レッスン141「レッスン121と122の復習」

2013年10月31日
レッスン141〜150 0

Only one thing is impossible for God: To find any sense in any copyright law on the planet.
さすがの神にもひとつだけできないことがある。それは、この惑星上で著作権法に多少なりとも意味を見出すことだ。



Mark Twain
マーク・トウェイン



●男は女によって動かされる

「男が力を発揮する最大の動機は、女性を喜ばせたいという願望である」
 文明以前、先史時代の男たちは、自分の偉大さを女性にアピールするためにこぞって猟をしていた。現代のハンターたちは獣の皮を家に持ち帰ったりはしないが、その代わりに美しいドレスや自動車や富を持ち帰っている。女性を喜ばせるためである。昔も今も男性の本質は少しも変わっていないのである。違っているのは、方法だけなのだ。

 男性が莫大な富を築いたり、地位や名声を得ようとしているのは、女性を喜ばせようとする願望が最大の原因なのである。というのは、男性の生涯から女性を取り上げてしまうと、莫大な富も無意味になってくる。女性を喜ばせるということは男性本来の願望である。男性を生かすも殺すも女性次第だといえよう。

 こうした男性の本質を理解し上手に付き合える女性は、ほかの女性との競争に恐れを抱く必要はない。男性は、男の社会では巨人になることもできるが、好きな女性には簡単に操られてしまうものなのだ。しかし、だからといって、多くの男性は女性に操られているということを認めようとはしないものである。それは強者でありたいと思うのが男性の本質だからである。このような男性の本質を認識している聡明な女性は、自分が男性を操っていることをオクビにも出さないものである。

 男性の中には、妻や恋人や母親、姉妹など女性の影響を受けていることを知っている人もいる。だが、彼らはあえてそれを否定しようとはしない。というのは、女性の影響なしに、いかなる男性も幸福にはなれないのだということを、よく知っているからである。この重要な真実を認識しない男性は、成功を勝ち取るための素晴らしい力を、自ら捨て去ってしまうのである。



ナポレオン・ヒル(「思考は現実化する」第15章)




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レッスン141です。






今日ご紹介するのは、バタフライ・エフェクトです。

バタフライ

シリーズものになっていますが、一作目以外はおすすめできません。

いわゆるループものは、いまやSFのサブジャンルの最右翼になったと言ってよいかもしれません。

ループものは、世界の仕組みや個人の人生の意味というテーマを考えるうえでとても有益な視点を与えてくれる舞台設定です。


M24 輪廻転生はあるか?が参考になると思います。


ウィキペたん

あらすじ(ウィキペディア(Wikipedia))
「時折、短時間の記憶を喪失することがあった少年エヴァンは、医師の勧めで治療の一環として日記を書き始める。大学生になり、記憶喪失の症状が丸7年起こらなかったことに喜び、日記を読み返すと、その日記に書かれている過去の時点に戻れる能力がある事に気づく。自分のせいで幼馴染のケイリーの人生を狂わせてしまった事を知ったエヴァンは、過去に戻り運命を変える事を決意する。しかし、過去に戻り、選択肢を変えることによって変化した現在では、必ずエヴァン本人もしくは彼が救おうとした誰かが不幸になっていた。何度過去をやり直してもケイリーを幸せに出来ないと知ったエヴァンは、ある決断をする…」

愛する女性のために何度も何度も人生を繰り返し、そのたびに失敗し、ということを繰り返した主人公は、最後には切ない決断をする結末が描かれます。

通常版のこの哀愁漂う切ない結末以外にも、ディレクターズカット版では、異なる複数のエンディングが示されます。

まずは、通常版を鑑賞してもらいたいと思います。




さて、今回の復習期間の日々のレッスンも、これまでの復習期間と同じように、ただ2つのレッスンと共通テーマが示されるだけのきわめて簡潔な文章だけで成り立っています。

ですが、復習期間のレッスンに限らず、ワークブック全体を通して、学習の中で重要なのは、本の文章を読んでいる時間ではなく、日常の中でのあてはめや朝晩等のじっくり時間をとっての瞑想のほうであることは忘れがちなので、文章の少ない復習期間はこの点を再認識するいい機会になります。

このことは、改めてしっかりと自覚しておいたほうがよいポイントです。

私たちは、ともすれば、本を読むことが学習だと勘違いしがちですが、それはその通りではありません。

私たちの行う学習は、世界から学んだことをそぎ落とす学習棄却、アンラーン(unlearning)であり、コースのテキストやワークブック等の文章は、そぎ落とすための鑿や彫刻刀のような道具と捉えるほうが正確です。

鑿や彫刻刀を用いて余計なものを削り取る作業が学習なのであり、たとえコースの文章を暗記することができたとしても、世界からの学びがこびりついたまま手付かずで残っているなら、まったく学んでいないということになります。

テキストでは読解しながらの内省がこの学習作業となる面が大きいので、読書と学習が重なり、両者の区別は困難ですが、ワークブックは、日々のテーマの実践という学習のために読書が位置づけられるという点で両者の相違がわかりやすいといえます。

もっとも、このポイントを意識していたとしても、簡潔な復習期間の文章だけでは、どうしても序文の指示に従わずに、ざっと文章を読むだけでお座なりに復習期間を過ごして、せっかくの振り返りが十分な効果を発揮できないきらいがあります。

復習期間中の簡素な文章だけでは、日中にどのように復習をするのか忘れてしまうかもしれません。

そこで、これまでの復習期間と同じように、序文の英文を省いて簡略化した文を毎日の冒頭に張り付けておきますので、これを読んでから復習に入っていただければと思います。

また、余裕があるときに元のレッスンに戻って復習できるよう復習するレッスンのテーマにリンクを貼っておきますので、もとのレッスンに戻って復習しようという余裕のある時には、クリックして活用してください。


【序文で示された復習の手順】

1.第2部でどのように真理を適用できるか学ぶための準備を自分はしているのだと意識する


2. 各々のステップをひとつに統合する中心テーマが「私の心が抱くのは、ただ神とともに思考する想念だけだ」と確認する。

この言葉は事実であり、このことは、私たちが何者なのか、そして、私たちの大いなる父がいかなる存在なのかについての真理を表している。

この想念によって、父なる神はわが子を創造し、子を神自身との共同創造者の地位に就かせたのであり、この想念こそ、救済を子に完全に保証する想念だ。

というのも、子の心の中には、大いなる父と分かち合う思い以外はいかなる想念も留まることができないからです。

赦しがなされないために、神の子はこの想念を自覚できないままになってはいるが、この想念は永遠に真実だ。



3.その中に真の赦しの欠如が念入りに隠されている多くの形態を少しでも理解することで準備を始めよう。

それらの形態は赦そうとしない思いが目に触れて気づかれてしまわないための防衛策であり、私たちに何かほかのものを見せて、自己欺瞞を修正に取って代わらせることを通して修正がなされないままに保つことを目的とする幻想なので、その本質通りに知覚されていない。



4. それでも、私たちの自己欺瞞が真理に取って代わることはできないのだから、私たちの心が抱くのは、ただ私たちが神とともに思考する想念だけだ。

だから、私たちは、この復習のそれぞれの実習時間を始めるに際しては、自分の読むレッスンを理解し、そのレッスンが私たちに伝えようとする意味を把握できるよう自分の心を整えなければならない。



5. 毎日を、自分の心を準備する時間をとることから始め、自分の心を開いて、心から惑わすような思いを一掃し、「私の心が抱くのは、私が神とともに思考する想念だけだ」という考えだけに完全に集中し、そのほかの考えは排除する。

この考えを5分間心に抱くだけで十分に、その日を神の定める方針に沿ったものとして、私たちがその日に受け取るすべての想念を神の大いなる心に委ねることになる。



6. それらの想念は、すべて神と分かち合われることになるのだから、私たちだけから生じるのではない。

だから、一つひとつの想念が神の大いなる愛のメッセージを私たちへともたらし、私たちからの愛のメッセージを神へと送り返すことになり、こうして、神自身がそう意図した通りに、万軍の主との霊的交わりは私たちのものとなる。

そして、神自身を完成させる子である私たちが神に加わるとき、神も私たちとひとつに結ばれ、私たちは完全なものとなる。



7. 私たちの準備が整ったあとに、ただその日に私たちが復習するようにと指定されたふたつの考えをそれぞれ読む。

それから、目を閉じて、それらの考えをゆっくり自分に言い聞かせるが、私たちは時間を意図された通りの目的に用いているのだから、急ぐ必要はない。

神の大いなる声を通して自分にその言葉が授けられたときのように、それぞれの言葉に神が授けた意味によってその言葉を輝かせる。

その日に私たちが復習するそれぞれの考えの中には、神が私たちに受け取るようにと置いてくれた贈り物があるので、それを受け取るように意識する。

そして、私たちは、次のような点以外には何らの型にはまった手順を用いない。



8. その日の1時間ごとに、1日を始める際に抱いた考えを私たちの心に思い浮かべて、その考えとともに静かな時を過ごす。

それから、その日に実習するふたつの考えをゆっくりと繰り返し、それらの考えが私たちのために含んでいる贈り物が見えるように十分に時間をかけ、それらの贈り物が受け取られるように意図されているところで、それらの贈り物を受け取るようにする。



9.私たちは、ほかにどんな思いも何も付け加えることなく、これらの考えをそのままのメッセージとして受け取る。

私たちが幸せと安息、果てしない静寂、完璧な確信、そして、私たちが大いなる父から承継したものとして、私たちの父が私たちに受け取るようにと意図するすべてを得るために、これ以上のことは何も必要ない。

私たちが復習を進めるに際して、実習を行う毎日は、まず、その日を自分たちにとって祝福と幸福の特別な日にしてくれたその日の考えを繰り返すことではじめ、1日を始めたのと同じようにその日を締めくくる。



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Lesson 141
レッスン141「レッスン121と122の復習」

My mind holds only what I think with God.
私の心が抱くのは、ただ神とともに思考する想念だけだ。





[121]
 Forgiveness is the key to happiness.
 赦しは、幸せになるための鍵だ。



[122]
 Forgiveness offers everything I want.
 赦しは、私の望むすべてを差し延べてくれる。





ブリトニーさんのレッスンです。





次

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It’s not how much we give, but how much love we put into giving. – Mother Teresa

 松山 健 Matsuyama Ken
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