奇跡のコースの朗読音声
あなたは経験に対して、自分を開いていません。それと絶え間ない触れ合いを持ってはいません。対話をしていません。だからこそ経験とあなたとの関係は、愛憎半ばするような関係になってしまうのです。うまくいっているときは起きることを愛していますが、うまくいかなければ憎みます。あなたの経験は黒白入り混じったものです。人生とは、全的な祝福か、さもなければ全的な処罰のどちらかに見えます。
真実を言えば、人生はあなたを祝福しているのでもなければ、罰しているのでもありません。人生はあなたとともに働き、あなたが何者かという真実に目覚めるのを助けてくれます。それは、あなたの教師です。絶え間ないフィードバックや修正を送り返してくれますが、あなたは耳を傾けようとしません。
耳を傾けるのを選ぶとは、自分の人生との共存関係に自分を任せ、明け渡すことです。思考、行動、修正というダンスを受け入れることです。そうすれば、これらすべてを学びのプロセスにおいて必要な、しかも味わい深いものとして経験することになります。

イエス・キリスト(ポール・フェリーニ著「無条件の愛 キリスト意識を鏡として」58ページ)