レッスン248「何であれ、苦しむものは私の一部ではない」
I'm afraid I can't explain myself, sir.
いもむしさん、申し訳ないんですけど、私、自分の思ってることを説明できないです。
Because I am not myself, you see?
だって、私、自分じゃないんですもの。おわかりでしょ?

Lewis Carroll, 'Alice In Wonderland'.
ルイス・キャロル(「不思議の国のアリス」)
骨によって形作られ、皮膚にて上を覆われて
汚物によって中を満たされた
そのように汚れた肉体が、どうしてそれとは異なった
「知覚する者」である、「自身」であり得ようか?

シャンカラ(「識別の宝玉」より)

レッスン248です。
「何であれ、苦しむものは私の一部ではない」が今日のテーマです。
まず、世界とは何かをご覧ください。

実在の不在を体験できるのは偽りの自己だけ
「What is in pain is but illusion in my mind.
苦痛を味わっているのは、私の心の中の幻想でしかありません。
What dies was never living in reality, and did but mock the truth about myself.
死ぬような存在は、現実においては、一度も生きたためしなどないまがいもので、単に本当の私であるふりをしていただけだったのです。
Now I disown self-concepts and deceits and lies about the holy Son of God.
今、私は、聖なる神の子についての小さな自己の概念と欺瞞と嘘を手放します。」
私たちが自分だと思っている人間、エゴ・身体というアバターは本当の自分ではなく、自分のふりをしている偽りの自己像でしかないことが明確に述べられています。
本当の自分に戻るには、偽りの自己は真の自己ではないと認識し、そのうえで真の自己とは何なのかを認識すること
本当の自分を取り戻すには、まず、自分だと思っている人間という人形は本当の自分ではないと認識することが第一歩です。
そこで立ち止まってしまうと、自分が誰だかわからない状態に陥ってしまうだけなので、そこからさらに、第二歩として、本当の自分が何なのか認識するという歩みを踏み出すことが必要です。
神に創造されたままの神の子が本当の自分だというのがこのステップですが、2つあとのレッスン250で、この点に絞って考えることになります。

Lesson 248
Whatever suffers is not part of me.
何であれ、苦しむものは私の一部ではない。
1. I have disowned the truth.
私は、真理が自分のものであることを否認してきました。
Now let me be as faithful in disowning falsity.
これからは、それと同じくらい真摯に私が偽りを手放せますように。
Whatever suffers is not part of me.
何であれ、苦しむものは私の一部ではありません。
What grieves is not myself.
悲しんでいるのは、私自身ではありません。
What is in pain is but illusion in my mind.
苦痛を味わっているのは、私の心の中の幻想でしかありません。
What dies was never living in reality, and did but mock the truth about myself.
死ぬような存在は、現実においては、一度も生きたためしなどないまがいもので、単に本当の私であるふりをしていただけだったのです。
Now I disown self-concepts and deceits and lies about the holy Son of God.
今、私は、聖なる神の子についての小さな自己の概念と欺瞞と嘘を手放します。
Now am I ready to accept him back as God created him, and as he is.
今、私には、神が彼を創造し、今もそうであるありのままの姿で、聖なる神の子を受け入れる用意ができています。
2. Father, my ancient love for You returns, and lets me love Your Son again as well.
父よ、私のあなたへの古来の愛が戻ってきて、私があなたの子を再び愛せるようにしてくれます。
Father, I am as You created me.
父よ、私はあなたに創造されたままの私です。
Now is Your Love remembered, and my own.
今、あなたの大いなる愛を思い出しました。そして私の愛も思い出しました。
Now do I understand that they are one.
今、私は、あなたの大いなる愛と私の愛がひとつのものであることを本当に理解しています。

それでは、ブリトニーさんのレッスンです。

- 関連記事
-
-
レッスン250「私が自分自身を限られた存在とみなしませんように」
-
レッスン249「赦しがすべての苦悩と喪失を終わらせる」
-
レッスン248「何であれ、苦しむものは私の一部ではない」
-
レッスン247「赦しなくしては、私は依然として盲目のままだろう」
-
レッスン246「父なる神を愛することは、神の子を愛することだ」
-
レッスン245「父よ、あなたの平安が私とともにあるので、私は安全です」
-
レッスン244「私は、世界のどこにいようとも危険にさらされることはない」
-
レッスン243「今日、私は、何が起ころうとも、価値判断しないことにする」
-
レッスン242「今日は神の日だ。今日という日は、神に捧げる私からの贈り物だ」
-
レッスン241「この聖なる瞬間に救済が到来する」
-