レッスン2「自分の見ているすべての物が自分にとって持っている意味はすべて私が与えたものだ」
I used to believe that prayer changes things, but now I know that prayer changes us, and we change things.
私は以前は、祈りが物事を変えるものだと信じていました。けれど今では、祈りは私たちを変えるのであり、私たちが物事を変えるのだとわかっています。

Mother Teresa
マザー・テレサ
It might be possible that the world itself is without meaning.
世界それ自体には何の意味もないのかもしれない。

Virginia Woolf, Mrs. Dalloway
ヴァージニア・ウルフ

ワークブックのレッスン2です。
わけがわからなくても、しばらくは我慢!
今日はレッスン2で、ワークブックへの取り組みがはじまったばかりなので、まだまったく勝手がわからない状態だと思います。
レッスン2では、その日のレッスンのテーマをあてはめる練習の回数についてはレッスン1と同じように行うように指示されています。
レッスン1の該当箇所を張り付けておきます。
「4. Each of the first three lessons should not be done more than twice a day each, preferably morning and evening.
これからの最初の3つのレッスンはどれも、朝と夜に行うのが望ましいですが、1日に2回以上は行わないようにしてください。
Nor should they be attempted for more than a minute or so, unless that entails a sense of hurry.
また、その実習は、それが急き立てられるような感じを伴うのでないかぎり、1分程度よりも長くは行わないほうがよいでしょう。
A comfortable sense of leisure is essential.
快適な余裕のある感覚を持つことが重要です。」

レッスン1では、自分の目にする物には何の意味もないという考えをあてはめていきましたが、今回は、自分の目にする物が自分にとって持っている意味はすべて、自分が与えたものだという考えを実際に自分の目にする対象物に即して適用する練習をします。
ワークブックをこなす際には、テキストやマニュアルと連動させて理論的な理解があると実習の効果も高まります。
簡単な奇跡と難しい奇跡ってあるの?の記事がレッスンの参考になると思いますので、先に、目を通していただいてからレッスンに入られるとよいと思います。

Workbook Lesson 2
I have given everything I see all the meaning that it has for me.
自分の見ているすべての物が自分にとって持っている意味はすべて私が与えたものだ。
I have given everything I see in this room [on this street, from this window, in this place] all the meaning that it has for me.
この部屋の中で(この通りで、この窓から、この場所で)私が見ているあらゆるものが自分にとって持つすべての意味を与えたのは私です。
1. The exercises with this idea are the same as those for the first one.
この考え方に関する実習は、最初の実習と同じように行います。
Begin with the things that are near you, and apply the idea to whatever your glance rests on.
あなたの近くにあるものから始めて、あなたの目に留まるものであれば何にでも、この考えをあてはめてみてください。
Then increase the range outward.
それから、外に向けて範囲を広げていってください。
Turn your head so that you include whatever is on either side.
あなたの顔を左右に向けて、どちらの側にあるどんなものでも含めるようにしてください。
If possible, turn around and apply the idea to what was behind you.
できれば、後ろにも振り返って、自分の背後にあった物にもこの考えをあてはめてみてください。
Remain as indiscriminate as possible in selecting subjects for its application, do not concentrate on anything in particular, and do not attempt to include everything you see in a given area, or you will introduce strain.
この考えをあてはめる対象を選ぶに際しては、できるかぎり無差別に選ぶように心がけて、何か特定のものに注意を集中したり、一定の範囲に見えるものをひとつ残らず含めようとしたりしないでください。そうしないと、あなたはストレスを感じてしまうでしょう。
2. Merely glance easily and fairly quickly around you, trying to avoid selection by size, brightness, color, material, or relative importance to you.
大きさや明るさ、色や素材、あるいは、それがほかのものに比べてあなたにとって重要かどうかによって選別しないように努めながら、あなたの周りを素早くざっと見回してください。
Take the subjects simply as you see them.
ただ単にあなたの目に留まったものを対象にしてください。
Try to apply the exercise with equal ease to a body or a button, a fly or a floor, an arm or an apple.
この実習を、身体にも、ボタンにも、蝿や床にも、腕やリンゴにも、同等の気軽さであてはめるようにしてください。
The sole criterion for applying the idea to anything is merely that your eyes have lighted on it.
どんな物を対象にするにせよ、この考えを適用する際のたったひとつの基準は、単にそれがあなたの目に留まったかどうかだけです。
Make no attempt to include anything particular, but be sure that nothing is specifically excluded.
特定の何かを含めようとしないだけでなく、特別に何かを除外することもないように注意してください。


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