レッスン154「私は、神の使者のひとりだ」
God requires his people to shine as lights in the world.
神は、神に従う人々に世界の光として輝くことを求めています。
It is not merely the ministers who are required to do this, but every disciple of Christ.
こうすることが求められるのは、牧師たちだけではありません。キリストを信ずるすべての人たちに、こうすることが求められているのです。

Ellen Gould White
エレン・グールド・ホワイト
100%確かな公式が一つあります。それは、「欠点も含めてありのままの自分を唯一無二の奇跡だと受け入れ、自分自身と今ある人生を楽しもうと決めれば、人生はうまくいく」というものです。あなたが自分自身と人生を楽しむことができれば、あなたも、あなたの人生も、すべて自動的によくなっていきます。

Vadim Zeland
ヴァジム・ゼランド(「タフティ・ザ・プリーステス 世界が変わる現実創造のメソッド」212ページ)

レッスン154です。
今日のテーマは、「私は、神の使者のひとりだ」です。
地上の使者と天の使者
地上の使者と天の使者はいずれも、メッセージの届け手であってメッセージの書き手ではないという点では違いはありません。
ただし、天の使者には地上の使者とは際立って異なる大きな相違点がひとつあります。
それは、彼の運ぶメッセージの第一の名宛人(「なあてにん」 荷物や証券などについて、受取人として名前を指定された人)は使者その人自身だということです。
地上の使者と異なり、天の使者は自分でメッセージを理解しなければ使者の役目を果たすことができない
なので、天の使者は、地上の使者のように、メッセージの内容を理解していなくても役目を果たせるというわけではありません。
彼は、そのメッセージの第一の受取人として、自分でメッセージを理解し受け入れることができてはじめて、そのメッセージをさらに自分以外の人たちに届けることができるようになり、それらのメッセージを受け取るべきみんなに渡すことができるようになります。
メッセージを自ら理解するための方法は?
そして、自分でメッセージを理解するための方法は、そのメッセージを他者に渡しきることです。

「12. Let us but learn this lesson for today: We will not recognize what we receive until we give it.
私たちで、今日は、次のレッスンだけを学びましょう。『私たちが自分の受け取ったものを与えないかぎり、私たちは自分の受け取ったものに気づかないだろう』。」
神が聖霊に託した唯一のメッセージ
神が聖霊に託した唯一のメッセージは、私たちの本質は神の子であり、みんなの心はひとつに結ばれているというものです。
「The Holy Spirit extends by recognizing Himself in every mind, and thus perceives them as one.
これに対して、聖霊は、あらゆる心の中に聖霊自身を認めることによって拡張し、そうすることによって、すべての心をひとつのものとして知覚します。
Nothing conflicts in this perception, because what the Holy Spirit perceives is all the same.
この聖霊の知覚には、矛盾や衝突は何もありません。なぜなら、聖霊が知覚するものはすべて同じものだからです。
Wherever He looks He sees Himself, and because He is united He offers the whole Kingdom always.
聖霊は、どこへ目を向けても聖霊自身を見ることになります。そして、聖霊はひとつに結びついているので、聖霊はつねに王国全体を差し延べることになります。
This is the one message God gave to Him and for which He must speak, because that is what He is.
このすべての心がひとつに結ばれていることこそ、神が聖霊に託した唯一のメッセージであり、必ず聖霊はこのメッセージについて語ります。なぜなら、これこそ聖霊の本質だからです。
The peace of God lies in that message, and so the peace of God lies in you.
神の平安は、このメッセージの内にあるので、神の平安はあなたの中に宿っています。」(T6-2 エゴの道具としての投影の仕組みとは? 12.)
この真理を理解するために、私たちは、兄弟に対して、私とあなたの心はひとつであるというメッセージを与えきる必要があるのです。

Lesson 154
I am among the ministers of God.
私は、神の使者のひとりだ。
1. Let us today be neither arrogant nor falsely humble.
今日、私たちは、傲慢になることも、間違った謙遜に陥ることもないようにしましょう。
We have gone beyond such foolishness.
私たちは、すでにこのような愚かさを乗り越えています。
We cannot judge ourselves, nor need we do so.
私たちには自分自身の価値を判断することはできないし、私たちには自分の価値を判断する必要もありません。
These are but attempts to hold decision off, and to delay commitment to our function.
自分の価値を判断しようとすることは、ただ決断を延期して、自分の役割を担うのを遅らせる試みにほかなりません。
It is not our part to judge our worth, nor can we know what role is best for us; what we can do within a larger plan we cannot see in its entirety.
自分の価値を判断するのは、私たちの役目ではありません。しかも、私たちには、どんな役割が自分たちにとって最もふさわしいのか知ることはできないし、より偉大な計画の中で自分に何ができるのか、その全貌を知ることもできません。
Our part is cast in Heaven, not in hell.
私たちには、天国で果たすべき役目が割り振られているのであって、地獄での役目ではありません。
And what we think is weakness can be strength; what we believe to be our strength is often arrogance.
そして、私たちが弱みだと思っていることが強みであることがありうるし、私たちがそれを自分の強みだと信じることが傲慢であることがしばしばあります。
2. Whatever your appointed role may be, it was selected by the Voice for God, Whose function is to speak for you as well.
あなたに割り当てられた役割が何であろうとも、その役割は神を代弁する大いなる声である聖霊によって選ばれたのものであり、聖霊にはあなたを代弁する役目もあるのです。
Seeing your strengths exactly as they are, and equally aware of where they can be best applied, for what, to whom and when, He chooses and accepts your part for you.
聖霊はあなたの力強さをまさにありのままに見ており、そしてまた、その強さをどこで、何に対して、誰に、いつ適用するのが最善なのかもわかっているので、あなたの代わりにあなたの役割を選択して受け入れてくれます。
He does not work without your own consent.
あなた自身の同意なくして聖霊が働くことはありません。
But He is not deceived in what you are, and listens only to His Voice in you.
しかし、聖霊は、あなたが何者なのか誤解することはありません。だから、聖霊は、あなたの中に自らの声だけを聞きます。
3. It is through His ability to hear one Voice which is His Own that you become aware at last there is one Voice in you.
聖霊だけが備えるひとつの大いなる声を聞く能力を通して、あなたはついに、ひとつの大いなる声が自分の中にあると気づくようになります。
And that one Voice appoints your function, and relays it to you, giving you the strength to understand it, do what it entails, and to succeed in everything you do that is related to it.
そして、そのひとつの大いなる声は、あなたの役割を定め、あなたに自分の役割を理解し、その役割を果たすために必要なことをなし、そして、あなたの役割に関連するあらゆることをなすことに成功する力を与えたうえで、その役割をあなたに託してくれます。
God has joined His Son in this, and thus His Son becomes His messenger of unity with Him.
あなたにこの役目を託すことで神はわが子とひとつに結びつき、こうして、神の子は、神との一体性を伝える神の使者となります。
4. It is this joining, through the Voice for God, of Father and of Son, that sets apart salvation from the world.
救済をこの世界とはかけ離れたものにするのは、神を代弁する大いなる声を介するこの父と子の結びつきです。
It is this Voice which speaks of laws the world does not obey; which promises salvation from all sin, with guilt abolished in the mind that God created sinless.
この世界が従っていない法則について語るのはこの大いなる声です。その法は、神が罪なき者として創造した心から罪悪感を廃絶して、あらゆる罪から救済することを約束するものです。
Now this mind becomes aware again of Who created it, and of His lasting union with itself.
今、この心は、自分を創造した偉大な存在が誰なのか、そして、自分自身と創造主が永遠にひとつに結びついていることについて、再び自覚を取り戻します。
So is its Self the one reality in which its will and that of God are joined.
そうして、その心の真の自己は、唯一の現実となり、その中で、その心の意図は神の意図とひとつに結びつきます。
5. A messenger is not the one who writes the message he delivers.
使者は、自分の届けるメッセージを書く者ではありません。
Nor does he question the right of him who does, nor ask why he has chosen those who will receive the message that he brings.
同じように、使者はメッセージを書く者にその資格があるのか疑ったり、メッセージの書き手がなぜ、使者がメッセージを届ける相手を受取人に選んだのか尋ねたりしません。
It is enough that he accept it, give it to the ones for whom it is intended, and fulfill his role in its delivery.
彼がメッセージを受け取り、そのメッセージを渡すべき相手に届ければ、それだけでメッセージを届ける彼の使者としての役目を果たすには十分です。
If he determines what the messages should be, or what their purpose is, or where they should be carried, he is failing to perform his proper part as bringer of the Word.
もし使者が、メッセージがどのような内容であるべきかとか、メッセージの目的は何であるかとか、メッセージがどこに届けられるべきかを自分で決めようとするなら、彼は大いなる言葉を運ぶ者として自らが担うべき役割を果たし損ねることになります。
6. There is one major difference in the role of Heaven's messengers, which sets them off from those the world appoints.
もっとも、天の使者の役割には、この世界で任命される使者とは際立って異なるひとつの大きな相違点があります。
The messages that they deliver are intended first for them.
その相違点とはこのようなものです。すなわち、天の使者の運ぶメッセージは、まずもって彼ら使者自身に宛てられているということです。
And it is only as they can accept them for themselves that they become able to bring them further, and to give them everywhere that they were meant to be.
だから、そのメッセージを自分で受け入れることができてはじめて、その使者はそのメッセージをさらに自分以外の者たちに届けることができるようになり、それらのメッセージが届くよう意図されたすべての場所に届けることができるようになります。
Like earthly messengers, they did not write the messages they bear, but they become their first receivers in the truest sense, receiving to prepare themselves to give.
地上での使者と同じように、天の使者も自分の運ぶメッセージを自分で書いたわけではありませんが、天の使者は、自分が他者に与えられるよう準備するために受け取ることになるので、真の意味でそのメッセージの最初の受取人となるのです。
7. An earthly messenger fulfills his role by giving all his messages away.
地上での使者は、自分の携えるメッセージをすべて渡しきることによって自らの役割を果たします。
The messengers of God perform their part by their acceptance of His messages as for themselves, and show they understand the messages by giving them away.
神の使者は、神からのメッセージを自分のために受け入れることによって自らの役割を果たし、そのメッセージをほかの者に渡しきることによって、自分がそのメッセージを理解したことを示します。
They choose no roles that are not given them by His authority.
神の使者は、神の権威によって自分たちに与えられた役割以外の役割を選ぶことはありません。
And so they gain by every message that they give away.
だから、神の使者は、自分がほかの者に渡す一つひとつのメッセージによって、得ることになります。
8. Would you receive the messages of God?
あなたには神からのメッセージを受け取る気はあるでしょうか。
For thus do you become His messenger.
というのも、そうすることで、あなたは神の使者となるからです。
You are appointed now.
あなたはもう、任命されているのです。
And yet you wait to give the messages you have received.
それなのに、あなたはまだ、自分がすでに受け取っているメッセージを与えずにいます。
And so you do not know that they are yours, and do not recognize them.
だから、あなたは、すでに自分が受け取っているメッセージが自分のものだとは知らず、それらのメッセージに気づきもしないのです。
No one can receive and understand he has received until he gives.
自分が与えるまでは、誰も自分がすでに受け取っているものを受け入れて、理解できるようにはなりません。
For in the giving is his own acceptance of what he received.
というのは、与えることで、彼は自分の受け取ったものを自分自身に受け入れることになるからです。
9. You who are now the messenger of God, receive His messages.
あなたはもう神の使者なのだから、神のメッセージを受け取らねばなりません。
For that is part of your appointed role.
というのも、神のメッセージを受け取ることは、あなたに定められた役割の一部だからです。
God has not failed to offer what you need, nor has it been left unaccepted.
神があなたに必要なものを与え損ねたことなどないし、それが受け入れられないままになったこともありません。
Yet another part of your appointed task is yet to be accomplished.
しかし、あなたに定められた任務のもうひとつの部分は、これから果たされることになります。
He Who has received for you the messages of God would have them be received by you as well.
あなたに代わって神からのメッセージを受け取っている聖霊は、あなたにもそのメッセージを受け取らせるつもりです。
For thus do you identify with Him and claim your own.
というのも、そうすることで、あなたは自分が聖霊とひとつであることを自覚し、神からのメッセージをわがものとする資格を得るからです。
10. It is this joining that we undertake to recognize today.
今日、私たちが認識することに取り組むのは、このように聖霊とひとつに結ばれることです。
We will not seek to keep our minds apart from Him Who speaks for us, for it is but our voice we hear as we attend Him.
私たちは、私たちのために語る聖霊から自分の心を離れたままに保とうとするのをやめます。というのは、私たちが聖霊に耳を傾けるときに聞こえるのは自分の声にほかならないからです。
He alone can speak to us and for us, joining in one Voice the getting and the giving of God's Word; the giving and receiving of His Will.
聖霊だけが私たちに語りかけ、私たちを代弁することができます。というのも、聖霊というひとつの大いなる声の中で、神の大いなる言葉を受け取ることと与えることが、神の大いなる意志を与えることと受け取ることがひとつに結ばれているからです。
11. We practice giving Him what He would have, that we may recognize His gifts to us.
私たちが神から私たちへの贈り物を認識できるように、私たちは、聖霊が持つことを意図するものを聖霊に渡す実習をします。
He needs our voice that He may speak through us.
聖霊が私たちを通して語ることができるように、聖霊は私たちの声を必要としています。
He needs our hands to hold His messages, and carry them to those whom He appoints.
神のメッセージを携え、それらのメッセージを神が指名する者たちに届けるために、聖霊は私たちの手を必要としています。
He needs our feet to bring us where He wills, that those who wait in misery may be at last delivered.
悲惨さの中で待ち侘びる者たちがついに解放されるよう神が意図する場所に私たちを遣わすために、聖霊は私たちの足を必要としています。
And He needs our will united with His Own, that we may be the true receivers of the gifts He gives.
そして、神が与える贈り物の真の受取人となることができるように、聖霊は、私たちの意志が神自身の意志とひとつに結ばれることを必要としています。
12. Let us but learn this lesson for today:
私たちで、今日は、次のレッスンだけを学びましょう。
We will not recognize what we receive until we give it.
それは、「私たちが自分の受け取ったものを与えないかぎり、私たちは自分の受け取ったものに気づかないだろう」というレッスンです。
You have heard this said a hundred ways, a hundred times, and yet belief is lacking still.
あなたは、すでにこのことを百通りの言い方で、百回は聞いてきました。それでもあなたはまだ、このレッスンを信じることができていません。
But this is sure; until belief is given it, you will receive a thousand miracles and then receive a thousand more, but will not know that God Himself has left no gift beyond what you already have; nor has denied the tiniest of blessings to His Son.
しかし、次のことだけは間違いありません。それは、あなたがこのレッスンを信じるようにならないかぎり、あなたがこれから千もの奇跡を受け取り、さらに数え切れないほどの奇跡を受け取ったとしても、あなたがすでに持っている贈り物以外に神があなたに渡していない贈り物はひとつもないし、神はほんの小さな祝福すらわが子に与えるのを拒んだことはないと知ることはないでしょう。
What can this mean to you, until you have identified with Him and with His Own?
自らが神自身と、そして、神の所有するものと同一であるとあなたが認識するまでは、このことはあなたにとって意味をなさないでしょう。
13. Our lesson for today is stated thus:
今日のレッスンは、次のように言うことができます。
I am among the ministers of God, and I am grateful that I have the means by which to recognize that I am free.
私は神の使者のひとりだ。だから、私は、自分が自由だと認識するための手段を自分が持っていることに感謝する。
14. The world recedes as we light up our minds, and realize these holy words are true.
私たちが自分の心に明かりを灯し、これらの聖なる言葉が真実だと理解するとき、この世界は遠のいてゆきます。
They are the message sent to us today from our Creator.
これらの言葉は今日、私たちの創造主から私たちに送られたメッセージです。
Now we demonstrate how they have changed our minds about ourselves, and what our function is.
今、私たちは、これらのメッセージがどんなに自分自身と自分の役割が何なのかについて私たちの心を変えたか実証します。
For as we prove that we accept no will we do not share, our many gifts from our Creator will spring to our sight and leap into our hands, and we will recognize what we received.
というのは、自分が共有していないどんな意志も受け入れないと私たちが証明するとき、私たちの創造主からのたくさんの贈り物が私たちの目や手の中に飛びこんでくるので、私たちは自分が受け取ったものを認めるようになるからです。

それでは、ブリトニーさんのレッスンです。
