レッスン277「私が自分で作り出した法則によってあなたの子を束縛しませんように」

2014年04月08日
レッスン271〜280 0

We forge the chains we wear in life.
人生において我々を縛る鎖を作っているのは、自分自身なのだ。



Charles John Huffam Dickens
チャールズ・ディケンズ



You will not break loose until you realize that you yourself forge the chains that bind you.
あなたが自分で自分を縛る鎖を作っていると理解するまで、あなたが束縛から抜け出すことはないだろう。



Gary R. Renard, The Disappearance of the Universe
ゲイリー・レナード(「神の使者」より)




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レッスン277です。

「私が自分で作り出した法則によってあなたの子を束縛しませんように」が今日のテーマです。


まず、キリストってなに?をご覧ください。





神の法

「What you project or extend is real for you.
 あなたが投影したり拡張したりするものは、あなたにとっての現実となります。

 This is an immutable law of the mind in this world as well as in the Kingdom.
 あなたが投影したり拡張するものがあなたの現実となるということこそ、王国においてと同様に、この世界においても、不変の心の法則です。」(T7-2 神の法)


神の子が従うのは、この神の法・愛の法(レッスン344「今日、私は愛の法を学ぶ。それは、私が自分の兄弟に与えるものは自分に対する私からの贈り物だということだ」)のみです。


例外がないゆえに誤用もできる

ただし、この神の法の適用には例外はないので、間違って使うことも可能です。

つまり、神の子は自由なので、自分で自分を制限、束縛する自由もあります。

なので、自分で作り出した法則で自分を束縛することは可能です。

したがって、神の子は自由であるがゆえに、自分を縛る自由すら持っており、その帰結として、神の子は無制約の自由を持つが、その無制約さゆえに、神の子の自由には、ひとつだけ例外があることになります。


自分を不自由にする自由

つまり、神の子には、自分を不自由にする自由があるわけです。

「He is not bound except by his beliefs.
 神の子は何ものにも束縛されませんが、自分の信念による場合だけは例外です。

 Yet what he is, is far beyond his faith in slavery or freedom.
 それでも、神の子の本質は、彼が自分が奴隷状態にあると信じようが自由であると信じようが、そんなことによっては、まったく何の影響も受けません。

 He is free because he is his Father's Son.
 神の子は、彼の父の子であるがゆえに自由だからです。」


神には、強制的に子を自由にする介入はできない

神の子の持つ自分を不自由にする自由を神の子が行使して不自由になっている状態に神が介入して強制的に神の子の不自由を解くとすれば、その時点で、神の子の自由には例外があることになり、神の子は自由ではなくなります。

そして、神の子と神はひとつなので、神は自らの自由を侵害することになるので、神には子を強引に自由にすることはできないことになります。

そして、この理屈でそもそも神には、わが子に自由を強制できないけれど、仮にできたとしても、神にはわざわざ強引にわが子に自由を強制する必要はありません。

というのも、神の子は完全に自由なのであり、例外として自分を縛ることができるといっても、神に創造された自由を全廃することができるわけではなく、自分を不自由にできると信じるだけの信念の問題でしかないので、神の子の気づきひとつで簡単に自由に復帰できるからです。




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Lesson 277

Let me not bind Your Son with laws I made.
私が自分で作り出した法則によってあなたの子を束縛しませんように。



1. Your Son is free, my Father.
 わが父よ、あなたの子は自由です。

 Let me not imagine I have bound him with the laws I made to rule the body.
 身体を支配するために私が作り出した法則で私が神の子を束縛していると、私が想像しませんように。

 He is not subject to any laws I made by which I try to make the body more secure.
 神の子は、私が身体をより安全なものにしようとして私が作り出したいかなる法則にも、縛られてはいません。

 He is not changed by what is changeable.
 神の子が、変わりうるものによって変えられることはありません。

 He is not slave to any laws of time.
 神の子は、どのような時間の法則にも従属することはありません。

 He is as You created him, because he knows no law except the law of love.
 神の子は、あなたが彼を創造したままです。なぜなら、神の子は愛の法以外のいかなる法則も知らないからです。



2. Let us not worship idols, nor believe in any law idolatry would make to hide the freedom of the Son of God.
 私たちが偶像を崇拝しませんように。そして、私たちが、神の子が自由であることを隠蔽するために偶像崇拝が作り出そうとするいかなる法則も信じませんように。

 He is not bound except by his beliefs.
 神の子は何ものにも束縛されませんが、自分の信念による場合だけは例外です。

 Yet what he is, is far beyond his faith in slavery or freedom.
 それでも、神の子の本質は、彼が自分が奴隷であると信じようが自由であると信じようが、そんなことによっては、まったく何の影響も受けません。

 He is free because he is his Father's Son.
 神の子は、彼の父の子であるがゆえに自由だからです。

 And he cannot be bound unless God's truth can lie, and God can will that He deceive Himself.
 そして、神の真理が偽ることができ、神が自分自身を騙すことを意図できるというのもでないかぎり、神の子が束縛されることなどありえないことです。


名称未設定


それでは、ブリトニーさんのレッスンです。





次

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 松山 健 Matsuyama Ken
この記事を書いた人:  松山 健 Matsuyama Ken

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