レッスン258「自分の目的地が神であることを私に思い出させてください。」

2014年03月16日
レッスン251〜260 0

The goal of prayer is the ear of God, a goal that can only be reached by patient and continued and continuous waiting upon Him, pouring out our heart to Him and permitting Him to speak to us.
祈りは最終的に神の耳に辿り着くべきです。この目的地には、忍耐強く絶え間なく持続して神を待ち続け、私たちの心を神に注ぎ続けて神が私たちに語りかけられるようにすることによってのみ到達できます。

Only by so doing can we expect to know Him, and as we come to know Him better we shall spend more time in His presence and find that presence a constant and ever-increasing delight.
そうすることによってのみ、私たちは神を知ることを期待できます。そして、私たちが神をよりよく知るにつれ、私たちは神の臨在においてより時を過ごすようになり、神の臨在に、絶え間なくいや増すばかりの喜びを見出すようになります。



E.M. Bounds
エドワード・マクケンドリー・バウンズ




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レッスン258です。

「自分の目的地が神であることを私に思い出させてください。」が今日のテーマです。


まず、罪とは何かをご覧ください。





私たちの目指す最終目的地

自分の真の目標を追い求めるためには、それを紛らわせる偽りの目標を排除すること、そして、真の目標を明確に掲げることが必要です。

そして、この真の目標は神を思い出すことであり、私たちの目指す最終目的地は神です。

よく自己啓発本で、「目的」とマイルストーンとしての「目標」と目標を目指して進む歩みとしての「課題」等の定義付けと区別の重要性が語られたりします。

この点で、"goal"を「目標」と訳すと違和感を覚えるという方もいるかもしれません。

今回のテーマは神への到達という究極の課題なので、「目標」ではなく「目的地」にしてみました。


鮭のように源へと遡上する必要はない

私たちの父なる神は私たちの大本であり、このコースはそのために辿るべき道を示してくれるものです。

ただし、私たちは、鮭が産卵のために生まれた川を遡上してゆくように、光の拡張を逆転させて、ソースである神の下へと戻っていかねばならないわけではありません。

というのも、私たちの本質である神の子自身が神の拡張であり神と等しい存在なのだから、放っておいても私たちの本質は神から離れていない神と同じ存在だからです。

投影という誤創造によって生み出された幻想世界の中にあってすら、エゴのスライドで投影像を映し出す光である私たちあっての幻想なのだから、目指す神は、私たちが探すどこにでも在り、私たちがヴィジョンで見さえすればいつでもどこにでも見つかるわけです。


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Lesson 258

Let me remember that my goal is God.
自分の目的地が神であることを私に思い出させてください。



1. All that is needful is to train our minds to overlook all little senseless aims, and to remember that our goal is God.
 必要なのは、あらゆる卑小で無意味な目的の数々を無視するよう私たちの心を訓練して、自分たちの目的地が神であることを思い出すことだけだ。

 His memory is hidden in our minds, obscured but by our pointless little goals which offer nothing, and do not exist.
 ただ単に、何ももたらさず、存在もしないような私たちの的外れな取るに足らない目標にぼやかされているだけで、神の記憶は私たちの個別の心の中に隠されている。

 Shall we continue to allow God's grace to shine in unawareness, while the toys and trinkets of the world are sought instead?
 私たちは、この世界のおもちゃのようなガラクタを追い求めたまま、その間も輝きを放ち続けている神の恵みに気づかないままでいてよいのだろうか。

 God is our only goal, our only Love.
 神こそ、私たちの唯一の最終目的地であり、私たちの唯一の大いなる愛だ。

 We have no aim but to remember Him.
 私たちは、神を思い出すこと以外にはいかなる目的も持っていない。



2. Our goal is but to follow in the way that leads to You.
 私たちが目指すのは、ただあなたへと至る道を辿ることだけです。

 We have no goal but this.
 私たちには、これ以外の目的地はありません。

 What could we want but to remember You?
 はたして私たちに、あなたを思い出すことをおいてほかに、何を望むことができるというのでしょう。

 What could we seek but our Identity?
 自分たちの真のアイデンティティーのほかに、いったい何を私たちが求めることができるでしょう。


名称未設定


それでは、ブリトニーさんのレッスンです。





次

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 松山 健 Matsuyama Ken
この記事を書いた人:  松山 健 Matsuyama Ken

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