T11-Intro 私たちはエゴの子?神の子?

テキスト第11章(神かエゴか) 0

Without self knowledge, without understanding the working and functions of his machine, man cannot be free, he cannot govern himself and he will always remain a slave.”
自己を知ることなしに、自分の機械の働きや機能を理解することなしに、人は自由にはなれないし、人は自分自身を支配できず、人は奴隷であり続ける。

George Ivanovich Gurdjieff
グルジェフ




今回は、テキスト第十一章の序論 「エゴか」をご紹介します。







「最後の審判」って恐ろしいものなの?が参考になると思います。

本節では、エゴは、の生みの親になりたいという願望によって生み出された狂気の妄想の仕組みだということが述べられます。

エゴの子である私たちを生む親であり、をも凌ぐ存在であり、の子である私たちがそのエゴを生み出したとすれば、私たちは、の先祖ということになるし、自分を生み出すエゴを自分で作り出したことになります。

これでは、堂々巡りで究極的な源が存在しないことになります。


4.「When you have at last looked at the ego's foundation without shrinking you will also have looked upon ours.
 あなたがついに、怯むことなく、エゴの基盤を見たなら、あなたはまた、私たちの基盤をも見たということになります。」

私たちが作ったエゴが自分たちの親としての権威を有していることこそがエゴの狂気前提であり基盤だということです。

エゴの基盤が空疎で無意味な妄想でしかないということがわかれば、上の堂々巡りの循環の鎖からエゴの輪が外れることになるので、私たちの基盤は神であるのみだということも同時にわかることになります。

Chapter 11 God or the Ego
第十一章 エゴ


Introduction
序論



1. Either God or the ego is insane.
 エゴのどちらか一方が狂気に陥っています。

 If you will examine the evidence on both sides fairly, you will realize this must be true.
 もしあなたがエゴの両方の側の証拠をそれぞれ公正に調べてみれば、あなたにもこれが真実に違いないとわかるはずです。

 Neither God nor the ego proposes a partial thought system.
 エゴも、不完全な思考システムを提示しているわけではありません。

 Each is internally consistent, but they are diametrically opposed in all respects so that partial allegiance is impossible.
 どちらの思考システムも内部的に見るかぎり、首尾一貫しています。しかし、両者は、あらゆる点でまったく相容れないので、双方に部分的に忠実であることは不可能です。

 Remember, too, that their results are as different as their foundations, and their fundamentally irreconcilable natures cannot be reconciled by vacillations between them.
 また、双方の思考システムのもたらす結果はその基盤と同様に異なっているので、双方の思考システムの根本的に相容れない本質を、両者の間を都合よく行き来することによって調和させることはできないことも覚えておいてください。

 Nothing alive is fatherless, for life is creation.
 生きているもので親を持たないものは何ひとつありません。というのは、生命とは創造することだからです。

 Therefore, your decision is always an answer to the question, "Who is my father?"
 したがって、あなたは決断を下すたびに、「誰が私の親なのだろうか」という疑問に答えていることになります。

 And you will be faithful to the father you choose.
 そして、あなたは自分が選択する親に忠実になります。



2. Yet what would you say to someone who believed this question really involves conflict?
 しかし、つぎの疑問が本当に矛盾をはらんでいると信じている者に、あなたはどう答えるつもりでしょうか。

 If you made the ego, how can the ego have made you?
 もしあなたがエゴを作り出したのであれば、どうしてそのエゴがあなたを作ることができたのでしょうか。

 The authority problem is still the only source of conflict, because the ego was made out of the wish of God's Son to father Him.
 依然として、権威問題だけが唯一の葛藤の源です。なぜなら、エゴはの生みの親になりたいというの子の願望から生み出されたものだからです。

 The ego, then, is nothing more than a delusional system in which you made your own father.
 それゆえ、エゴとは妄想を生み出す仕組みでしかなく、その妄想システムの中で、あなたは自分の親を作り出したと妄想しているのです。

 Make no mistake about this.
 このことを誤解してはなりません。

 It sounds insane when it is stated with perfect honesty, but the ego never looks on what it does with perfect honesty.
 完全に率直に言うなら、これは狂気の沙汰としか思えないはずです。しかし、エゴが自らのなすことをと完璧な正直さをもって見ようとすることは絶対にありません。

 Yet that is its insane premise, which is carefully hidden in the dark cornerstone of its thought system.
 とはいえ、あなたが作り出したエゴがあなたの生みの親としての権威を持ってしまっていることがエゴの狂気前提です。そして、この前提はエゴの思考システムが依拠するの礎石の中に用心深く隠されています。

 And either the ego, which you made, is your father, or its whole thought system will not stand.
 だから、あなたが作り出したエゴがあなたの生みの親であるか、そうでなければ、エゴの全思考システムが破綻するか、そのいずれかだということになります。

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3. You make by projection, but God creates by extension.
 あなたは投影することによって作ります。それに対して、神は拡張することによって創造します。

 The cornerstone of God's creation is you, for His thought system is light.
 神の創造の基盤はあなたです。というのも、神の思考システムはだからです。

 Remember the Rays that are there unseen.
 見えないながらも確かに存在する、あの大いなるのことを思い出してください。

 The more you approach the center of His thought system, the clearer the light becomes.
 あなたが神の思考システムの中枢に近づけば近づくほど、そのはより明瞭になってきます。

 The closer you come to the ego's thought system, the darker and more obscure becomes the way.
 反対に、あなたがエゴの思考システムに近づけば近づくほど、道は一段と暗くなって、よりいっそう見えにくくなってきます。

 Yet even the little spark in your mind is enough to lighten it.
 しかし、あなたの心の中にあるほんの小さな閃でも、あなたの行く手を照らすには十分です。

 Bring this light fearlessly with you, and bravely hold it up to the foundation of the ego's thought system.
 恐れることなく、このを携えて行きなさい。そして、果敢にそのを掲げて、エゴの思考システムの基盤を照らし出すのです。

 Be willing to judge it with perfect honesty.
 自分をごまかさずにとことん正直にエゴの思考システムに価値判断を下す意欲を持ってください。

 Open the dark cornerstone of terror on which it rests, and bring it out into the light.
 エゴの思考システムが依拠する恐怖というの礎石を露わにして、それを光の中へともたらすのです。

 There you will see that it rested on meaninglessness, and that everything of which you have been afraid was based on nothing.
 光の中でなら、あなたにも、エゴの思考システムが無意味さに基盤を置いていたことがわかるようになるし、また、あなたが恐れを抱き続けてきたことがひとつ残らず、無にその基盤を置いていたことがわかってくるはずです。



4. My brother, you are part of God and part of me.
 私の兄弟よ、あなたは神の一面であり、私の一面でもあります。

 When you have at last looked at the ego's foundation without shrinking you will also have looked upon ours.
 あなたがついに尻込みすることなくエゴの基盤を見たなら、あなたはまた、私たちの基盤をも見たことになります。

 I come to you from our Father to offer you everything again.
 私たちの大いなるの下から私があなたの許へとやってきたのは、再びすべてをあなたに与えるためです。

 Do not refuse it in order to keep a dark cornerstone hidden, for its protection will not save you.
 の礎石を隠し続けようとして、私が差し延べるものを拒絶してはなりません。というのは、そんな礎石を守ったところで、それはあなたを救ってはくれないからです。

 I give you the lamp and I will go with you.
 私はあなたにランプを与えて、私があなたと一緒に進みましょう。

 You will not take this journey alone.
 あなたは、ひとりきりでこの旅路を進むわけではないのです。

 I will lead you to your true Father, Who hath need of you, as I have.
 あなたの真に偉大な生みの親の下へと、私があなたを導いてあげましょう。大いなるは、私があなたを必要としているのと同じように、あなたを必要としているからです。

 Will you not answer the call of love with joy?
 あなたは、愛の呼びかけに、喜びをもって答えずにはいられないはずです。


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 松山 健 Matsuyama Ken
この記事を書いた人:  松山 健 Matsuyama Ken

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