果もありません。

 They cannot be concealed, because their nothingness is recognized.
 それらの間違った判断が隠されてしまうことはありません。なぜなら、それらが無であることが認識されたからです。



10. The conscious choice of Heaven is as sure as is the ending of the fear of hell, when it is raised from its protective shield of unawareness, and is brought to light.
 天国が意識的に選択されるのは間違いありません。それは、無意識という防護壁が取り払われて地獄が光の下にもたらされたときに地獄に怯えることが間違いなく終わるのと同じくらい確かなことです。

 Who can decide between the clearly seen and the unrecognized?
 はっきり見えるものと気づかないものとの間での選択など、いったい誰にできるでしょうか。

 Yet who can fail to make a choice between alternatives when only one is seen as valuable; the other as a wholly worthless thing, a but imagined source of guilt and pain?
 しかし、ただ一方にだけ価値があり、他方にはまったく価値がなく罪悪感と苦痛の想像上の源でしかないとわかっているとしたら、そんな選択肢の間で選び損ねる者などいるでしょうか。

 Who hesitates to make a choice like this?
 このような選択を下すのを躊躇する者がいるでしょうか。

 And shall we hesitate to choose today?
 そうだとすれば、今日、私たちはこの選択することをためらう必要などないはずです。



11. We make the choice for Heaven as we wake, and spend five minutes making sure that we have made the one decision that is sane.
 私たちは朝起きたときに、天国を選択します。そして、5分間をかけて、自分が正気の決断を下したことを確認します。

 We recognize we make a conscious choice between what has existence and what has nothing but an appearance of the truth.
 私たちは、確かに存在するものと真理のように見えているだけの無との間での意識的な選択を自らがなすのだと認識します。

 Its pseudo-being, brought to what is real, is flimsy and transparent in the light.
 その見せかけの存在は、現実であるものの下へともたらされたとき、真理の光の中で、浅薄で見え透いたものとなります。

 It holds no terror now, for what was made enormous, vengeful, pitiless with hate, demands obscurity for fear to be invested there.
 見せかけの存在は、もはや何も恐ろしいものではなくなっています。というのも、その見せかけを巨大で執念深く、憎悪に満ちた無慈悲なものにしておくためには、その見せかけに恐怖心を抱くのための蒙昧さが必要だからです。

 Now it is recognized as but a foolish, trivial mistake.
 いまや、見せかけはただの馬鹿げた取るに足らない間違いでしかないと認識されます。



12. Before we close our eyes in sleep tonight, we reaffirm the choice that we have made each hour in between.
 今日、私たちが眠りに就くために目を閉じる前に、私たちは、1時間ごとに自分が下した選択を再び確認します。

 And now we give the last five minutes of our waking day to the decision with which we awoke.
 そして、今、私たちは、起きている1日の最後の5分間を、朝起きたときと同じ決断をすることに捧げます。

 As every hour passed, we have declared our choice again, in a brief quiet time devoted to maintaining sanity.
 私たちは日中、1時間が経過するごとに、正気を維持するために短い静かな時間をとって、自分たちの選択を再び宣言してきました。

 And finally, we close the day with this, acknowledging we chose but what we want:
 そして最後に私たちは、次の言葉によって、自分たちが望むものだけ選択することを確認して1日を終えます。


Heaven is the decision I must make.

天国は、私が下すべき決断だ。

I make it now, and will not change my mind, because it is the only thing I want.
私は、今、その決断を下し、それについて自分の心を変えることはしない。なぜなら、天国だけが私の望むものだからだ。


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それでは、ブリトニーさんのレッスンです。



次

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 松山 健 Matsuyama Ken
この記事を書いた人:  松山 健 Matsuyama Ken

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